汕頭旅行記8 -博物館が見たいし乗り物も乗りたい①-
もう汕頭旅行記も気づけば8回目。信頼と実績でリピーター様が多いです。勿論初めて来てもいいんだよ いっぱいで来てもいいんだよ
8/28〜29。今回は2回目のボーゲンさん。以前書いた、潮汕博物館会を読んで来たいと思ってくれたようです。こうやって人の行動に影響すると、書いてよかったなぁ…ってしみじみするね。以下、ボーゲン回。
ボーゲンさんは歴史系が好きな人。あと電車旅。この廟の時以降、博物館行くと「(クソッ、こんな時ボーゲンさんがいてくれたら…!)」と思うくらい歴史の解説をしてくれる。何年の何月の出来事かまで言える。怖い。
高鉄に乗る
この日は昼に汕頭駅へ到着。日曜なので翌日は博物館は月曜休館。で、17時閉館だから早めに動きましょう。
昼メシだ昼メシ
ボーゲンさんは前回の影響で、値段表記の有無に怯えていた。大丈夫、ここはあります。注文は牛肉丸と干面。最近広州でも潮汕料理食べてたと言っていて、え、来るのに??と思ったら「予習と復習」と。帰っても広州で食べるって。私は現地行くまで控えるタイプなので、そういうのもあるのかと新鮮…。
牛肉丸3粒だけなのになんでこんなに器がデカいんだ、と言ってたけど、多分いちいち麺とスープとで用途別にするのがめんどいだけだと思う。汕頭人の思考そんなもんだよ。
そして私は、たまには牛肉粿条ではなく牛腩粿条で。やらかいしぐれ煮みたいなかんじでこれも美味しい。
汕頭駅、改札そばのコンビニ隣にある粿条屋を侮るなかれ、美味しいんですよ。駅の敷地内にある、もうちょいレストランっぽいとこは正直そうでもない。場所柄やや相場より高いけど、サッと食べれるしおすすめです。日本だって、駅でそばが美味いホームとかあるでしょ?
バスに乗る
汕頭駅、勿論バスターミナルがあります。
実は私もここから乗るのは初めて。
真昼あっづ…。汕頭は広東省では北東だけど、沖縄より南だもんね…。台湾のおしりのあたりだし…。
河を渡るバスなので、あんまり来る頻度は高くない。バスアプリでも現在地出ない。ひたすら待つ…来た!
普通の路線バスよりグレードが低い!
これに乗ってくと、駅南方の大橋で河を渡って、廟の島である妈屿島の上を走ります。
入口はこっちと反対側の建物奥なので注意ね
この日は夏休み終盤の日曜だからか、すげーワイワイ混んでた。博物館なのにうるせえのも中国の特徴。静かにするって感覚がそもそもないのでは?
