「DiVE !N」の歌詞が本当に大好きだという話
今回は、まさに私がnoteを始めよう!と思い立つきっかけとなった曲の歌詞について色々と考えてみたので、私なりの解釈や感想を書いていきたいと思います。
いちオタクの個人的な想像や妄想が多分に含まれておりますので、そんな解釈もあるのか〜程度に思っていただけると幸いです。
「ROF-MAO」について
この曲を歌唱しているユニット、「ROF-MAO」についてのnoteを書くのは初めてなので、少しだけ紹介をさせてください!
「ROF-MAO」とは、VTuberグループ「にじさんじ」に所属している剣持刀也、加賀美ハヤト、不破湊、甲斐田晴の4人で構成されており、にじさんじの運営主導で結成されたユニットです。
詳しい紹介もしたいのですが、今回はそれがメインではないので簡単に…
また別の機会に改めて紹介出来たらと思います!
DiVE !Nについて
この曲は、ROF-MAOの1stシングル
『DiVE !N』のタイトル曲となっており、作詞作曲は「BLUE ENCOUNT」のボーカル・ギター及び全ての曲の作詞作曲を担当している、田邊駿一さんです。
BLUE ENCOUNTがROF-MAOに楽曲を書き下ろすきっかけとなったのが、2024年4月21日に開催された、ROF-MAO1stワンマンライブ『New Street,New World』にて、BLUE ENCOUNTの楽曲である『Survivor』をカバーしたことだったそうです。
ROF-MAOの楽曲は、非常に前向きな楽曲が多く、今から紹介する『DiVE !N』という曲も、ROF-MAOの前に前にという姿勢と、田邊さんが描く歌詞と音楽がマッチしています。
歌詞考察
さて、ここからは本題である『DiVE !N』の歌詞考察に入っていきたいと思います。
以下が歌詞全文です
非常に前向きな曲で、どんな困難があっても乗り越えて、新しい景色を見に行こう!というメッセージ性が感じられて、最高にROF-MAOらしい楽曲です。
それに加えて、私が、たくさんあるROF-MAOのオリジナル曲の中でも、この曲がひとつ飛び抜けて好きな理由が、
我々聞き手にも当てはまる、共感できる歌詞
であること。
私の中の今までのROF-MAOの楽曲イメージは、4人でどんどん新しいことに挑戦して、私たちファンはその姿を見て元気をもらう
今までの4人が目を向けていた対象は、応援しているファンというよりは、まだ誰も挑戦したことのない、どうなるか分からない地点を見据えていると考えており、先が見えない場所に向かって全力で進み続ける―そんなユニットだと思っています。
そんな彼らにとっての大きな転機が、先にも書いた、大阪城ホールでの1stワンマンライブ『New Street,New World』です。
4月に行われたこのライブで、今回紹介するDiVE !Nと同じシングルに収録されている『Hands Up』という新曲が初披露されました。
この曲をライブで披露する前のMCで、曲に込められた思いについて話してたので、さっと要約してみました。(かなり時差があるので、もしかしたら間違いがあるかもしれません🙇♀️)
この曲は、ROF-MAOの今後について考え、日本中の1億人に届けたい!という、1歩ステップを進めた彼らの決意の曲です。
そしてこのライブを終えてから発表されたDiVE !N、この曲も多くの人を元気づけたい、新しいことに挑戦すると、その分苦しいこともあるけど、それも乗り越えて一緒に新しい景色を見に行こう!!
