○石井幹事長会見 2023年11月17日(金)10時30分 @衆院第7控室
https://www.youtube.com/watch?v=g-qSp0IrSHs
【冒頭発言】
≪結党記念日≫
本日11月17日は、59回目の公明党の結党記念日だ。今日まで陰に陽に公明党を支
え、発展に力を尽くしてくださった党員、支持者、多くの国民の皆さまに心から感謝を申
し上げたい。党結成に当たり、党創立者から示された「大衆とともに語り、大衆とともに
戦い、大衆の中に死んでいく」との立党精神を基に、具体的な実践をしてきた。それは生
活現場の「小さな声を聴く力」、さらには国、地方を通じた議員のネットワークを通して
政策を実現していく力などに表れている。明年の結党60年の節目に向けて、公明党だか
らこそできる役割を果たせるよう精進してまいりたい。
≪党所属国会議員の期末手当≫
国会議員の期末手当について、国家公務員特別職の給与法改正に伴い、0.1カ月分増
えることになる。このことについて、きのう常任役員会、両院議員団会議で衆参国会議員
と相談した。そもそも公明党としては、歳費について実質賃金がプラスになるまでの間は
(引き上げを)控えるべきだと申し上げてきているので、0.1カ月増える分については
基本的に、それぞれの議員が個別ではなく、党本部が集めて公的なところに寄付させてい
ただく形で対応しようということで、きのうの両院議員団会議でも全員の賛成をいただい
た。そういう取り扱いにしたいと考えている。
【質疑応答】
≪党所属国会議員の期末手当≫
Q、自主的に返納するということだが、寄付先は決まっているのか。
石井)返納はできない。閣僚は法律上、返納できるように担保しているようだが、国会議
員はできない。例えば、今で言えば、ウクライナやパレスチナ・ガザへの支援につながる
ようなところは考えられるが、具体的にどこかを決めているわけではない。
Q、党が集めるのか。
石井)党が預かる。まとめてどこかに寄付する。
Q、いくらぐらいになるのか。
石井)数字は計算していない。1000万円くらいになるのかなと思う。
Q、この対応を決定したのは、きのうか。
石井)きのう午前中の常任役員会で検討して、昼過ぎの両院議員団会議で諮った。
Q、こういう取り組みを自民党や、他の党に呼び掛けていく考えは。
石井)茂木幹事長には公明党として、こういう対応を取る旨を連絡した。
Q、茂木幹事長からの反応は。
石井)茂木幹事長に直接聞いた方がよろしいのではないかと思うが、自民党も何らかの対
応を検討していく趣旨のことは述べていた。
Q、茂木幹事長に公明党の方針を伝えたのは、きのうか。また、今回の対応をいつまで続
けるか。具体的な数字的な指標は設定しているのか。
石井)一つ目は、茂木幹事長には、きのう両院議員団会議で決めた後、ご連絡申し上げた
。(二つ目は)実質賃金はプラスになることが重要だ。今はマイナスだから、マイナスが
プラスになることが一つの目安だと思っている。実質賃金がプラスになることは、物価上
昇率以上に賃金が上がることだ。そういう状況を早くつくる。そこまでは、われわれ(の
期末手当の増額)は控えた方がいいのではないかという趣旨だ。
≪安定的な皇位継承≫
Q、自民党は安定的な皇位継承に関する懇談会を開くが、公明党としてどう受け止めてい
るのか。どう臨むのか。
石井)安定的な皇位継承とおっしゃったが、昨年に政府が出された報告書の中には、今上
陛下から秋篠宮皇嗣殿下、悠仁親王殿下の皇位継承に影響させないようにするのが前提で
、皇族数を増やす対策・方策として、女性皇族が結婚した後も、皇族としてとどまれるよ
うにするのが一案。もう一案は、今は認められていない、宮家が養子を迎えられるように
する。その養子について、第二次世界大戦後、皇族から離れた11の宮家の男系男子を養
子に迎えたらどうかだ。今言った1番目、2番目が十分機能しなかったら、3番目がある
が、まず皇族数を増やしていく議論だと理解している。まず皇位継承そのものより、(皇
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族数確保の)議論では、昨年、政府から衆参両院議長に報告があって、各会派に検討を委
ねられ、なかなか具体的な検討が各党とも始まっていない中、自民党が少しずつ動き出し
た状況かと思う。私どもも自民党の検討状況をにらみながら、党内にも検討の場は設けて
いるので、少しずつスタートを切っていくという考え方である。
Q、臨時国会で何らかの対応を始める考えがあるのか。
石井)まだ明確に、いつから検討を始めるとかが決まっている状況ではない。今、準備運
動を始めている状況だ。
≪日中首脳会談≫
Q、本日行われる日中首脳会談に対する期待は。
石井)日本時間できょう午前中、日中首脳会談が行われる見通しだ。日中間に尖閣の問題
、福島の処理水の問題など、さまざまな課題があるけれども、だからこそ、首脳同士が意
思疎通を図る機会を設けるのは極めて重要だ。今言った課題について、何らかの進展が図
られるよう期待したい。
≪防衛大臣政務官の週刊誌報道≫
Q、本人の「身に覚えがない」という発言に対し、野党からは明確な説明になっていない
との指摘もあるが。
石井)私も正確なやりとりを承知しているわけではないけれども、疑惑・疑念を持たれた
政治家は、自ら積極的に説明責任を果たすべきだと考えている。
以上
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