博物館展示詳細は、以前の回を参照してください。軽い気持ちで見ると長いので、覚悟のある人はどうぞ。↓
あっ、廟の模型だ
直せよ…。雑だな、神様んとこなのに…。
ボーゲンさんはやっぱ廟が好きなのね。屋根飾りの展示で喜んでらっしゃる。美術品の技術より歴史と文化派なんだな。みんなそれぞれ見るとこ違って面白いですね。
今、コロナの影響でお祭りはほどんどやってないんだろうけど、こういうのどこで見れるのか教えてほしい…。
前は館内にペットボトルの自販機しかなくて絶望してたけど、カフェコーナーが新設されてる! よかった!(救済)
さて続きをまわります
前回観て回った時、閉じている部屋も多かったんだけど、今回新しいところが開いていた! ここは現代の汕頭のコーナーっぽい
南澳島の情報などなど
汕頭、カブトガニいるんだ…。
潮汕から飛び出した華僑はこのあたりに多いんですね。華僑ネットワーク、強いらしいね
岸和田の人も知らないだろう 私も知らなかった
人のサイズ。デカいの好きなの中国っぽい。
エアロバイクを漕いで、南澳島をバーチャルサイクリングできるVR的なコーナーも。体験型で遊べるのはいいね。
できたばかりでなのか、まーあ子どもが多かった。課外授業で来るところになるんだろね。
はー見た見た。したら折角なので…。
船に乗る
汕頭、河を渡る移動手段として連絡船があります。場所によっては橋まで行くのが大回りになるし、二輪は渡れない橋もあるし。
ここは昔からあるようで、河の向こう岸に住む人達の生活の手段。片道1元で乗れちゃいます。
夕暮れ時に乗ってもキレイだし、多分夜乗ってもキレイ。つまり、いつ乗ってもキレイ。乗船時間は大体15分くらい。お手頃。
電動シェアチャリに乗る
普段のことすぎて写真撮ってなかった。ホテルチェックイン後、晩ごはんの店へ電動シェアチャリで行きましょう。
中国、日本人がたくさんいるような都市では電動のシェアチャリ無い場合が多い。なんで、汕頭で乗れるってのもウリなんす。安いし免許いらないし。
そして今回、私が一番お世話になってる汕頭人、Twitterのメロスさんが晩ごはん一緒。いそげいそげ
私は「みんな電動シェアチャリ乗りたいだろう」のマインドで誘うけど、慣れてないとこで初心者に難易度高い、ローカルゴチャゴチャ混合ロードを走ってしまった。ユルユル走るボーゲンさん…。
ボ「こええ! 帰りは車だな」
登園でも、慣らし保育ってあるもんね…。ごめんね…。そういえば私も最初はビュンビュン走る車とバイク、怖かったなあ…とちょっと懐かしくなった。今やジャマな奴にベル鳴らすもんな
汕頭、鰻鍋も美味しいと聞き、食べたことなかったのでそれで。(後でわかったけど、鰻鍋は2種あるらしい。次回はもう一種の方を…。)
この前もだし、鰻は炒めだったり色んな食べ方あるんだよね。日本だと蒲焼一択だけど。
海鮮でも牛肉火鍋のようにザルでしゃぶしゃぶするのね。
メロっさん「鰻は5分茹でます」
生っぽいと危ないのかな? そういえば鰻って血に毒があるんだっけ。
…あっ、美味しい! 骨はやっぱ細かいけど、こういう食べ方もいいねえ…。
つけだれは、牛肉火鍋のいつもの醤油ベースと、沙茶ベースのかな。スープは豚骨? タレなくてもいいような上品な味。鍋の野菜はゴーヤ。
あーお腹いっぱい…。お茶しに行きますか
メロっさんの車に乗る
乗っけてもらって移動。別に普通ですが一応書いとく…。2歳の娘さん用のチャイルドシートがあります。メロっさん、娘に日本語のあだ名にも聞こえるような音の名前をつけました。日中夫婦もそんなかんじなのかな?
メロっさんと私にとって、工夫茶は「工場の汚え碗で汚え部屋で飲むもの」のベーシック認識だけど、よその人用にはこんなキレイな茶館です。私もなかなか一人だとあんまり茶館行かないので、誰か一緒に行きましょう。
私、ある程度は淹れられるようになったけどまだまだ。もたついててお茶が渋くなっちゃう。汕頭人なら老若男女みんなできるので、慣れた人の手つき見てると所作がキレイでいいよ。あんな奴がこんなちゃんと…と見直すことも。
「茶館で工夫茶」のいいところは、酒が飲めない人でも語らいの場になるとこなんですよね。茶館はゆったり話ができる空間を確保してあるところが多い。ホストがずっとチャカチャカ淹れてくれて、ゲストがずっとクイクイ飲む。
翌朝、ボーゲンさんから「茶で夜中頻尿になった」と聞くとはこの時まだ知らない。頻尿って私の世代ではまだ無いワードなのでちょっと新鮮。
〜②へつづく〜