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きっちゃんのつぶやき「正解のない時代を生きる」
今日から令和4年度がスタートしました。大人も子どもも新しい一年のスタートです。子どもたちはそれぞれに進級し、新たな気持ちで“ワクワク・ドキドキ”しながら一歩ずつ歩みを進めていくと思いますが、そんな子どもたちをみんなで応援したいですね。
さて話は変わりますが、皆さんならどうされますか?
”あなたは、避難所の担当者です。避難所には、100人の人が非難してきて
います。そこに支援物資として、おにぎりが60個届きました。あなたはこれを配りますか?配りませんか?”
どっちを選択してもメリット・デメリットがあります。つまり、正解のない問題なのです。
このような問題を解決するには、否定・批判ではなく、対話によって解決するしかありません。対話によって、正解というより納得解を見つけることになります。
子どもたちが社会人として生きる時代は、正解のない時代だと言われていますが、このような問題を解決するためには「対話を重ね、判断していく力」を身につける必要があります。今は、そばに先生や親がいて教えてくれますが、社会に出たらそうはいきません。自分で考え、自分で判断し、自分で決定し、自分で行動するしかありません。そのためには、自分なりの問いを持ち、試行錯誤し、たっぷり失敗し、 その失敗や小さな成功体験の積み重ねから「自ら学んでいく」経験が大切だと考えています。「あれをするな、これをするな」「あれをしろ、これをしろ」という指導が飛び交う場では育ちません。
これからは、子どもを“信頼して、任せて、支える”ことが大切になります。できるようになるまで助けるのが「手助け」。できるようになってもまかせきれないのが「手出し」です。一番手出しをしたい時が、一番手出しを我慢する時です。手をかければかけるほど、子どもは自律できなくなります。しっかりと肝に銘じておきたいですね。