「自作の二次創作小説をもろて革命起きた話」
漫画にも書いた通り、
私は昨日と今日、2本の「リサとハリー」の二次創作小説を
読者さんから受け取った。
(まだ完成してないけどこんな感じのお話↓)
この話は、ファンタジーで柔らかくしているが
私小説のようなものだ。
地位、名誉、富、それらを求める根幹は
「居場所」を求めているから。
だからこそリサの気持ちは痛いほどわかる。
元々は、ハリーを自分の写しにするつもりだったのに、
書いているうちにどんどんリサが前に出てきた。
そしてある日気付いた、リサには見た目の華やかさは
あるけど、中身は大人の評価に食い潰されたままで
ポッカリと穴が空いた状態なんだと。
ある意味、ハリーよりも
重症なのはリサの方だった。
自分の価値を自分じゃもうわからない、
周りが喜んでくれないと、評価されないと
そこに存在していいのかわからなくなる。
そしてそんな焦燥感から酒に手を出し溺れていく。
リサは酒が好きなんかじゃない、
酒を呑む事によって「安心感」が欲しいだけなんだ。
リサが求めているものは
安心感だけなのにリサ本人がそのことに
気付けないから、苦しさは変わらない。
「なんで自分はもっといい服のデザインが描けないの」
「このままじゃ新入りに抜かされてしまう…こんなはずじゃないのに」
と焦りだけが強くなる。
そこで出会ったのがハリーだ。
でもハリーと出会ったことにより
最終的にはリサは人間界からある種
隔絶されてしまう。
それはハッピーエンドとは言えない
でも、二人にとっての幸せが
叶うなら安いものじゃないか。
つまらないもの全部から解放されて、
二人だけで生きれる世界を私は心底羨ましいと思う。
私は今作を通して「喜びと苦しみの全てであるお互い」を
何がなんでも書きたい。
終わり