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【ラジオ・de・ミーツ Vol.6】「ボランティアとしてミーツに関わってみてほしい」特定非営利活動法人MixRainbow理事 久保田佐紀子さん
障がいがあってもなくても楽しめるフェス「ミーツ・ザ・福祉」。今年から新しく音声でミーツ・ザ・福祉について知ることのできる「ラジオ・de・ミーツ」が始まりました。
今回のゲストは、宝塚市の保育園で保育士として働きながら、特定非営利活動法人MixRainbowの理事としても活動する久保田佐紀子さん。尼崎市でLGBTQ+の当事者と理解者が互いにつながることのできる居場所づくりに取り組まれています。
パーソナリティを務めるのは、運営メンバーのふたり。視覚障がいのあるながのっちとNPO法人月と風とのスタッフでミーツでは広報を担当しているオザキが、久保田さん(さっこさん)にインタビューしました。
ながのっち:さっこさんはいつ頃ミーツを知ってくださったんですか?
さっこさん:2018年か2019年だと思います。尼崎に住んでいる叔母から「ミーツ、めっちゃおもろいで」と言われたのがきっかけです。
「元々『市民福祉のつどい』っていうイベントを尼崎市が運営してたんやけど、『ミーツ・ザ・福祉』に名前が変わってからイベントがめっちゃ面白くなってん。特に新喜劇が面白いで」と叔母に熱い思いを語られて。
「じゃあ連れて行って」と頼んだら、「ボランティアとして関わった方がもっと面白いで」と言われたんです。それで、ミーツには一度も行ったことがなかったんですけど、ボランティアスタッフになりました。
ながのっち:そんな経緯があったんですね。ミーツに関わってみて思ったことはありますか?
さっこさん:「できることいっぱいあるわ」と思ってミーツに参加したんですけど、何もかもが初めてで最初は無力感を覚えましたね。でも、ミーツというひとつのイベントをみんなでつくっていることを肌で感じて、すごく楽しいイベントだなと思いました。
ながのっち:今年はミーツにどんな形で関わってくださっているのですか?
さっこさん:去年に引き続き「バリア探しゲーム」というコンテンツの企画チームに入っています。
ながのっち:具体的にどういう内容なのでしょうか?
さっこさん:バリア探しゲームは、見えない・聞こえない・歩けない体験をしながら、簡単なミッションに挑戦するゲームです。ゲーム感覚で楽しく当事者の方々が感じているバリアを知ることができる内容になっています。当日は当事者のスタッフも会場にいるので、感じた疑問などがあれば質問してもらうことも可能です。
ながのっち:実際にさっこさんもバリア探しゲームを体験したことはありますか?
さっこさん:車いすに乗る体験をしたことがあります。他にもイヤーマフをして聞こえない体験をしたことも。そのときは、スーパーで買い物をするというミッションが出ました。レジの人が「ポイントカードありますか?」と聞いてくれたんですけど、「袋いりますか?」と聞かれていると勘違いしてしまって。店員さんが何を言っているか全然わからなかったですね。
ながのっち:そうだったんですね。他に、ミーツに関わる中で印象的だったことはありますか?
さっこさん:ミーツでは多様な人との出会いがあって、その中で新たな発見もあって。ながのっちと出会えたのも印象的ですね。今まで身近に視覚障がいのある人っていなかったから、初めてながのっちを介助して一緒に歩いたときはすごく緊張しました。
ながのっち:そう言ってましたよね。なんとなく覚えています。
さっこさん:私がもし目が見えていなかったらきっとすごく怖いから、ながのっちと歩くときも手をぎゅっとつないだんです。でも、ながのっちからは「そんなに強く握らなくて大丈夫です」と言われて。
ながのっち:そんなこと僕言いましたっけ?
さっこさん:言ってました。私の腕に手を軽く添えるだけでながのっちが歩けることを知って、すごくびっくりしました。
他に印象的だったのは、バリア探しゲームのチームでオンラインミーティングをしたときのこと。難聴のメンバーのために、ながのっちがものすごいスピードで文字起こしをしてくれていることにびっくりしました。みんなが助け合っていることを感じましたね。
オザキ:さっこさんは保育士であり特定非営利活動法人MixRainbowの理事としても活動されています。何かラジオで伝えたいことはありますか?
さっこさん:保育士として、もっと子どもたちにはいろんな人に出会ってほしいと思っています。保育園って出会いが限られているんですよね。多様な人たちと出会うことで子どもたちが豊かになっていくと思うんです。だからこそ、まず私がいろんなことを知らないといけないな、と。
私にもまだまだ知らないことがたくさんあります。ながのっちと出会ったことで「こうやってサポートしたら良いんだ」と知りました。ミーツの中でいろんな車いすユーザーの方々にも出会って、それぞれが違うサポートを求めていることも知ったんです。
LGBTQ+の当事者も求めていることは一人ひとり違います。私が知らないことってまだまだたくさんあるだろうなと思うので、これからも知らない世界を覗いていく姿勢を大切にしたいです。
ながのっち:最後に、みなさんにメッセージをお願いします。
さっこさん:ミーツには面白い企画がたくさんあって、素敵な出会いもたくさんあります。是非、当日は遊びに来てください。それと、叔母に「ボランティアとして関わった方が面白い」と言われてから実際にボランティアとして活動に参加して私はその面白さを実感しました。ぜひみなさんもボランティアとしてミーツに関わってみてください!
ながのっち:さっこさん、ありがとうございました!
(文:わたなべあさこ)
ラジオの本編はこちらからお聴きください。
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ミーツ・ザ・福祉では、運営サポーターを大募集しています。障がいや福祉に関心がある、いろんな人と関わってみたい、尼崎で知り合いを増やしたい!など、参加動機はなんでもOK!気になる方は、ぜひこちらのボランティア申し込みフォームよりお問い合わせください。
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