[cEDH]光明の不可思議、タヤム/Tayam, Luminous Enigma 採用候補カード紹介
ご挨拶
みなさまこんばんわ
かわうそです
前回の記事でタヤム以外の記事も書きたいな~などと書いておりましたが、肝心の自分が書きたかった部分を書いていないことに気付きました。。。
<<光明の不可思議、タヤム/Tayam, Luminous Enigma>>における採用候補ではあるが、今回採用に至らなかったカードの紹介です!
カードプールの増加に合わせて忘れてしまうこともあり、思い出せるうちに知見をまとめておこう、というわけです
採用候補ってどんなものがあるの??
構築の型を考える
そもそも、タヤムというデッキはジェネラル依存が激しく、ジェネラルを絡まない状態で勝つことはほぼありません
ですが、裏を返せばタヤムの能力を生かすことさえできればどんな構築をしてもいい!ということでもあります
先人の知恵をお借りするのであれば、大きくは
・頑強型 (死亡誘発時に戦場へ戻る能力に焦点をあてる)
・上陸型 (起動マナの確保を土地に頼り、安定感に焦点をあてる)
・トークン型 (トークンの展開による大量のカウンター確保に焦点をあてる)
・混合型 (上記3種から長所を集め、バリューの高さに焦点をあてる)
の4つにわけられると言われています。
実は普段は意識していなかったものの、私は頑強型とトークン型の混合にあたりそうです(使っているのは頑強ではなく不死ですが)
その点を踏まえて、採用しようか迷った(もしくは現在進行形で迷っている)カードを長所短所を踏まえて紹介していきます
いつものも張っておきます。2023/08/21時点のリスト
https://www.moxfield.com/decks/pWbFq_qTjEq9dKlSrbEA5Q
採用候補紹介~マナ関連~
<<東屋のエルフ/Arbor Elf>>
・長所
・マナ基盤次第では3色のマナを出すことができる
・<<成長の揺り篭、ヤヴィマヤ/Yavimaya, Cradle of Growth>>があれば強力な土地を複数回使える
・短所
・マナが出せない(欲しい色マナが出せないことがある)
→<<血染めの月/Blood Moon>>などを置かれる
→基本土地の採用により多色の"森"を置けないリスクがやや高い
・タフネスが1
タヤムでは能力を生かしきった際のバリューが最も高い1マナ圏のマナクリであるといえます。
しかし、その代償に安定感を多少失っていることが採用を見送った理由になります
EDHにおける序盤の立ち上がりは重要であること、<<成長の揺り篭、ヤヴィマヤ/Yavimaya, Cradle of Growth>>とのシナジーはオーバーキルレベルになり得ることもあり、安定感を優先した不採用です
もちろん、リスクを加味した上での採用は十二分にあり得ます。
<<ディープ・ノームの地形術師/Deep Gnome Terramancer>>
(能力がマナにつながることからマナクリ枠としています)
・長所
・<<法の定め/Rule of Law>>やそれに類似する能力の影響下でも自身の行動を阻害せず展開できる
・土地を伸ばすことで安定したマナ基盤を作れる(平地のみではあるが)
・短所
・土地が伸ばせるかは相手依存になる(安定感の不足)
→<<敵対工作員/Opposition Agent>>のような強力なサーチ妨害を警戒され、思うように土地が伸ばせないケースがある
・ライブラリに平地が残っていない場合は能力が無駄になる
→タヤムの切削で平地が全て墓地に落ちることがある(1敗)
・ターン1制限がついている
・反応するのが概ねフェッチのみ
→<<オグマの文書管理人/Archivist of Oghma>>くんってすごい
2t目から安定して土地を確保できるのであれば、この生物はとても高いバリューを持つといえるでしょう。
しかし、cEDH環境では<<不屈の自然/Rampant Growth>>のような"ソーサリータイミング"で"セットランド以外の土地を出す"手段は限られており、誘発の機会は相手のフェッチランドに委ねられます。
もちろんフェッチランドは強く、多くのデッキで採用があるものの、ノームキャストのスタックでフェッチを切る。などといったケアが存在することもたしかです。
そのため、この生物はマナクリ枠でありながら、安定したマナの供給に貢献しないと考え、不採用としました。
