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解放される夜明けがくる

おはようございます。
それでは、今朝のタロットです。

「ワンドの6&ソードの10」
何かに勝利した感覚でいる状態。苦しみの最終段階へときている。


まず、「ワンドの6」は、デカンでは獅子座の木星。勝利の凱旋をしている様子だ。ワンドとは、熱意、意欲を表す。ワンドにリースをつけて、周りの人たちより一段高い場所にいる。でも、このカードの勝利というのは、わりと一時的なもので、長続きするような根源的な意味合いではないといえる。


人に優劣をつけて、勝った負けたと争うことは、大したことではない。自己満足にすぎないから。本質的に勝ったことにはならないのではないか。少しのことで調子に乗るということもわからないではないけれど、すぐに通り抜ける感覚だといえる。やはり、一時的な感覚に過ぎない。けっして、「ワンドの6」が、悪い意味合いを持っているわけではないけれど、次にくる「ワンドの7」は、周りの圧力に押されて、守りに入るカードとなる。状況は一変する。そうやって、状況は目まぐるしく変わっていくのだから。勝利といっても、流れていく。


そして、このよく出てくるのが「ソードの10」だ。双子座の太陽に当たる。ソードとは、思考、言葉、情報。頭の中で考えることに精一杯で、もう疲れ切っている、10だから最終段階にまできているといえる。ソードのカードの中でも、かなりむごたらしいカードといえるが、この剣が刺さっている絵は、よっぽど頭の中で混乱をしている状態を表しているといえる。


それでも、うっすらと夜明けが見えてきているのがわかるが、この状態を抜け出す兆しが見えている。もう、明けるよ、という暗示だから、この混乱からは解放されるよ、と言われている。確かに、考えすぎはよくない。考えすぎていいことはない。それでも、人間は考える生き物だから、こんな状態になっても仕方ないのだから。


夜明けは誰にでもくる。私の中にもくる。そして、あなたの中にもくる。もう、この苦しみから解放されたいと願うことは、そして実際に、ここから這い上がっていくことは、明るい場所へと移行するいいタイミングが来ているといえる。このタイミングを逃してはいけない。あなたが生まれ変わるときがやってきているのだから。新しい段階へと進むときだ。


「ワンドの6」で、勝利もつかの間、「ソードの10」で、頭の中は混乱をしている状態は、最終段階からの夜明け前を意味し、あなたの新しい門出を告げている。最後まで考え抜いたのだから。改めて、このむごたらしい「ソードの10」を眺める。私の中にも頭を使いすぎているという予兆が示されているのかもしれないと思った。すでに、眼精疲労していることは確かなのだから、頭も疲れている。どこかで調整した方がいいと言われている。もっと、開放的なことをした方がいい。そんな時間をとったほうがいい気がしている。


タロットは潜在意識とつながっているから、引いて出てきたカードをとにかく読むことに専念している。今のあなたへ、今の私へ向けたメッセージが導かれることになる。そんなことを、日々やっている。このカードを引いて読む時間を持つことで、思考の整理になっていることも確かな事実だから。


それでは、また。


空川ナオ







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