5.JCで卒業までにやろうと決めたこと(2016年12月)
ここで卒業までの目標をたてる
いよいよ正式にJCに入会し、所属委員会も決めました。
財運は、JC的には正直扱いは小さく、地味と思われている委員会です。(1月の新体制お披露目例会でも、一番最後に呼ばれるポジションです)
それなのに、時間が限られている中で、財運を選んだのは理由がありました。
実は、僕がJCや同友会での動き方を考える上でベースにしている本があります。
それは、ピーター・ドラッカーの『非営利組織の経営』という本です。
この中には、ボランティアというもののメリットとは何かが書かれており、それは本業では取得できないノウハウ・特技や人脈を得ることだと書かれており、少なくともアメリカでは、報酬の出ない非営利組織のボランティアをする目的として認識されているようです。
僕も常に、本業+子育てがある中で、限られた時間を何に使うと、今後の本業にいい影響があるのかを考えて過ごしています。
そのため、これから卒業まで、自分がJCで何を得ていきたいのかについて、この時大枠は考えていました。
卒業まで実質残り3年ということで、
1年目:財運で営業力をGETする
2年目:地区委員会で社会事業ノウハウをGETする
3年目:2年目までで人脈・会議手法の取得漏れがあったらフォローする
というような感じで考えていました。
実際は、これに大組織の設えノウハウや広報手法(プレスリリースの仕方、日々の発信の意味と発信するべき内容)についても取得することができたので、本当に有意義な3年強だったと思っています。
これからJCでの活動を考えているみなさんへ
JCや同友会のような非営利組織は、目的をいかに明確に持って入るかによって、自分が得る成果が大きく変わっていきます。
JCは、アクティブに活動していくと時間もお金もかかり大変ですが、委員長を経験しなかった僕でも、上記のような本業では得られなかったたくさんのノウハウを手にすることができました。
これからJCをふくめ、どこかの非営利組織で活動を考えている方は、ぜひ明確な目的をもって、なにかを頼まれたら「ハイ」か「YES」か「喜んで」の精神で活動してみてください。
きっと自分が考えていた以上の成長が、あなたを待っていると思います。
委員会への出向のため、届け出をする
さて、地区委員会以外の委員会に出向するためには、JCの事務局に出向届を提出しなければなりません。
しかし、なんとか出向届の書類は人づてに手に入れたものの、なにやら書面に推薦者として理事長の署名が必要なようです。
「え、理事長に直接会って書いてもらわんといけんの…?」
もちろん理事長なんてつながっていません。
それに、一年目にして誰のつながりもないのに
「東京と日本JCの財運に行きます!」
とか言うということは、よっぽどいろいろ知ってるんだろうな、という雰囲気があり、こんな基本的な事もわかってないのに何イキがってんだ!?と思われるんじゃないか、なんてことを考えてしまい、なかなか人に聞けずにいました。
あまりにもスピード入会してしまったため、こういうこまごまとしたことを聞ける間柄の人脈がいない僕は、ちょっと途方に暮れました。
いよいよ時間が無くなり窮した僕は、来年お世話になるD議長に勇気を振り絞って連絡をし、どうすればいいのか聞きました。
するとD議長、
「あ、それは事務局でやってくれるから大丈夫だよー」
とフランクに答えてくださり、心が一気に軽くなった僕は、無事に翌年からの委員会出向を果たすことができたのでした。
そして、ついに年が明け、本格的にJC活動がはじまるのでした。
つづきます