<<ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker>>
・長所
・自身でカウンターを用意できる
・1人で複数のマナが出せる
・短所
・タヤムにカウンターを剥がれるとマナが出せない
・カウンターをソーサリータイミングでしか確保できない
本当に暇な時間を埋めてくれるマナクリ
1t目に唱えることができれば高速なマナ加速に貢献してくれるものの、後半は自身のレベル不足によりマナを生み出せなくなりがち
サーチ先として有用とも言い切れず、初手以外では普通のマナクリと同じかそれ以下の性能であると考え不採用としました。
<<ドーンハルトの主導者、カティルダ/Katilda, Dawnhart Prime>>
・長所
・自身以外の人間からもマナがでる
・暇なときに全体にカウンターを乗せることができる
・稀にプロテクションが生きる
・短所
・人間の採用が少ない
・都合7マナで起動するタイミングではある程度他にカウンターを得る手段がある
・<<ガヴォニーの居住区/Gavony Township>>と違い、除去されやすい
暇な時間を埋めてくれるマナクリその2
人間の採用が多ければ多いほどそのマナ能力は強力になっていくものの、あいにく人間に寄っているわけでもなく、大抵は自身からの1マナが出るのみのマナクリになってしまう。
カウンターを乗せる効果は強力なものの、召喚酔いや除去のされやすさも踏まえると安定した活躍は難しいと判断した。
タヤムが人間だったらマストで採用してそう
<<クローサの修復者/Krosan Restorer>>
・長所
・スレッショルド達成で強力な土地の能力を使いまわせる
・短所
・マナコストが重い
・スレッショルド達成前の効率が悪すぎる
こちらも最大値は高いが安定しないカードの1枚
ある程度タヤムの能力が起動できている、かつ対して勝てないタイミングで墓地にあったら強い。とかなり状況を選んでしまう
クレイドル+ガヴォニー+白マナをアンタップなど、成功体験が強力すぎて未練がある部分が無いとは言い切れない
<<水蓮のコブラ/Lotus Cobra>>
・長所
・フェッチを絡めてすぐ2マナだせる
・短所
・タフネスが1
・マナを保持できない
土地を供給できる間は最高のマナ効率を誇るも、タヤムは手札の補充手段にかけるため土地を毎ターン確実におけるとはいえず、序盤のみの強さと言える
タヤムの能力でも土地を伸ばせるものの、タヤムの能力を起動し始めるときに枯渇しがちなのはカウンターであり、融通が利きづらい場面もある
上陸型では上陸に反応してカウンターを貯める生物や、<<世界のるつぼ/Crucible of Worlds>>のようなカードにより最強生物になる
<<探検の地図/Expedition Map>>
・長所
・タヤムで再利用できる
・強力な土地を安定供給できる
・短所
・マナ効率が悪い
・土地がダブついた際に腐りがち
・直接的にカウンターを増やせない
マナ基盤は重要であり、<<ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle>>のような強力な土地を持ってこれるカードもまた重要
ただし、カウンターを増やせず土地しかない状況はタヤムにとって好ましくなく、また設置から起動までの重さやセットランド権の奪い合いなど所謂噛み合いが強さに大きく影響してしまう
安定感を高めるカードでありながら、ある程度安定した状況でしか活躍をし辛い不安定さを秘めるカード
<<森の占術/Sylvan Scrying>>や<<月銀の鍵/Moonsilver Key>>もある種似たような状況になる
<<世界のるつぼ/Crucible of Worlds>>
・長所
・土地を安定供給できる
・短所
・爆発力にかける
・マナコストが重い
上陸型では必須となるものの、土地を伸ばす効率にやや物足りなさが残る
土地を置くことがカウンターに直結しない点も見逃せない
<<ファイレクシアの供犠台/Phyrexian Altar>>
・長所
・色マナが出るサクり台
・短所
・生み出すマナの量が足りない
タヤムの起動型能力に色マナが不要なこともあり、<<アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar>>が優先されがち
