打姫オバカミーコに学んだこと⑦
これまで6回の連載を続けてきましたが、今回でオバカミーコシリーズは終了します!!(まとめ記事書く予定ですが)
更新を楽しみにしていただいた方々申し訳ありません。
っていうのはジョークで、全然伸びないので打ち切ります。(笑)
ちょこちょこ更新するかもですが。
なにより申し訳ないのが題材であるオバカミーコは面白いにも関わらず自分がうまく料理できなかったことですね。無念。。。
マンガ自体はものすごく面白い&勉強になるのでぜひ読んでみてください。
雀魂でいうと雀豪2くらいまでの人なら新たな気付きがあると思います。
それでは最後行ってみましょう。テーマは、、、、
≪ベタオリ≫
ベタオリ。オリ打ちです。
マンガ内では3話分くらいオリ打ち関連の話があります。
まず誤解の無いように。
連載当時はまだ麻雀に関する研究は少なく今では一般的とされるセオリーなどいろいろなことが確立していません。
あくまで先生が執筆時点で考えている内容ですので、現代的に言うとじゃっかんそれは違うやろみたいなとこがあるかもですがご了承ください。
≪現物0か1枚ならまっすぐ、2枚以上でまわって可≫
時系列的には、1つ目が、
「現物0か1枚ならまっすぐ、2枚以上でまわって可」
物語序盤、当時まだまだ未熟なミーコへの教え。
これはわかりやすくていいですよね。
特に麻雀を覚え始めたばっかりの方はとりあえずこれでもいい気がします。
実際はじめたばっかの時は基本はアガリにいきたいしオリきれないこといっぱいありますもんね。
初心者の方に教える場合はこんなアドバイスも悪くないかもです。
≪麻雀タブーランキングNO.1はオリ打ち≫
師匠のアドバイス
「麻雀タブーランキングNO.1はオリ打ち」
という話。
物語は進み、オリ打ちについての討論。
きっと先生はリアルでもこんな議論になったんじゃないでしょうか?(そんな感じを思わせる内容でした)
おそらく連載中に麻雀の研究が進み、データで出てるからどうとかこうとかみたいな感じの時期だったのかなー。
後輩は、ベタオリでオリきれないときももちろんあるけど、だからといってツッパるだけじゃ安定した成績は残せない。
長い目で見ればオリ打ちは大事だと語ります。
一方師匠は、
攻めていれば絶対に切らなかった牌で放銃が一番やっちゃいけない。
と語っています。
現物少ないなら後悔しない打ち方でいきましょうって感じですね。
これに対し、「古いぜ」と後輩。
師匠は、カルチャーショックでした。
しかし、師匠は柔軟性あり。ここが強者ですね。
後日ミーコに、
自分はオリ打ちしないほうがいいと思うけれども、
4-5巡でいくかいかないかを決めろとアドバイスします。
行くと決まれば欲しそうな牌は全部残してまっすぐアガリに向かう方針。
行かないとなれば様子を見ながら安全牌を抱えスリムな進行とする。
もともと1つ目の話のように「現物0か1枚ならまっすぐ、2枚以上でまわって可と」していますのでなんでもかんでも自分の手だけで考えろとしていませんのでご注意を。
後輩からの指摘を受け、アガれなさそうならスリムに構えてオリてもいいというかオリる体制を考えてもいいというアドバイスに変わりました。
そんな中でも、
ただリーチ者の現物を並べるだけじゃダメ
⇒2番手、3番手を意識したオリを
とアドバイス。これ結構できないんですよねーー。
いまから読み直すと結構いろんなことが現代でいわれてるような内容に変わっていっているところも面白いところです。
≪ベタオリは難しい≫
時は進み、ベタオリ肯定派になったの?っていうくらいベタオリを話している師匠。ここだけ見るとそんな感じに見えますが、そんな感じじゃないです。
でもベタオリは大事って感じには変わってきた印象。
ここでも、ベタオリの際はただ現物を打つだけでなく、下家に形式テンパイを含めたテンパイをさせないようにしろとのアドバイス。
ミーコも成長してきているのでだんだんレベルの高いアドバイスになっています。
自分の場合は普通の副露ケアから勉強だ。。。
とまぁマンガからはこんな内容を学びましたが、深堀りしていきましょう。
≪ベタオリの大切さ≫
麻雀覚えたての頃ってアガりたいので、とにかくテンパイに向かってまっすぐ打っていくことを覚えますよね。
それが一番いいと思います。アガれないとつまんないですしね。
まずはアガる快感を得て、麻雀おもしろいって思ってもらうのが一番大事です。
一方でさらに一歩進んで「勝ちたい」となると話は変わっていきます。
もちろん勝つにはアガリが必要なんですが、アガるだけじゃ勝てないのも事実。
それはなぜか、、、。
