菊花賞は初○○を狙う!?
今年の菊花賞は42年ぶりに阪神競馬場での開催みたいですね。いつもの京都競馬場での傾向はあてにできず、難解な予想になりそうです・・・。京都開催ならトライアルレース上位馬買っておけば当たるものの、今回は阪神3000mのタフなレースで真価を発揮できるであろう馬をチョイスしたいところ。なんとなく、皐月賞、ダービー馬が不在のレースでの菊花賞は、皐月とダービーに未出走の馬が巻き返してくれるイメージ。今週は菊花賞を過去10年の傾向と阪神3000mの傾向から本命馬を探っていきます。
人気:1人気が6勝と安定
過去10年で1番人気が6勝。ついで3番人気が2勝と続いている。上位人気の安定感が高いところだが、今回の開催は京都ではなく阪神。すんなり人気決着になるかどうか。
前走:GⅠからの直行よりもトライアル組から
前走は馬券内の30頭のうち、17頭が神戸新聞杯から、セントライト記念から6頭。トライアルから23頭馬券になっている。この中で気になるのはセントライト記念で馬券になっている6頭のうち1着馬は1頭のみ、2着馬からが4頭と勝ち切っていない馬からが多い。神戸新聞杯の17頭はすべて3着以内から馬券になっている。
枠:阪神3000mは1,8枠の勝率が良い
阪神3000mの開催が少ない為、データ的にどう取り扱うか。データ的には勝率が20%と高い1,8枠を評価すべきなのだろうが、今回の菊花賞は本来ない18頭ゲート(本来のフルゲートは16頭)。そして阪神3000mは少頭数開催が多いので、安易に外枠不問とはいいがたいところ。
脚質:先行馬をチョイス
阪神3000mの傾向から先行馬から狙っていきたい。先行馬の勝率は14.3%、まくり馬は勝率80%ではあるものの、母数が5頭と少ない。
血統:注目種牡馬は2頭
阪神3000mでの好成績を残している種牡馬でステイゴールド産駒とハーツクライ産駒。ディープインパクト産駒は長距離が苦手なイメージではあるが、人気馬となるような強い馬なら無下に評価を下げる必要はなさそうだ。
これらの傾向から菊花賞の本命馬は
◎11 ディヴァインラヴ 福永騎手
74年ぶりに牝馬の菊花賞制覇となるか注目されているところですが、「菊花賞」というレース名になってからは牝馬の制覇は無し(京都農商省賞典四歳呼馬にて牝馬が優勝2回。直近では1947年ぶり。)。今回、牝馬初の菊花賞制覇が期待されている。前走斤量が52㎏で快勝したが、今回は55㎏と3㎏増。けっこう増えるのが気になるところではあるものの、福永騎手に乗り替わってから、馬が変わったかのように好走を続けている。今回は追加登録費用を払ってまでここに参戦してきたのも、陣営サイドの強気な姿勢が伺える。好位にとりつく競馬が上手くなっているので、菊花賞馬であるエピファネイア産駒の制覇に期待したい。
○18 オーソクレース ルメール騎手
昨年度の自分のPOG馬。ダービーに出走してもらいたかったが叶わず残念でした。今回は皐月賞、ダービー馬不在のため、未出走馬から考えたところ、一番強いのはこの馬と判断。ただ未知なる大外18番がどう響くか・・・。そこで少し評価を下げました。前走は長期休養明けでの3着。ここで巻き返し出来ても不思議ではない。
▲15 ヴァイスメテオール 丸山騎手
ラジオNIKKEI杯からの直行組。過去にはフィエールマンがこれに該当している。キングカメハメハ産駒は菊花賞の成績はさほど良くはないものの、阪神大賞典で2度の好走もあるユーキャンスマイルの実績がある。今年のトレンドになりつつある母父キングヘイローでもあるため、ここでこの人気であれば狙ってみたい。
今回は阪神競馬場開催というところが予想を難しくしているところだが、そこをしっかり押さえて馬券的中に結び付けたい。神戸新聞杯組は不良馬場での激走の反動がないか不安視しているため、抑えまでとしておきたい。今回は人気薄から手広くねらいため△は5~6頭チョイスして、高配当を狙っていきたい。
注目馬がばらけているせいか、牝馬が菊花賞に出走していることが、あまりクローズアップされていないのが、メロディーレーンでさえ5着に入ったところを考えれば、2勝馬ではあるもののディヴァインラヴの初の菊花賞制覇を期待できるだろう。