今をときめく、メディアプランナーの仕事と日常。
博報堂メディアパートナーズでバリバリ働く山ちゃん
岡田:
まずは仕事のことについて教えてください。
会社名が難しくてどんな会社か想像できないんだけど、博報堂ってことは広告系の会社だよね?
山崎(以下、山ちゃん):
そうですね、、本体の「博報堂」はクライアント向けで、営業やクリエイティブを提供する一方で「博報堂メディアパートナーズ」はメディアなので世の中に向けて最適なメッセージを提供するという住み分けがあります。
岡田:
ごめん、難しい!笑
具体的な仕事は何をしているの?実際に広告のデザインとかもするの?
山ちゃん:
いや、デザインはクリエイティブの部署がやるので、あくまでタッチポイントのプランニングが多いです。僕が最初に配属された部署はインターネット広告のプランニングや運用をするところでした。Yutubeの広告であったり、インターネットを見てると出てくるようなバナー広告、SNSで出てくる広告のプランニングをしていました。その後、TVや雑誌、新聞、ダイレクトメール、イベントなど全てのメディアのタッチポイントをプランニングする、いわゆるメディアプランナーの仕事をしていて、お得意先のメディアの戦略を立てたりっていうのをやっていました。誰にどのようなメディアを使ってどのように伝えるかをロードマップ引いて提案する、ざっくり言うとそんな感じです。そこで4年くらいやって、メディア関連の部署に異動になりました。
岡田:
インターネット広告から、影響する範囲がもっと広くなったっていう感じ?
山ちゃん:
そうです。広くなったという感じです。メディアパートナーズって、テレビはテレビ、新聞は新聞、雑誌は雑誌で縦に部署が分かれているんです。テレビの人はテレビ局さんの仲間っていう感じで、彼らの広告商品を売ったり番組制作を一緒にやっていますし、雑誌では出版社と一緒になって広告を売ったり、売れる雑誌にするための企画編集を一緒にやっている人もいたり、します。異動になった部署はその縦部門を全部横串で横断する部署で、クライアント発想からどうやってメディアをお買い上げいただけるか、をフロントのニーズに沿ってプランニングするっていう部署です。
岡田:
まさに、横串で横断するっていうワードが出てくるあたり、システムデザイン学科と似たような考え方だね。SDで学んだことが役に立ったんじゃない?
山ちゃん:
役に立っているかどうか分からないんですが、パワポ作ってプレゼンするとか同じだと思います。笑 SDと違って物作りをしている感じはないんですが、情報をデザインしてるという感覚に近いです。
岡田:
いやでも情報をまとめて問題発見して、ユーザのニーズに沿ってプランニングするって、SDの授業でもあったような。笑
仕事ができすぎるから、もう何やっても面白くないんじゃない?
山ちゃん:
いやいやそんなことないです。笑
今年からまた部署が異動になりまして。これまではデジタル広告のプランナーやって、全部のメディアのプランナーやって、今はGAFAみたいな外資のプラットフォーマさんの担当として彼らの広告やプロダクトのセールスを一緒にやったり、プラットフォーマってたくさんデータを持っているので、そのデータを使ってプロダクトの開発いわゆるデータマーケティングのソリューションをつくるっていうことを今やり始めています。デジタル版のモノづくりをしている感覚です。
同期とサウナでリフレッシュ!! 1日のスケジュールについて
岡田:
どんどんスケールが大きくなっていくね。。GAFAが出てきた時点で次元が違いすぎて。。
「デジタル版のモノづくり」を深掘りしてもきっと理解できないから話題変えるけど、そんな山ちゃんの1日のスケジュールを詳しめに教えてください。
何時に起きるの?
山ちゃん:
日によってはめちゃめちゃ寝ます。早い日は8時ごろに起きますが、9時半ごろまで寝てる日もあります。起きたら、コーヒーが好きなのでまずコーヒー入れて、メールチェックとか、チャットが溜まっていないかどうかチェックします。それから顔洗って腹に飯を入れながら、仕事を開始します。
岡田:
朝は結構遅めだね。9時半ごろから始業して、終業時間は何時?
山ちゃん:
一応5時半です。でもだいたい14時ごろにお昼休憩して、20時とか22時まで仕事していることが多いです。
岡田:
ずっとリモートで家にいると、息が詰まるんじゃない?リフレッシュとかしてる?
