お手紙事情。
ほんの数週間前にスペインから手紙が届いた。
この手紙がやってくるのか少しだけ不安になっていた頃に。
なぜなら自分が一年以上返していなかった友人に突然手紙を送ったのだから、もしこなかったとしても自業自得。
これまでこの友人とはずっと手紙のやり取りをしていたのだけど、英語となるとやっぱりただの好きな手紙を書くという行為もハードルが上がる。だからなかなか時間がかかってしまうし、返事を書くのをつい後回しにしてしまう。そんな感じで過ごしていると、気づけばすっかり文通を自分の手で止めてしまっていた。
最近になってふとそのことに不安になった。
せっかく出来たこの縁を自分で無くしてしまえばいつかひどく後悔する日がやってくる気がして、なんだかそれが怖くなった。
今ならまだ間に合う、きっと。
そう思ってその友人の誕生日が近くなって久しぶりに手紙を書いた。
無事に届いたその返事は、あの頃のやりとりとなんら変わらない。
相変わらずあっちも手紙好きで筆まめなのだろうという、文字がいっぱいの紙。
昔はいろんな友達と手紙を送り合う日々を過ごしていたのに、気づけばどんどん疎遠になっていって今ではこうして手紙を送れる相手が一人一人とっても貴重。
海外の文通友達はスペイン以外に韓国とフランスの友達がいた。
韓国の友達は韓国と日本のハーフなので日本語OK!なのでいつもあっという間に返事を返していた。その子は中学生の時に自分の中学の別クラスにやってきて、そこで自分が仲良くしていた子と仲良くなってくれたおかげで今も連絡を取り合う仲になった。
その後高校生になって留学した先で後の二人の文通友達と出会った。
同じ日本人でも人によって手紙は人それぞれに個性が出る。
スペインの子からはいつもよく文字で埋め尽くされた手紙が何枚もあるのに加えて、何かしらプレゼントがやってくるのだけど不思議なものもよく入っている。いつもこれはどうゆう思いで入れたんだろう・・・?と考えさせられることが多い。
あとは海外の人が好きかもと思う日本らしいものを入れて贈ると多分それが逆に自分の好みだと思われるのか、同じものや似たようなものが反対に送られてくる。
なので次は自分の好みが分かりやすいレターセットを使って地味に好きなものをアピールしてみようと思う。どうせならこの好みに気づいてこれを送ってくれー!という期待を込めて。笑
でも今ではこの子以外とはラインやFacebookのメッセージアプリになってしまい、さらに手紙を書く機会が減ってしまった。
そんな寂しさを感じていた自分は新たな文通友達を作った。
同じように紙ものが好きで書くことが好きで、同じように可愛いレターセットを手に入れても送る相手がいない!と嘆いていた友達。
思い切って手紙送りあわない?って声かけてみた。
ほんとに最近のことだからたったの3回くらいしかやりとりしていないのだけど、これからどれでどういう風に送ろうかと考える楽しみができてワクワクが止まらない!
早く次の返事、こないかなあ。