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台湾1-1【難病・海外・出国準備。高雄到着と台風】
2023年9月、社団の代表、臨床化粧療法士®︎として、はじめての海外出張。
はじめての台湾。
滞在期間は1週間。
わからないこといっぱいで、たくさん下調べをした。
万が一の医療体制を含め、できる限りの準備もした。
…はずなのに、海外旅行には想定外はつきもの。
それもまた、一つの醍醐味かもしれませんね。
無事に生還して3週間が経ち、ようやくひと段落ついた気分なので、備忘録代わりに、旅の記録など、少しずつ綴っていこうかなと思います。
海外旅行、出国前の準備と注意点
海外旅行といえば、まずは電圧チェック
私個人としては、今回は7カ国目の海外。
今回は旅行ではなく、お仕事出張なのですが、海外旅行といえば、まずは電圧チェックだと思っています。
コンセントプラグの形状は?
幸い台湾のコンセントの形状は、日本と同じ、二股のA型
ただし!電圧が違うので要注意!
日本100Vに対し、台湾110Vとなっております。
同じアジア圏でも、例えばシンガポールではプラグ形状BF型、電圧230Vと、かなりの振り幅があります。
海外旅行の際は、自分が行く国のプラグの形状と電圧を必ずチェックし、「プラグの形状を合わせるための変換プラグと、電圧を合わせるための変圧器」を準備するようにしましょう。
じゃないと、電化製品が故障してしまう可能性大です。
私は昔持っていましたが、いったいいつどこに消えたのやら、遠い過去の話しです・・・
台湾の場合、コンセントプラグは不要なことは解りました。
がしかし、10Vの電圧の差があるため、持参する全ての電化製品の対応電圧をチェックする必要があります。
例えばスマホの充電アダプタ。
例えばヘアアイロン。
自分の持ち物を一つずつ調べて見たら、全ての製品に「AC100V-240V」の表記がありました。
基本的に日本の電化製品は、ほぼ全世界の電圧に対応していることが判明。
コンセントの変換プラグも便利なマルチタイプが売られていますし、各国へ旅行される方は、一つ持っておくと、どこの国での使えそうですね。
というわけで、私は電圧対応系のアイテムは何も持参せずに台湾へ出発することを決めました。
ヘアドライヤーあるあるについて
電圧(V)はクリアしたとしても、ヘアドライヤーなど、消費電力(W)数が高い製品は、まだまだ国内使用を前提として販売されている商品が多いです。
最近は、海外対応のドライヤーが販売されているようですが、誤って対応していない物を海外に持ち出して使用すると、普通に煙が出て故障や火災の原因になるので、恐ろしいです。
機内持ち込みが制限される場合もあるので、出国前によくチェックするようにしましょう。
基本的にドライヤーはホテルのものを使用するのが一番だと思っています。
私はヘアアイロンのみ、持参しました。
世界のヘアメイクさんが愛用しているモッズヘアの240V対応のストレートヘアアイロンなので、海外対応クリアの自信はあったのですが、実際現地で使ってみると、10Vの差のせいか、日本よりも熱く感じて、いつもは160°C設定なのに、140°C設定で使用していました。
スマホのデータローミングと海外定額プラン
あと一つは、スマホのデータ使用について。
現地の空港カウンターでポケットWi-Fiの期間契約も可能ですが、持ち物も増えるし、充電も必要なので、少し悩むところですよね。
行き先国によって、電波使用が可能かどうかは、各キャリアによって対応が違うので事前に確認をすることと、電波使用可能な場合は海外定額プランへの加入をおすすめします。
私はワイモバイルの海外あんしん定額プランにあらかじめ加入しておきました。
着陸して機内モード解除→設定からデータローミングONと同時にSMSが届きます。
3GB(日額980円)と9GB(日額2940円)のどちらかを選び、利用開始をタップ。
その後、毎日、24時間ごとに、SMSで更新通知がくる感じです。
他のキャリアについては詳しく分かりません。
常時出入国を頻繁にされるような方向けのプランとかも機種とかも、ありそうですね。
ホテルのフリーWi-Fiも便利でしたが、フィルター制限がかかって台湾からはアクセス出来ないアプリやサイトもありました。
事前に確認すべきことは、だいたいそんな感じですかね。
難病患者が海外へ行くときは
難病に限らず、持病がある方が海外旅行を計画される際は、必ず主治医に相談の上、承諾をもらうようにしましょうね。
治療の種類や経過、医療依存度によりますが、医療体制や感染症などの問題から、行き先国によっては制限される場合もあるかもしれません。
万が一の際に備え、自分の既往歴や病状、受けている治療、主要なお薬は英語で控えておくべきです。
また、行き先国の病院へかかるための金銭的な準備も必要です。
また、当然のことながら、海外滞在中の保険適応のチェックもお忘れなく。
(損害保険も重要です)
今回私は、指定難病の受給者証と、障がい認定証明書、お薬手帳を持参しました。
かなり昔の話しですが、以前ヨーロッパにいった時は、医師が英語の書類を用意してくれた?のか、私が自分で準備した書類にサインしてくれたのか?忘れましたが、そのような書類を持参した記憶があります。
入念な準備が無駄になることはありません。
どんなに素晴らしい国へ出向こうとも、すべては体が資本ですので、私的には身をもって万全な対策をおすすめします。
いざ出国の刻!
