2025 書き出し
1月4日に、「2025年は週1度文章を書いて公開する」と決めたので、拙いながらキーボードを叩いています。叩いているキーボードはつい一昨日に手元に届いたものです。形から入る僕としては、ノートパソコンを我慢したことを褒めて欲しいくらいです。
まず僕は文章を読むのも、書くのも好きです。そんな話を少しします。
少し前の僕は、好きな作家という概念があまり理解できておらず、海外に行く時や、新幹線の長距離移動時のアイテムとして文庫本を携帯し、パラパラと目を通すような人間でした。
その人間の生活を大きく変化させたのが、
川上未映子先生の「黄色い家」でした。
難波のジュンク堂でぶらぶら散歩がてら興味のある本を探してたところ、黄色い表紙が目につき、その夜からもう文章の虜に。
黄色い家はジャンルで言うとクライムサスペンスになるようですが、僕が虜になったのは文章のテンポや、発される語彙の魅力、物語の構成でした。
会話劇のシーンでは、緊迫感と会話内容、心情の変化に心奪われました。
また、そこから僕は川上未映子先生の文章に首っ丈となり、夜な夜な心躍らせ、ページを捲る日々でした。乳と卵、夏物語、すべて真夜中の恋人たち。
「薄暮だった」という一文に詰まった色気のような哀愁に大興奮したことを思い出すと、ショパンの子守唄が頭の中で流れ出します。
今日はもう時間がないのでこの辺で。川上先生についてはまた長く書きます。
来週は僕の街の話でもするつもりです。