汕頭旅行記11 -汕頭人とめぐる汕頭①-
11/25-26。深圳のガジェットおじさん高須さんが来汕、そして今回は私が汕頭で親しくさせてもらってるメロスさんことメロっさんに案内してもらいました。メロっさんはずっと昔に高須さんのことを知っていたようで。でもTwitterのアイコンを見て、「赤いおじさん」って言ってた。概念で認識。
潮汕駅に高須さんを迎えにドライブ。汕頭は、いっこ手前の潮汕駅も使える。汕頭駅ははじっこ終点なので、潮汕駅の方が便数は多い。言うならば、門司港と小倉のような関係。
ここ、毎度気になってたけど、儲けた会社が立てたバカデカ建物だと聞く。由緒あるわけではないらしい…。地元人といるとそういうこともわかってしまう。
澄海区の北部を巡る
どローカル猪脚飯
無事、駅でピックアップ。知ってる人同士の初対面の瞬間を見れるのは嬉しい。
昼ごはん、メロチョイスで「美味しい人気の牛肉火鍋の店」か、「汚いけど美味しいローカルの猪脚飯屋」かの二択。余裕の後者で。
猪脚飯(猪肉ではなく豚肉のこと)は汕頭発祥ではないんだけど、潮汕のフードらしい。角煮丼が近いかも。豚肉をトロトロに煮てある。メロっさん曰く、このあたりに店が100店ほどある中で、ここが一番美味しいとのこと。夜営業は無く、12時でももう残っているか微妙と。大人気。
確かにやらかくて程よい塩気で美味しい…。私、豚皮あんまり積極的に食べないけど、これは美味しい。浅漬けみたいな野菜もご飯が進むんだよね。
澄海区の北の方のどローカルな街なので、なかなか観光で来るところではない。気骨ある方はトライしてみてください。私も私で、近所のマイベスト猪脚飯屋がある。良い勝負なのでこちらも是非。
ガチョウばたけ
高鉄からも見えたりするんだけど、このあたりはガチョウが名物なのでこういうウジャーッとしたガチョウの飼育場がいくつもある。日本語だと獅頭鵞かな。ガチョウの漢字、日本語だと「鵞」だけど、中国語だと「鹅」になるの面白くない? 「我鳥」が縦と横。
陈慈黉故居
前も何度か行っている、前美古村なんとかのエリアの昔の華僑の住居。澄海の観光地らしい観光地はここくらいしか無い。
相変わらずそこらかしこのタイル模様や彫りがキレイ。
今回いつもと違うのは、ドローン。
ドローン空撮。すごくない?
潮汕流の建物の造りなのが、空からだとよく見える! ドローン映えだ
ちょっと触らせてもらったけど、私は下手くそ過ぎて全然思うように動かせず。VR的で鳥になったような臨場感はあるけど、慣れてないからかすごい酔う。
日本はドローン規制が厳しいので、基本的に外では飛ばせないも同然だけど、中国はそこまででもない。本格的なものだと申請が必要らしいけど、これは特にそういうのはいらないレベルらしい。つってもかなり本格的よ…。
ドローン飛んでると、わあドローンだあと子どもは気になって寄ってくる。
不思議そうに近くまで来て見てたけど、話しかけはしない中国キッズ。だが寄るあたりが中国人ぽい。あと、このゴーグルタイプは本人の周りが見えないので、高須さんは初期の頃、深圳でこのドローン飛ばしてて、ゴーグル取ったら警察に囲まれていたことがあるらしい。ガジェオタが一人いて事なきを得たとか。中国住んでいると、みんなそれぞれご当地エピソードがある。
その後、お茶してまた移動。メロっさんは高須さんからサイン本をいただいてた。こっちもなんだか嬉しい。
「歳を取ると、仕事にしないと人と遊べなくなるんですよ」と言っていた。遊びが本になって残るのはステキだけどな。
樟林古港
ここも以前来たことある場所ではあるけど、この船は乗れないのよね。
