成長するフランチャイズ本部の初期要件
2024年2月24日付のプレスリリースによると、
フランチャイズビジネスインキュベーション株式会社が展開する鰻専門店「鰻の成瀬」が、間もなく100店舗になる
とのことです。
1号店の横浜店のオープンから、わずか1年5か月で99店舗まで拡大したようです。
店舗ビジネスを拡大する方法として、直営展開とフランチャイズ展開の二つの選択肢がありますが、弊社の立場としては、成功要因を押さえておけば、フランチャイズ展開の方が優位であると思っています。
直営展開の場合は、
経営者の直接的な管理下で利益を最大化することができますが、出店資金の調達が課題となり、展開スピードが遅くなりがちです。
どれだけ利益が出ていても、支援してくれる銀行さんは、
「この辺で踊り場を作りましょう」
と言って、出店を止めて利益を積み上げることを推奨してきます。
その結果、数店舗~10店舗くらいの直営店が出ると、数年は出店が止まってしまい、後発チェーンに抜かれてしまうことも多いです。
フランチャイズ展開の場合は、
店舗運営のバラつきが懸念されますが、他人資本による多店舗化が可能であり、出店スピードを加速させることができます。
ところが、他人資本で多店舗化することに慎重になりすぎて、
・しっかりとしたマニュアルが必要
・理念を共有してくれる企業としか契約しない
・地元の有力企業に加盟して欲しい
、、、、、
という感じで、理想のチェーンを想定して活動するあまり、一向に加盟店が増えないなんてことがあります。苦笑
成功するフランチャイズ本部の初期要因
弊社では、過去にいくつもの急成長していくフランチャイズ本部を見てきましかが、それら企業に共通する要素があります。
それは、
1、明確な独自性
→特許、システム、仕入れ、加工技術、意匠など、明確な独自性を持つことが重要です。
2、マニュアルの継続的な改善
→完璧を求めず、成長とともにマニュアルを改善する体制を整えることが必要です。
3、スピード重視の組織風土
→競合に負けないためには、素早い展開が不可欠です。
独自性を強化し、迅速に展開する意志があれば、フランチャイズ展開は大きな成功をもたらす可能性があります。
皆さんも、ご自身のビジネスを一気に広げてみませんか?