【ラジオ・de・ミーツ Vol.4】「そこにいるだけで笑顔になるミーツ」NPO法人月と風とスタッフ 景山幸信さん
障がいがあってもなくても楽しめるフェス「ミーツ・ザ・福祉」。今年から新しく音声でミーツ・ザ・福祉について知ることのできる「ラジオ・de・ミーツ」が始まりました。
今回のゲストは、ミーツ・ザ・福祉の運営メンバーで、障がい者支援団体「NPO法人月と風と」でスタッフを務める景山幸信さん。運営メンバーのながのっちとかほちゃんが、景山さんにお話を聞きました。
ながのっち:景山さんがミーツに関わり始めたのはいつからですか?
景山:今から約7年前ですね。元々「ミーツ・ザ・福祉」は、市が主催する「市民福祉の集い」というイベントだったんです。平成27年に私が働いているNPO法人月と風とが運営に関わるようになって「ミーツ・ザ・福祉」という名前になりました。ミーツに関わり始めたのはそれからですね。
ながのっち:なるほど。景山さんは毎年ミーツの運営に関わっていますが、今年はどんなことをしていますか?
景山:今年は広報チームとアクセシビリティ向上チームに関わっています。それと、神戸にある通信販売会社フェリシモさんとのコラボ企画にも関わっていますね。
ながのっち:今年はミーツ当日にフェリシモさんが出店してくださるんですよね。フェリシモさんとミーツのコラボは今年が初めてですが、具体的にはどんなことをするのでしょうか?
景山:今考えているのは、フェリシモさんとNPO法人月と風とで運営しているチャリティーショップ「ふくる」がコラボする企画です。フェリシモさんのアイテムとふくるで売っている古着を使ってコーディネートをするという企画が進行中ですね。
フェリシモさんは福祉と関わりがない印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、実は障がい者手帳を入れる可愛らしいグッズなども販売されているんです。中には、誰もが着心地の良い、前後ろや裏表のない服も。当日はどんな時間になるかなと僕自身も楽しみながらこのコラボ企画に関わっています。
かほ:それは楽しみですね!ちなみに服の試着はできるんですか?
景山:できる方向で準備を進めています。フェリシモさんは普段、通信販売をされているので、お客さんに商品を手にとってもらえる機会が少ないらしいんですよね。ぜひブースに来ていただいて試着してくださいとのことです。
ながのっち:楽しみですね。フェリシモさんとのコラボ企画のほかに、恋する♡ミーツという企画も今年初めての取り組みですよね?
景山:そうですね。ミーツでは一般の方に開かれたオープンミーティングという話し合いの場があるんですけど、そこである参加者の方が「障がいがあっても恋愛がしたい。恋人がほしい」と言ったんです。恋する♡ミーツは、その声がきっかけになって始まった企画です。当日集まった方々と交流しながら出会いを楽しむ企画になっていますが、詳細については本番のお楽しみということで。
ながのっち:なるほど。ミーツは一人ひとりから出た声を叶えられる場でもあるんですね。今までミーツに関わってきた中で、印象的だったことはありますか?
景山:今年でミーツも7年目になるんですけど、立ち上げ当初に関わった方で視覚障がいのある女性がいました。どのように物事を記憶するかという話になったときに、その方は「ノートをめくりながらテキストを確認するようなイメージで記憶に残すんだ」と話してくれました。
そのとき、僕自身は「風景を一枚の写真に切り取るように記憶している」と話したんですね。記憶をすることひとつとっても、これだけ感覚が違うんだなと思いましたね。この出会いが特に印象に残っています。
ながのっち:そんな出会いがあったんですね。最後に、みなさんに向けてメッセージをお願いします。
景山:ミーツは年齢や属性、障がいの有無など関係なく、みんなが楽しめるイベントにしようという思いで企画しています。当日はその雰囲気を味わってほしいです。ぜひ遊びに来てくださいね。
ながのっち:景山さん、ありがとうございました!
(文:小坂圭亮)
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