そんな我々に向けたメッセージがあるのではないかと感じました。
前置きが非常に長くなりましたが、ここから歌詞について話していきたいと思います。
書きたいところだけ自由に書いています。
「強くなりたい」、誰しも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
私自身も何度も思ったことがあります。
何かをしていて心が折れそうな時、継続したいことがなかなか続かない時、気持ちが落ち込んで何も出来ない時など……
そんなことがある度に「なんで私はこんなに弱いんだろう、もっと強くてかっこいい人間でありたいのに」、と。
歌詞にある「漂流者」、これはひとりひとりが、個人で模索しながらも決断して生きていかなければならない現代の我々にも当てはまるのではと思いました。
ここ本当に大好きな歌詞なんです………
挑戦したけど、なかなか上手くいかない・報われない、無理だ・もうやめたい
でも、そんな失敗の経験、それも自分の大事な糧になる、失敗すらもむしろ武器にして進もう!というなんともROF-MAOらしい引っ張り方だなと思いました。
ここは歌い方と歌詞割も注目したいところで、
ここは前半が甲斐田晴、後半が剣持刀也の担当で、2人の声色を活かした、とても優しい歌い方をしています。
この部分は前半が不破湊、後半が加賀美ハヤトで、最後の「最高の航海を」の部分は4人で歌唱しています。
ここから歌い方もメロディーもサビに向けてギアが上がっていくのですが、加賀美ハヤトが歌う「帆を上げろ」、本当に力強くて、今まで受けた「痛み」や「悲しみ」なんてどうでも良くなってしまうくらい、強く引き上げてくれるんです。圧倒的な強さを持っている男、加賀美ハヤト 大好きだ……
そしてサビに入ります。
ふと、私はここで違和感を感じました。今までの考察からわかる通り、私はこの曲を「挑戦している人達に向けて、勇気やさらに頑張る力を与える曲」という解釈をしていました。
ですが、サビに入ってすぐに出てくる「信じ合って」という歌詞、彼らから我々聴き手への曲だとしたら「信じ合って」という歌詞は、間違いではないが、彼らと聴き手という関係的にはしっくり来ない……
ここで、私はもうひとつの解釈があることに気づきました。それは、この曲は我々聴き手に向けた曲であり、さらに「メンバーがお互いに向けて歌っている曲」でもあるのではないか。
この解釈であるとすれば、サビ後半
結成から共に過ごしてきた約2年半で、彼らはお互いのことをたくさん知り、信頼を築いてきたのだと思います。
この解釈でいけば、船に乗っているのはメンバー4人で、その信頼があるからこそ同じ船に乗っているメンバーに向かって「好きに舵を切れ」、4人でもっと先へ「一緒に飛び込もう」……
こんな解釈もできると考えました。
互いに背中を託しているROF-MAOさん、本当にかっこよくて大好きだなと思いました。
そして順番は前後しますが、サビ前半の
この歌詞、とても真っ直ぐなメッセージで、引っ張ったり突き進んだりするイメージが強いROF-MAOの楽曲では珍しい、我々の隣に寄り添ってくれていて大好きなところです。
そしてこの歌詞もさっきの2個目の解釈に基づいて考えれば、メンバー同士で「隣にいるよ」って伝えてることになりませんか……!?!?4人で挑戦して誰かが挫けそうになっても、「大丈夫だよ」って励まし合うってことですか……😭
そんな……素敵すぎる………ありがとう………
完全に取り乱しましたが、ここから2番に入っていきます!