山ちゃん:
はい。なので、晴れた日は散歩しますよ、30分とか1時間とか。あとは途中で仕事抜けてサウナ行ったりとか。笑
岡田:
いいね!サウナ流行ってるもんね。1人でサウナ行くの?
山ちゃん:
家が池尻大橋で、近くの「文化浴泉」ってところによく行ってます。
1人が多いですが、たまに同期誘って一緒に行ったりします。同期と行くとだいたいその後飲みに行くか、ってなって行っちゃうんですけど。。笑
岡田:
そういうサボりというか、息抜きはほんとに大事よね!
山ちゃん:
入社して入った部署の時はめちゃくちゃ忙しくてそんな余力が全くなかったので、部署を異動して立場も変わっていく中で自分のルーティンの中でやっと仕事ができるようになってきました。
岡田:
お昼休憩は14時ごろってことだけど、自炊したりするの?
山ちゃん:
食べに行くことが多いです。キッチンカーがマンションの近くにたくさん止まっているので、そこに買いに行ってます。最近のお気に入りはタコライスです。永遠に食べてられます。
岡田:
わかるー!俺も大好き!!(タコライストークで歓談)
それで、夜は?仕事終わってからのルーティンとかある?
山ちゃん:
ルーティンとかはないですけど、本読んだり、ゲームしたり、たまに英会話レッスン入れたり、ラジオ聞いたり、体力あるときはお勉強しています。
だいたい2時くらいに就寝する感じです。
岡田:
あの、山ちゃん結婚してるよね?夫婦との時間はないの?笑
山ちゃん:
お互い自由にしてて、あんまりないかもです。笑
向こうも仕事しているので、ご飯は一緒に食べますけど、それ以外は基本お互い自由にしています。
おしゃれマンション購入の経緯について
岡田:
仕事やプライベートのことを聞いてきたんですけど、山ちゃんといえばモデルルームみたなマンションに住んでる金髪、で有名だと思います。雑誌かなんかで取り上げられてたよね。
僕もちょうどいまマンション購入を検討していて、家のことも聞きたいです。まず、なんで買ったの?きっかけとかある?
山ちゃん:
結婚を機に、ですね。
結婚するなら賃貸はもったいないし、家買うか。っていう感じです。
岡田:
最初っからマンション派だったの?
山ちゃん:
最初からマンション派でした。
まず都心に住もう!ていうところから始めて、都心に住むなら戸建は土地ないし高いし、マンションにしようってなりました。
岡田:
たまにギャグみたいな家あるもんね。めちゃくちゃ間口狭くて玄関にトイレあるみたいな。
山ちゃん:
ありますね!ほっそ!みたいなの。笑 どうしても都心だとそういう家になるので、マンション派でした。
あと、子供が生まれたりしてライフステージが変わって移り住む時に、売って少し利益が出るような半分投資する目的もありました。
岡田:
中古マンションを買ったの?
山ちゃん:
そうです。築22年くらいのマンションです。
新築だとどうしても売値が高いので、買った瞬間に物件価格が下がっちゃうんですよ。築2−30年くらいだと、上物の金額は落ちててあとは土地の価格くらいになるので、売る時に値段つけて売りやすいと思って中古にしました。
あと、新築はデザインがある程度決まっててどれも同じ物件に見えて、買いたいと思う物件がなかったんです。せっかくなら自由に間取りを組んで広々使いたいと思ったので、今のマンションを買いました。
岡田:
まさにその辺で迷ってる。新築問題か中古問題かあるよね。
あのモデルルームのようなリノベーションはどうやってやって進めたの?
山ちゃん:
間取りの相談はリノベーション屋さんにお願いしました。内装のデザインは最初にPinterestで集めた写真を見せて、プレゼン資料みたいなのをパワポで作りました。そして、それに合うような建材のカタログをボーンと持ってきてもらって、ひとつひとつ確認して実際に建材屋さんに見に行って決めていきました。
岡田:
へぇ!カタログひとつひとつ確認して決めるんだ!すごい時間かかりそうだけど、買うって決めてから実際に住むまでに結構時間かかったんじゃない?
