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2.3髙木さん30周年と2.6PPP TOKYO

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気づけば2月。あっという間に2025年は終わってしまいそう。

平日の試合はだいぶのんびり。ゆっくりと新宿FACEへ。

正直、業界全体的で新木場1stRINGよりも新宿FACEでの興行が増えてきている。
使い勝手や価格はもちろんやはりお客さんの足の運びやすさが最近は優先されているような気がする。

なので歌舞伎町をスーツケースを引いてあるくことが増えた。ここ数年の歌舞伎町はかなり怖い。東南アジアやアメリカで感じる身の危険とは違った危ない匂いがしている。
めっきり歌舞伎町で食事したり飲みに行ったりもなくなったなぁと感じたりしながら会場入り。

髙木さんの30周年興行ではあるけどDDTの選手は使わないということでなんだか不思議な雰囲気。

永田さんや里村さん、堀田さんにダンプさんと大御所がたくさん。この中では私はかなりの若手だ。

寒さでこわばった体をほぐそうとリングでウォームアップ。
誰もいない。貸し切り状態。
マット運動やロープワークでほどよく汗を流す。

ほどなくしてリングで入念なウォームアップを始めたのは永田さんだった。
首の柔軟からストレッチ、ロープワークまで。
あのコンディションを保っている秘訣が何かないかと横目でチラチラ見る。

コスチューム姿の木原さんが会場をウロウロしており、その姿を見て永田さんは実に楽しそうに話しかけていた。


18:20開場。しっかり超満員。

オープニングの髙木さんの挨拶からすごい盛り上がり。

果たして私と木原さんの試合にどんな反応があるのかと不安はあったがこれはいけるなとカーテン裏で確信。
まぁこの盛り上がりがなかろうが自分のスタイルを貫いてやろうという天の邪鬼な考えではいたが。


木原さんが踊るワルツに合わせて私もワルツを踊るそんな試合になった。



もう何年も前からこういうリズムでの試合は1つの完成形だと思って研究してきていたが、アメリカでの経験も増えて体に染み着いてきている感覚はある。

オールドスクールな一挙手一投足にこの日のお客さんからは大きなリアクションが返ってきて。
この脈々と流れる源流みたいなものを自分はこれからも大切にしていこうと思った。


試合を終えて後半戦は会場内で観戦。

ハチャメチャで“プロレスってこんな面白いことが出来るんだぞ!”って出張を真っ正面からぶつけられたような感覚。

大社長としではなくプロモーター、イベンターとしての髙木さんのすごさをこれでもかと感じた興行でした。

次回大会も決まっていて、大会終了後に前売り券売り場に行列が出来ていた。まさに興行師だ。



興行後は観戦に来ていたミッチと韓国料理でディナー。
やはり試合後の生ビールは格別。


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前日に洗い物やら残したまま&コンタクトレンズ付けたまま寝落ちしてしまい浅い眠りを繰り返しては「あ、コンタクト外さなきゃ」と思ってはまた寝るというのを繰り返し気付けば朝5時。

ここでコンタクトを外してようやくちゃんと寝る。

10時頃にもぞもぞと起きていてここからゴミ出し、洗い物、洗濯、さらにはシャワーも浴びて気付けば昼前。
インディーレスラーはせわしない。

スーツケースに荷物をまとめて家を出る。

新宿まで行きコインロッカーにスーツケースを預ける。

コインロッカーってこんなお値段するのね。

今日のうちに済ませておきたかった所用を済ませに都内某所へ。
これが思いの外早く終わったので時間をもてあます。

カフェでゆったり読書&ちょっと先のことに向けて根回し。

そろそろ本格的に準備を始めていかネバダ🎰
このビジネス、常に動き続けている。ついていくのは大変だけど、やっぱ楽しいなと思う。

入り時間きっかり新宿FACE。

控え室に入りスーツケースを開けて今日もまた忘れ物発覚。運動用の短パンを忘れた。

私服のストレッチジーンズでウォームアップ。



PPPはセクシーなお姉さんがたくさん。

そんな中で業界きってのイケメンでブイブイ言わせていたとかいないとかな大石さんがまるで達観したようにセクシーなお姉さんたちを眺めていた。

あれ??大石さん!!

そこにはまるで日曜日に知ってる子が全く
出ていない少年野球を見つめるおじさんのような眼差しが。

大石さん!?

もうこういうのでテンション上がらないよ~とのことだった。

大石さん!!



そんな気付けばベテランの大石さん筆頭に気付けばベテランの刃さんと気付けば中堅を過ぎてきた私のトリオでMOMENT CHAMPIONSHIPの前哨戦6人タッグ。


対戦相手はこちらの3人。


神崎とは来週のTTTでタッグタイトル戦も控えている。私のパートナーは刃さん。
この試合はその前哨戦でもあったりした。

TTTタッグ挑戦は2.15新木場


試合はかつて大石さん、刃さんが経験してきたMen'sクラブのようなリズムに。

スピードや勢いは断然向こうのチームの方があるのに要所要所でこちらのペースに引き戻せるのはやっぱ経験値なんだろうなぁと隣から二人を見ていた。

試合はプロレス参入からまだ1年の幸光さんがキャリア23年の大石さんからピンフォール勝ち。

大石さん!!!

しかし、幸光さんは格闘技、ムエタイの実績を考えたらプロレスのキャリアが何年とかは関係ないか。

そして何よりも幸光さんがマイクを握ってからが独壇場だった。


お、恐ろしい。

やはり飯伏プロレス研究所にはヤバい奴が揃ってることを痛感させられた。



この日はトーナメントの最初のブロック、譲二とガイヤ、Bアンディの1回戦も。

場内で大石さん、刃さんとともに見る。


これはもうこの3人だからこその試合。結果としては譲二が決勝にコマを進めた。

この日のこの3人のこの会場の雰囲気だからこういう試合になったと思う。

私の1回戦はParty Soulで会場は川崎アミスタ。そして対戦カードはこちら。

譲二が勝ったあの3WAYとは全く違った試合になるでしょう。

となると、このベルトは誰が持つかによってタイトルマッチの特性も大きく左右される、そんな予感もしました。

譲二は優勝する気満々のようだが、ここは私が是が非でも初代王者になって翔太の思い描くプロレスを体現していくベルトにしたいところです。



両極端の試合を同じ新宿FACEで体感した週。

これからも常に振り幅大きめで生きていこう。

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翔太
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