船のデッキはちゃんと作られているのか?? ドローンで探索してもらった。
結果、ちゃんと船だった。扉も多分開いて中入れる。おそらくそういうイベントがたまにあるんじゃないかな。
実質奴隷詰め込んで運んでたような船なので、中の環境はあんまりよくないはず…。
どローカル晩御飯
ここもメロっさん推薦。小さい市場のような通りに一つある飲食店。
17時くらいに来て、まだ一番乗りで他に客はおらず。
大体こういうところから好きな食材を選んで、揚げ、炒め、蒸しなど、どういう食べ方がいいかオーダー。
テーブルの並ぶ場所は、昔の建物の名残が。蔵の前で食う。
全部美味しい。やっぱ中華食べる時って大人数がいいよね。18時を過ぎると人もどんどん来て、いつの間にか満席になっていた。かなり人気の店らしく、予約してたテーブルも。
うちらは一番目だからよかったけど、後から来た人らは時間かかってなかなか料理が来ないので、隣の店でガチョウ肉を買って持ち込みして、それで酒飲んで料理を待っていた。中国人がそんなんしても食べたい店ってすごくない? 本当に周り何もないような田舎だったよ。さっきの鍋タワーは、予約客らのだったのかも…。
メロっさんはどうやってこの店を知ったかというと、南澳島の北の島に行った時に漁で採れた新鮮な魚がいっぱいあって、どこで食べれるのか訊いたら船ごと店のためのだと。その店の場所を訊いたらここだった、という話。足で情報稼いでる…。そこの島はギリ広東省で、隣の潮州市。そのうち行ってみないとだ。
お腹いっぱいで席を立ったのに、食べてないもの見るとまだ気になる…。
今回うなぎ?も食べてたけど、うなぎではない?と言っていて。店の外に出てた。
…どちらさま?? 日本では存在しない系かな…。以前食べたうなぎのしゃぶしゃぶ鍋みたいなのもこれだったのかも。
广済桥も飛ぶ
既に夜。澄海区北部は潮州に近い。
広済橋、夜ライトアップあるよねという話で夜景空撮ができると。
この辺りは電動シェアチャリも車も駐車できず、結構離れたところから歩かないといけない。辿り着く前にライトアップショーが始まったのでここから飛ぶと。
日中のVR式のは夜に向かないそうで。素人の私にはその差がよくわからないけど、なんかコースによってミニ四駆変える人みたい。これは羽根剥き出しタイプ。
やはりドローンはdjiが一番のブランドみたい。
キレイ。パチンコ屋。
以前橋のそばでライトアップ見たことがあるんだけど、人わじゃーっと集まるので、今回も誰かは「あっドローンだ」と見つけたことでしょう。中国は日本よりもドローン飛ばすの寛容でいいよね。日本のは昔総理官邸に飛ばしたアホのせいだと思うけど…。過度な規制が、日本のドローン技術発展しない原因になってるんじゃないのかな。
できたてオシャクラフトビール屋
汕頭に戻ってきて、高須さんと最近できたビール屋へ。ちょうど先日持ち帰りで試してみようとしたら、持ち帰り対応してないということを多分言ってて、初めての来店。すごい賑わってる。
汕頭の自作クラフトビール屋って、なんか青島ビールみたいな味の薄さでイマイチなとこが多くて。それが中国人の好みか、薄めて量稼いでるのか知らないけど…。新店見つけたら試すけどもどこもガッカリするとこが多くて。ここはそういうところと雰囲気が違う。今年行った、あの上海のビアフェスでもなんか賞取ってたっぽい。本格派。
味もちゃんと濃くて美味しいクラフトビールだ! 全味制覇したい。ついにちゃんと美味しい店ができた…。これに触発されて本格的な店もっとできてほしい。都市部にはわからないだろこの感覚…。
明日もまだまだ観光するよ
〜②へつづく〜