山ちゃん:
半年くらいですかね。
最初の3ヶ月でプランを決めて、残り3ヶ月で工事する、っていう流れでした。
岡田:
え、はやい!スピード感あるね!
でも買ってから住んでない期間が半年あったってこと?
山ちゃん:
そうですね。完成日を見越して、賃貸の退去日を決めるってイメージです。
岡田:
半年間は家賃の支払いとローンの返済がダブルでかかってくるよね?
山ちゃん:
ローンの支払い開始日を入居日に設定できるので、ダブってる期間はないですね。
岡田:
勉強になります!
記事にはしないけど、良かったら金額教えてー!!
山ちゃん:
70平米で購入価格がXXXX万円でした。リノベにXXXX万円くらいかけました。それに諸々手数料とかがのるので、合計でXXXX万円くらいです。
ペアローンなので、妻と一緒にローンを組んだって形です。
岡田:
ありがとう、、うちも購入を考えてるから、大変参考になります!笑
物件や価格を優先して決めたの?それとも場所から?
山ちゃん:
最初は住みたい場所から入りました。ある程度手頃な価格帯で、都心で探していたんですが、なかなか絞りきれず今後価格が上昇するような場所を不動産屋さんと相談しながら決めていった流れです。初めは麻布十番あたりで探していて、いい物件があったのでそこにしたかったんですけど、他の人に取られちゃいました。。うわー欲しいの無くなったーって焦ったんですが、不動産屋さんが渋谷の方で丁度いいのがあるよってことで、見に行ったら結構良かったんです。麻布十番の物件を逃した経験があったので、この物件をすぐに契約しました。
岡田:
不動産屋って、どうやって探したの?単純に物件を紹介するだけじゃなくて、中古リノベでこういう間取りできますよ、とか提案してくれる会社を見つけたの?
山ちゃん:
そうですね、主にリノベだけを専門にやっている会社か、物件を買い取りからリノベまで全部やってくれる会社の2種類があります。僕は後者の会社にお願いしたんですが、ここの会社の物件買取基準が資産性を重視してて、半分投資で半分住むっていう僕の価値観と一緒だったんです。担当者もすごく気があって、物件探しからお手伝いしてもらいました。
岡田:
家を買おうって思ってから3ヶ月くらいで決めたって言ってたけど、めちゃくちゃ早いよね。僕の場合もうすでに3ヶ月以上経ってるんだけど、迷わなかったの?
山ちゃん:
麻布十番の物件もそうですけど、本当にポンポン売れていくので、これは即断即決だ!と思って決めました。周りの人たちは今買う時期じゃないよ、とか反対する意見もあって迷ったんですが、不動産業界的には価格が下がる根拠が一切ないって背中を押してくれて購入に至りました。
岡田:
まさに欲しい時が買い時、ですね。
山ちゃんは部分的なリフォームじゃなくてフルでリノベーションしてるよね。一番大変だった(お金がかかった)ところはどこ?節約のコツとかノウハウあれば教えてください。
山ちゃん:
フルリノベをすると、床とか壁を全部取っ払って基礎工事的なところから始めるんですけど、それだけでも数百万かかります。一番まとまった金額だと、この部分だと思います。あとは、お風呂とかキッチンとかの設備をどのグレードにするかで金額の振れ幅があります。今回は予算がカツカツだったので、お風呂は標準のものしてキッチンも価格が収まる範囲でやりました。
あと、節約のコツとしては、見た目は同じでも金額が違う材料が結構あるので、地道に探していけば価格を抑えられると思います。
さいごに
岡田:
今日は仕事のことからプライベートのことまで、ありがとうございました!
最後に山ちゃんの奥様との馴れ初めを聞いてから終わりたいと思います!
山ちゃん:
こちらこそ、ありがとうございました!
馴れ初めですか。笑 社内合コンです。もともと別会社で働いていたんですが、転職で博報堂グループに入ってきてそこで知り合いました。
岡田:
キャリアウーマンなんだね!同じ業界だけど、いろいろ大丈夫なの?笑
山ちゃん:
そうなんですよ。今はまた転職して違う広告会社にいるので、守秘義務とか大変です。
<インタビュイー>
6期生 山崎宏太
<インタビュアー>
5期生 岡田哲平
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