山川海・水の旅
石川県出身なら誰でも知っている、白山。
白山は石川県、富山県、福井県、岐阜県と4県ににまたがっていて、更に全国に白山信仰が今も根付いています。
この度、この白山をテーマにした舞台というか、ミュージカルというか、音楽劇なるものを制作することとなりました。
大袈裟な舞台ではなく、子どもたちだけでも上演できて、コンパクトな尺のもの。
それでいて本格的なものにすることが、今回の裏テーマです。
実はミュージカルというジャンルは、個人的にはとーっても恥ずかしいジャンルだと思っていました。笑
素晴らしいミュージカルがたくさんあるにはあるんだけど、正直恥ずかしくなるようなクオリティのものが多くて、昔はずっと敬遠してました。
それが仕事で劇団四季にアレンジャー、キーボードコンダクター、ピアニストとして関わるようになり、周りにもミュージカル関係者が増えていき、更に大きかったのはブロードウェイを良く知る人に出会えたことで、ミュージカルの本質的な話をたくさん聞くことが出来ました。
ミュージカルって、そもそも何?ってね。
そこからは随分と面白さがわかるようになり、意義も感じられたし、つまり、本質的なことが理解できるようになると、途端に感動するものに変わった、というわけです。
しかしこの本質的な部分が、未だ日本のミュージカル界にほとんどないというか、、、まだ成熟されていないのかもしれませんが、輸入されたミュージカルの上演であっても、その精神性や散りばめられた隠されたメッセージ性などをどこまで深く感じているのかは、今でも???です。
表面的なエンタメばかりで、それは音響のバランスの悪さにも表れてしまっていて。
本当にちょうど良いもの、良い加減のものという舞台を観たことは、正直日本では見かけたことがないのです。(少なからずあるにはあるんですが)
批判ばかりに感じるかもしれませんが、これは批判ではなく、そして一個人の意見ではなく、事実というか、現実の話です。
本質的なものに触れたら、人間は必ず反応します。それがわかりやすい答えです!
いつか日本発の世界に誇れるミュージカルを作りたいと思っています。
話を戻します!笑
白山をテーマにするということは、
菊理姫を扱うことになり、
水を調べ、自然を知り、営みを学ぶことから始めなければなりません。
根源的な、地球の大自然そのものにつながるテーマです。
一番のメッセージは、簡単に言えば
「自然とともに生きる意識を持ちましょう」
に尽きるわけですが、
衣食住に関わる全てが、白山の恩恵であることを再確認し、それら全てを網羅した舞台が出来ることで、次の世代も、さらにその次の世代も、、、と延々と白山の恩恵を繋いでいける舞台になればと思っています。
白山周辺はジオパークに認定されましたが、
意外とこういうお墨付きを頂いても、一部の人しか関心がなかったり、そもそも根付いてなかったり、当たり前すぎて気づかなかったりがあるわけです。
産学官連携の元に、この舞台を、打ち上げ花火ではなく、持続性の高いコンテンツとして、地域全体はもちろんのこと、日本中、世界中に発信していけるものにしていくためには、到底わたし1人のチカラでは難しい!
純粋にマンパワーが必要です。
どうかたくさんの方々と手を取り合って、白山を通じて人間らしさの復興=ルネサンス運動のようなものを起こしていければと思っています。
どんな関わり方でも良いです!
白山にまつわる舞台、ミュージカル、音楽劇?の制作チーム、そして、キャスト、産学官連携を実現するためのスタッフなど、多くの方々と手を繋いで、制作していきたいのです。
プロデューサーとしてのお願いでございます。
どうぞ宜しくお願い致します!
本番は2025年3月中旬を予定しております。