1番では自分の弱さや辛さなど自分自身と向き合っていたのに対し、2番からは「闘争心」という歌詞からも分かるように、周りの人達とも向き合うことになります。
周りに勝ちたい、負けたくない
そう思って「やみくもにパドルを握っ」て、とにかく漕ぐのですが、大事なのは自分が「どこに行きたいか」、何を目指しているのかを自分の中ではっきりさせることであると歌っています。
そしてそれを決める指標となるのは、他でもない自分自身の「心」。
そうやって自分の心にしたがって決めたはいいものの、周りの人や環境には、どうしてもその決意を揺らがせたり、自信を失わせてしまうものもあります。
それでもこれはROF-MAOの曲。そんな嵐も全部乗り越えて先に行くんですね。カッコよすぎるだろ。
そして2番サビです。
2番は1番よりもサビまでが短いのですが、これは1番で自分の中の弱さを乗り越えられた経験が2番でも活きて、前よりも乗り越える難度が下がったからなのかな〜なんて考えてみたりしました。
この歌詞……1番の「大丈夫 隣にちゃんといるよ」と並んで大好きなところです………
旅路や挑戦の最中に疲れてしまっても、我々ROF-MAOの所に来て、休んでいってね
そんなメッセージを受け取りました
寄り添ってくれる歌詞はシンプルに心にきますね…
この歌詞も加賀美ハヤトさんが担当してらっしゃるんです……
ROF-MAO、リーダーこそ決まっていないものの、ほかのメンバーからもリーダー的存在として慕われている彼。「今からやるぞ!」というタイミングや、逆境に遭遇した時の火付け役で、「荒ぶる海原?むしろ逆境から始められるなんて面白い かかってこいよ」と言わんばかりの力強い歌声で、心臓を揺さぶられる歌い方なんですね……
さすがに好きすぎる
ここで落ちサビに入ります。
やっぱり歌詞が最高ですね。
諦めそうで、でもそこを何とか耐える、その経験は全部今日の自分を支えてくれる武器となる。
その培った武器や燃料で苦難を乗り越えた先、視界が開けた!さあ行こう!!
そんなメッセージを感じる大好きなところです。
私この落ちサビの前半が1番大好きです。
断言できます。そのぐらい大好きなんです…。
『「ダメかも。」って』が甲斐田晴さん、『「でも、まだ、、」って』が不破湊さん、「耐えてきた日が」の部分は2人で歌唱しています。
既にこの歌詞に何度助けられたか分かりません。
私はメンタルがそこまで強い方ではなく、ちょっとした事で諦めたり投げ出しそうになったりしてしまうのですが、その度にこの歌詞を思い出して、「まだ、もう少し」と踏みとどまることができています。
そして何より歌い方!!!1人ずつ歌っているところから、すごく穏やかな声で優しく歌っているのですが、最後の「耐えてきた日が」のところの2人のユニゾンが本当に最高なんです……
優しい歌い方で比較的低めの音、さらに相性バッチリの歌声で毎回泣きそうになります。
ありがとうアニコブ……
ここは剣持刀也さんの担当で、これもまた穏やかで優しい歌声……😭
剣持さんは4人の中で最年少ながら1番先輩で、自分の軸をしっかり持っている人なんですね。なのでこの歌詞を歌うのに説得力があるなと感じました。ピッタリの歌詞割です。
そして落ちサビ最後の歌唱が加賀美ハヤトさんです。
ここからラスサビに向けてメロディーもどんどん盛り上がっていきます。やっぱり「視界は晴れた!さあ行くぞ!」と舵を切るにふさわしいのがこの男。
もうこのnoteの中だけで既に3回目になりますが、一度彼の歌を聞いてみて欲しいです。本当に圧倒されると思います。
そして「いざ出航」は全員歌唱。
加賀美ハヤト→全員の流れ、最初に舵を切ったリーダー的存在に続いて行くみたいで本当に大好きです。
そしてラスサビ!
ここで1番と違うのは最後の
「高鳴る世界に 一緒に飛び込もう」
の部分。
今まではROF-MAOが、自分たち4人が新しい世界に行こう!というスタンスだったのが、ここでは我々聴き手も一緒に連れて飛び込もうよ!という歌詞であると解釈しました。
MVでも、ここは我々の方をまっすぐ見ており、こちらに伝えようとしているのが分かります。
今までずっとかっこいい様に魅せられて、そんな人達に「一緒に飛び込もう」と言われたら、そんなの行くしかない!
頑張りたい!諦めたくない!と思わせてくれる最高の曲ですね。
自己紹介投稿を除いて、初めての投稿なのですが、最初にして6000字を超える超長文になってしまいました笑
とても楽しくかけたので大満足です!
もしこれがROF-MAOの更なる魅力を知ってもらえるきっかけになったら幸いです。
長い時間ここまでお付き合い頂きありがとうございました!