見出し画像

まだ序章               サーバント・リーダーシップについて               

前回の記事では、イントロダクションとして自己紹介と想いを綴らせていただきました。

今回は、まずリーダー(リーダーシップ含む)について目線合わせをしておきたいなと思っています。前置きが長くてごめんなさい。
ただ、言葉の目線合わせをしっかり行うことで、理解が進むまたはイメージしやすいと思っているので、今しばらくお付き合いください
※リーダーとは、人を指しています
※リーダーシップとは、影響力としています(社会心理学から)

リーダーシップ理論は、今もなお研究は続けられており時代の変化と共に進化し続けています。過去の理論から学んでいくと、全く違う理論が生まれているのではなく、積み重なった上での理論(先行研究)のため、過去の意図を今も引き継いでいる理論も多々あります。

さて、私が最近特に着目しているリーダーシップ理論は、サーバント・リーダーシップです。改めてサーバントリーダーシップとは、
1970年にロバート・K・グリーンリーフにより提唱された概念で、リーダーが「奉仕者」としての役割を果たすリーダーシップのスタイルのことです。

「奉仕者」と聞くと、少し違和感を抱く方も多いと思いますが、もう少し詳しく説明するとすれば、これまでのリーダーの役割は、トップダウンの指示命令型でメンバーを支援していた(していたつもり)のですが、サーバント・リーダーシップではメンバーが自ら動き出すように支援することがリーダーの役割とされていることです。

説明を追加するとすれば、
リーダー(親)は、メンバー(子)の価値観や動機を理解した上で、メンバー自身の成長につながりそれが組織及び社会にとっての成長にもつながる支援を行うこととも言い換えることができると思っています。そのため「奉仕者」と言ってもメンバー(子)の言いなりになることとは違います。

さて、このnoteのタイトルでもある
「親として リーダーとして」と書いていますが、このサーバント・リーダーシップを知り、自分の子育てを振り返ってみたところ、サーバント・リーダーシップが示す特徴を幾つか活用していたことに気づきました。
(特徴については、実例とともに紹介していきたいと思います)

ところで、私の子育ては最初からサーバント・リーダーシップを活用していたわけではありません。娘が小学生の高学年までは、完全にトップダウンの指示命令型の子育てをしておりました。親として良かれと思っていることを娘の意見も聞かずに勝手に与えていた日々を送っていました。

具体的には、3歳からバイオリンを習わせ、4歳からピアノも習わせる。そして小学校受験に向けて幼稚園の頃から塾へ通わせるなど。

これは、当時私の価値観(判断軸)は、良い大学を出て手に職を持って自立できるような女性に育ってほしいという願いがあったからです。そしてこの願いは、あの時代の社会で認められる人の幸せの一つの形だったからです。

さてこのように私は、娘に私の幸せという「ものさし」を勝手に当てはめ育てていました。
(反省)

部下育成においても、自分の「ものさし」で相手の能力を判断していることは多々あると思います。
ただ、この「ものさし」は曲者で、無意識に存在していることが多々あるため、気づいていないことがほとんどではないでしょうか。

私の子育ても、何の悪気もなくやっていたことです。もっと言えば、子供のためを思ってやっていることなので、自分で自分の行動を疑うことは一切ありませんでした。

さて、次回からはトップダウンの指示命令型からサーバント・リーダーシップへと子育てを移行し、どうなっていくのかを細かくお伝えできればと思っています。

次回は、親の子供への期待と子供の自主性について

 つづく

いいなと思ったら応援しよう!