麻雀は基本4人でプレイするゲームで、単純計算で自分がアガれる可能性は4回に1回の25%。
ってことは自分以外のプレイヤーがアガる可能性は4回に3回あるので75%。
つまり、自分がアガらない局のほうが圧倒的に多いゲームなんですよね。
そういうゲームであることを無視して攻撃特化になったり、守備の知識ゼロで勉強してたら防げた放銃で負ける。こんな理由からベタオリが非常に重要となります。
当たり前と思う方も多いと思いますが、実際打ってのめりこんでると全部イケそうな気がしてきちゃうんですよね。(笑)
ちなみにネットで見ていると、「ベタオリ」と「オリ」でも意味は違うようで、
「オリ」は、
オリの場合、状況によっては勝負を完全に諦めるわけではなく、チャンスがあればアガることも検討する可能性も。
「ベタオリ」は、
自分のアガリを完全に放棄し、テンパイやリーチしているプレイヤーに対して振り込まないことを最優先。危険牌を避け安全牌や安全であろうと思われる牌を切り出し局の最後まで放銃を回避する打ち方を徹底すること。
自分のアガリの可能性を残すけど無筋はバンバン切らない感じが「オリ」。
自分のアガリをあきらめて安全な牌を切っていくのが「ベタオリ」のようです。
ちなみに自分はベタオリはネット麻雀するまでしたことほとんどなかったですね。
もちろん現物とかスジ切るとかしてましたけどメンツぶっ壊してとはか全く頭にないタイプでした。(笑)
≪安全度の比較≫
以前も紹介した平澤元気さんとゆうせーさんのYouTubeチャンネルから拝借してベタオリ(守備)についてまとめていきます。
【平澤さん】
まずはこれを丸暗記ですね。
もちろん捨て牌によって順位は前後しますが、ダブルリーチが来たらまずこの順序で切っていくしかないって感じですね。
なんでこの順位になるかは動画を見ていただいて。
と言いたいとこですがゆうせーさんの動画も見やすいのでもうちょっと紹介。
自分が打ってるときのことを考えるといいですね。
使いやすい牌ほど危ない。
456といった真ん中の牌と37牌は特に危険ということがわかると思います。
37牌って数牌でメンツ作ろうとすると456のメンツ以外のときって絶対使うんですよね。
しかもペンチャン待ちもあるので結構怖い牌。
37の重要性に気付く初心者の方はセンスありますよね。
僕はいろんな動画見るまで全然感じなかったです。(笑)
最初のうちはとにかく端っこって覚え方でもいいと思います。
≪あわせ打ち≫
自分が守備の勉強で一番目から鱗だったのは「あわせ打ち」です。
基本は一番安全なのは「現物」と教わりますが、
現物の中でも、「上家が切った牌」が一番安全です。
それを教えてくれたのが、この本。
あわせ打ちは同巡内で上家が切った牌と同じ牌を切ることです。
麻雀のルールには基本フリテンというルールがあります。
①自分の捨て牌にある牌ではアガれない
②自分のアガり牌を他家が捨てた場合にそれを見逃すと、同巡内その牌ではアガれない(リーチは見逃したらツモのみ)
②の時なんてあるのって思うかもですが、片アガリ(14待ちでタンヤオでしかあがれないが1がでてしまった)の時などまぁまぁあります。
リーチ者に集中してたらこっそりテンパイしてる人に振り込んじゃったって経験ありますよね?
しかも全然その人の安牌もあったのにみたいな。
リーチ者の現物でも他家に安全とは限りません。
でも上家が切った牌はルール上一番安全なんですよね。
(鳴かれる場合はありますけどね。)
ミソなのはあわせ打ちは同巡内が条件なので、次の巡へと進んだ場合は現物ではなくなります。フリテンが解消されるためですね。
これは知らなかったっていう人がいてくれたらうれしいです。(笑)
≪その他≫
基本的なところは、スジ、ノーチャンス、ワンチャンス、裏スジなどいろいろありますが、かなり長くなりそうなので割愛します。
このサイトを参考に貼っておきます。
≪まとめ≫
守備の勉強ってつまんないですよね。
アガるほうの勉強のほうが気分も上向きになれると思います。
でも麻雀というゲームの性質上守備がおろそかでは勝てません。
そして、勉強すれば負ける(ラスになる)ことは少なくなります。
リアル麻雀でもネット麻雀でも守備は大事です。
なによりも守備を勉強することで麻雀はさらに面白くなります。
守備の知識をすべて網羅するのはとても大変で自分も全然ですが、1つ1つものにすることで確実に強くなる要素でもあります。
(攻撃は運もありますけど)
少しずつ習得し一緒に強くなりましょう!!
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