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きっちゃんのつぶやき「これから求められる”実社会で活用できる能力”」
アメリカの研究者のキャシー・デビッドソンは、「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業につくだろう」と未来予測をしました。グローバル化、情報化、少子高齢化、知識基盤社会などと様々に表現されているこれからの社会の変化は、今まで以上に劇的で激しいということです。
そのような未来社会においては、反復系の手作業は減り、反復系の認識を伴う仕事までもが減少していくそうです。
では、逆に求められるスキルとはどのようなものかというと、熟考し、適切に判断できる能力や他者と力を合わせ、よいものを創出できる能力、新しいアイデアを創出できる能力です。未来社会に生きる子どもたちに必要な学力は、知識を暗記し再生すればよいのではなく、論理的に考えたり他者に分かりやすく表現したりする実社会で活用できる能力、つまり汎用的能力です。
文部科学省の合田哲雄氏は、汎用的能力をはぐくむ具体的なステップとして、次の6つの段階が大切だと言われています。
①体験から感じ取ったことを表現する。
②事実を正確に理解し伝達する。
③概念・法則・意図などを解釈し、説明したり活用したりする
④情報を分析・評価し、論述する。
⑤課題について、構想を立て実践し、評価・改善する。
⑥互いの考えを伝え合い、自らの考えや集団の考えを発展させる。
これから子どもたちを待ち受ける未来社会で生き抜いていける力をはぐくむため、「何を知っているか」という知識偏重ではなく、知っていることを活用する力や討論、体験学習などを通し自ら課題を見つける力を身に付けさせる学びを保障していく必要があります。