17年振りの成田空港は、私をやさしく迎え入れてくれました。
今回の目的地は台南のため、高雄空港行きの直行便は成田空港のみでした。
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成田空港へのアクセスも昔と違って便利になってるんですね。
羽田空港と成田空港が都心経由で一本でつながっているだなんてびっくり。
普段はYCAT経由で羽田空港しか使わない私にとっては未知の世界でした。
成田空港で無事にコーディネーターと合流。
今回利用したのはエバー航空(EVA AIR)です。
(初めて聞いた・・・)
預け入れ荷物と機内持ち込み荷物について
これがまた、いささかややこしいんですが・・・。
一言で言うと、利用する航空会社のルールを直接確認するべし、という。
預け入れ荷物の禁止事項は、リチウム電池などのバッテリー類、刃物や可燃性のスプレー缶類などは当然NGな点と、「iPadやPCなどは預け入れは可能だが、故障の場合の保証なし」、という点あたりが各航空会社共通なのではないかな、と思います。
モバイルバッテリーは容量制限はありますが、大抵の場合、機内持ち込みであればクリアできます。
喫煙者の方であれば、ライターは1個まで、機内持ち込み可、とかですかね。
ちなみに、台湾・シンガポール・タイの3カ国は加熱式タバコの持ち込みが禁止されています。
没収となりますので、加熱式タバコの喫煙者の方は要注意。
快適な機内
エバー航空のCAさんは、まさに「多様性」というこの時代にぴったりな印象。
私は、いざという時介助が必要な人間なので、コーディネーターがあらかじめ航空会社に申請し、色々と配慮してくれました。
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非常口近くの座席に案内され、出発前の安全確認や同意事項など、スムーズなご対応に感謝です。
機内食のクォリティに感激
十数年振りの海外なので、普段から海外旅行に行き慣れている人にはどう思われるか分からないですが、個人的にはこれまで経験した機内食の中で一番美味しかったです。
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ただ・・・・
使い捨てお手拭きの香料が・・・
個人的には香りがドギツ過ぎて、せっかくの食の風味が消え去ってしまいそうでした・・・ボソ。
そんなこんなで、高雄空港までのフライト時間は往路復路多少の差はありますが、だいたい3時間半くらい。
快適に過ごさせていただきました〜。
高雄国際空港に到着!
ついたよぉ〜
ちょうど大型台風が同時上陸していて、ギリッギリの到着でした。
この便以降、すべて欠航だったので、本当に滑り込みセーフという感じ。
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む、む、蒸し暑いぃぃぃ・・・・
ふ、不快指数がすごいぞ、コレが南国の空気なのか・・・?
お出迎えの現地のドライバーさんと無事合流。
そのまま車で台南市のホテルを目指すこととなります。
ジワジワと迫る台風の存在を間近に感じつつ。
何はともあれ、無事に台湾へ入国した私。
つづきは、また次回に。
お読みいただき、ありがとうございました〜🐰