コンボ始動までの要求値もこちらのほうが高くなり、ある程度圧倒的な盤面からでしか勝てないカードといえる
生物をサクることで得られるリターンとそのコストが見合っていない、というのが近いだろうか
<<花の絨毯/Carpet of Flowers>>
・長所
・爆発的なマナを生み出す可能性がある
・短所
・カウンターは増えない
・マナを持ち越せない
EDHは青が強い!というのが常識とされ、"島"が戦場にないゲームは比較的少ない傾向である。
そのためマナがまったくでないというケースは少ないものの、そのマナを持ち越せないことはデメリットにつながる
タヤムは特に盤面に干渉する必要がない限り、起動型能力を自分の手番直前まで"待てる"ことも強みの1つになる
メインで中途半端にコンボパーツの片割れだけあり、走りきれもしないが出る杭として叩かれてしまう、などといった事故につながる恐れがある
(マナを余らせれば事故は回避できるが、ではマナを出すだけのこのカードの価値は…?となる)
採用候補紹介~カウンター編~
<<大衆扇動者、ブリーナ/Breena, the Demagogue>>
・長所
・大量のカウンターを供給してくれる
・短所
・対戦相手にドローを与える
・相手が戦闘を拒むようになる
うまくいけば大量のカウンターを毎ターン稼いでくれるが、その代償として各プレイヤーにドローを献上してしまう
ドローは自身も得ることができるものの、採用されている生物は貧弱なマナクリやタップ能力持ちばかり
<<法の定め/Rule of Law>>があれば多少はドローさせるデメリットを軽減できるものの、与えたドローで<<法の定め/Rule of Law>>を剝がされるデメリットもあり、難しい1枚
バリューはとても高い
<<硬化した鱗/Hardened Scales>>
(類似カードは多岐にわたるのでひとまずここにまとめます)
・長所
・カウンターを増やせる
・短所
・単体では何もしない
・増やさないカウンターもある
・デメリットのカウンターを増やすものもある
パッと見た時に単純に強そうに見え、効果量も大きいこれらのカードだが、+1/+1カウンターにしか反応しないなど、融通が利かない場面も多い
シナジー重視な構成かつ手札補充が苦手なタヤムで、似た役割のカードのみを引いてしまう場合を考えると採用枚数は注意が必要といえる
爆発力を重視する際には検討したい
採用候補~妨害編~
<<無のロッド/Null Rod>>
(類似カードも含む)
・長所
・自分に与える影響が少ない(0ではない)
・短所
・自分のコンボルートが潰れる
あまりにも強力すぎる効果から、アーティファクトに依存するデッキからのヘイトを上げ、完封しきるか叩かれて脱落するかの二極化を生み出す1枚
アーティファクト依存度の高いデッキに対して強く見えるが、周囲を陥れすぎてヘイトを買い、袋叩き似合って再起不能になることもある
出すタイミングがシビアで玄人向けすぎるように感じたため不採用とした
タヤムは固有色の都合で<<溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe>>も<<石のような静寂/Stony Silence>>も積めてしまう
<<致命的な策略/Lethal Scheme>>
・長所
・0マナで打てる可能性がある
・カウンターを増やせる可能性がある
・墓地が肥やせる
・短所
・マナの捻出が難しい
除去を飛ばしながらカウンターと墓地を増やせるカードでマナもかからない。と聞くととても強そうに見えるものの、黒黒含む4マナの捻出は実はとても難しい
捻出できないこともないが、タヤムの起動マナに充てたい、といったジレンマを常に抱えつつ、要所で打てないこともあると器用貧乏さを感じた1枚
~完走できなかった感想~
多い!!!!!!!!
あまりにも!!!!!!!!
語りたいカードの物量がありすぎる!!!!!
検討中リストのカードも追い切れず、リストに入れていないカードも語りたいことが多すぎます
100枚解説のように低カロリーで数を稼ぐ方法もあったんですが、せっかくならちゃんと書いておくほうが便利なのかなと思ったのもあり、無事敗走と相成りました。。。
知見をまとめるのは大事なことですが、貯めすぎず適度に発散することが重要と知りました
みなさんは気を付けましょう
と、ここまで読んでくださった方々申し訳ありません
随時更新という形とさせてください。。。