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日本に行くペーペー中国人をアテンドする側になって② 2024春 〜たおやか〜


浅草にて

たまたま業者向けのフェアがある日なのを知り、浅草へ。私の昔のお客さんも見かけた。
かくかくしかじか、私が汕頭で作った製品がたまにパクられてるんだけど、IP製品でそれ展示してるブースがあって。社長がそれきっかけで話しかけて、10分せずに新規の仕事取ってた。うちの社長、親しみやすさみたいなコミュ力が強い方。よそから汕頭来る中国人、潮汕话全然わかんないことが9割以上だと思うんだけど、社長は少しわかって話せる方。中国人でもそれは珍しい。そもそもよその人は標準語の普通話が通じるから、まず学ぼうとしないので。あと、商談しながら茶を淹れて飲む工夫茶の習慣も、汕頭来てから合わせて、社長室に大きめの茶テーブルを導入している。ちゃんと商売に対していい事あるなら取り入れる姿勢なんだと思う。コミュ力〜。

そこが終わってついでに浅草寺へ。社長夫妻は浅草寺昔来たことあるらしい。

いつ来ても人いっぱい

上司が、「やっぱり餃子バッグ使いやすいですね。データが重要。」と。
売れているものにはちゃんと信頼できる理由があるということですね。社長の靴買った時と近い。経営者の感覚ね。
私は汕頭で、UNIQLOの餃子バッグが世界的に流行ってるらしいと話したことがあり、私も旅行の時は使ってる。欲しがっていたので、買うなら日本のUNIQLOの方が安いから日本で!と言っていた。
幕張AEONのUNIQLOで革っぽいのの白をお買い上げ。私は黒と元祖サイズの白を持ってる。

これね。皮っぽい方が元祖より一回り大きいので、ペットボトルが入りやすいです。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E462420-000/00?colorDisplayCode=01

UNIQLOは、在外邦人が日本で買うべきものの一つです。発祥である日本が一番安いからね。店によっては免税もいけるし。

軽く参拝。お賽銭の「5円」の「ご縁」を上司は知っていた。よく知ってんね! 「10円」は「遠縁」でダメなんですよと教える。上司はこういう文化的なの面白がって聞く方。私も中国の文化の話を上司によく聞くので、ここの部分の相性は良い方だと思う。

そして、私はおみくじを。やり方も説明して、やる?と訊くとみんな遠慮する。

まずまず

浅草寺は凶が出る確率が高いとこなので、そのゲーム感覚で私はやりがちなんだけど。それを言ったからか社長はビビってやらなかったけど、結果の紙には興味津々で「いーじゃん!」と読み上げてた。やれば良いのに。縁起担ぐのが日本よりも強いお国柄だから怖いのかな。

ラーメン屋

12時になるとごはんを気にしだす人々。ラーメン屋になんとか5人入れた。券売機が慣れてなくて、上司は毎度苦労してる。日本語できても情報量多くとっ散らかってて、確かに難しいよね。

私は塩味を

Lさん、結構残していて。「しょっぱい…。」うん、汕頭人には確かにそんな気はした…。Cさんはお冷やを入れて薄めたと言っていた。私でも日本のラーメンはしょっぱめだと思うこと結構ある。

中国への帰路

最終日、チケットの事情によりCさんLさんは深圳経由、私は上海経由での帰国。
(社長らは、日本で会社作る手続きのためまだ残ってた)  私の方が3時間ほど後の便だったけど、慣れてなくて不安だろうし、バスで一緒に羽田へ。
そこでわかったけど、2人とも日本円現金一円も持たずに今日までいたらしい。えっ。ちなみに、クレカは持っていない。AlipayとWechat payのみ。
私「こっわ!!」
C「烏丸さんいて安心です(笑)」
私でも、異国で現金無しってやらないよ…。日本のコンビニで中国のpay使えるからいいけど、使えないとこの方が断然多いからね…。

Lさんに、初めての日本の感想を聞いてみた。
L「みんな、忙しそうだあ…。」と。人多いし、電車混んでたり、歩くの早かったりでかな。別に、日本好きであれよ!とは勿論言わないけど、汕頭人で日本に来て暮らせる人って、日本人が海外で暮らす以上に割合少ないと思う。外に出る勇気が無い、というよりも、地元が一番、という思考が強い気が。前もどっかで書いたけど、華僑をたくさん輩出した土地で、華僑にならなかったDNAを継ぐ者なわけだもんね。

ここまで見送りました 私はなぜか毎度T3

あんまり私がずっと一緒でも気疲れするでしょう。とりあえず無事で済んでよかった。
深圳の場合、空港から高鉄駅行って汕頭へ、の帰路なんだけど、
C「高鉄間に合うか心配です」
私「余裕ある時間にすれば良いのに」
L「早く帰りたいから(笑)」
と言っていた。汕頭で翌日会って聞くと、
C「間に合いませんでした(笑)」と。えっ。
高鉄の時間遅く変更して帰って来れたらしいけど、まあ、中国入ってしまえば彼女らのホームだから大丈夫か…。

羽田のラウンジ、舞泉のカツサンドが

私は上海のコンビニで買った、いつものお茶がいつものように冷えていないことで中国に戻ってきたことを感じたのでした。

柑橘プーアル茶

— Fin —

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