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リサとハリー(今日のマンガ深掘り)

ハリーの家に恐る恐る近づくリサ

P14

スランプにより自信を喪失したファッションデザイナーのリサ
(チーフに呆れられるシーンを入れる)は
気分転換も兼ねて初登山を決行。
案の定、道に迷い
困っていたところ丘の上に小さく可愛らしい
小屋を見つけ、近づいていく。
玄関の近くに並べてあった子供の靴を見かけ、
「家族連れが住んでいるんだ」と少し胸を撫で下ろす。
食卓に人影を発見し、近付いていくと、
それは人間ではなく、グロテスクな人形だった。
その人形に「みんなお待たせ!」と優しく声をかける
ハリーと出会う。
人形相手に、人間に対してのように接するハリー。
人形で擬似家族を作っていた。
そんなハリーを怖いもの見たさで、
見続けるリサ。
同い年くらいの女の子なことに気付く。

ハリー心情 リラックス
リサ心情 怖い 怖いもの見たさ、不気味、何をしてるの?


5〜9

人形のガラスの目にリサの姿が反射していることに
気付いたハリはとっさに振り返る。

リサ見つかる、
二人びっくり、
しかし、リサ以上にハリーが怯えてる姿を見て
心配になるリサ。
落ち着けるために近づこうとし、
ハリーの髪の毛の異常さに気づく。
(驚き、恐怖で髪の毛がヤマアラシのようになる)
一瞬怯むものの、
「怖がらないで一人で住んでいるの?」穏やかに繰り返す。
質問ばかりするも、いっさい答えようとしないで
ずっと怯えているハリー。
きてと言っておいて、近づくと
髪の毛の異常さにたじろき恐ろしさで
リサ逃げようと
すると「行かないで!」と寂しそうな声で
引き止められるリサ。
その寂しげな姿を見て、
リサは母性を刺激される。

日も暮れてしまったし、
何やかんやで一泊止まり、

帰りの支度をするリサをみるハリー
そんな姿を見て、
リサはふと「私と一緒に暮らさない?と聞く。
あ、自分ったら何言ってるんだ!?と
思うリサだが、
一緒に暮らす=家族になるということのイメージがついている
ハリーは喜んでついていく。

(こんなところに住んでいて「かわいそう」だと
思い家に誘ったリサ、しかし本当はそれは、
リサのエゴで、ハリーにとってここは
とても住みやすい場所だった。でもハリーもここ以外に
住んだことがないから、何が良くて何が悪いのか判断もつかなかった)

10〜14

リサが被ってきていた帽子を
ハリーにかぶせる。
山道をハリーが案内しながら、
降りて行き、リサの車に乗り込む、
緊張で、チェアを串刺しにしてしまう。
家につく二人、
リサの家は入ってみてびっくり、
酒缶が転がりまくってるゴミ屋敷状態で、
その部屋に驚くハリー。 
「好きなようにくつろいでね〜」というものの、
くつろぐスペースなんてない。
そんなところにリサ仕事場から呼び出し、
「危ないから、外には出ないでね!」
と言い残し、下っ端であるハリーは急いで飛んでいく。

あまりの汚さに
はじめは固まっていたハリーも
動き出し、掃除を始める。
ゴミで埋もれていた下に、大量のリサの
デザイン画と制作した服を見つける。
ハリーそれらを静かに見つめ、
床に転がっていた布で、
見よう見まねで、服を作る。

(リサの見た目の華やかさと、部屋の汚さを反比例させる)
リサは実はスランプからくる不安感で、
酒浸り(精神薬漬けにしようかな)な生活をしていた。
酒(薬)が入っている時は、
しっかりできる。
登山も実は酔った勢いで、行った愚行だった(この時発覚)

1
ページ
目のチーフに呆れられるシーンも
良い服が作れないから呆れられたのではなく、
いつも呑んでしまうリサを心配してだった、
とか入れたら面白い。
完璧にしか見えないリサのボロを出して
驚かせる。

(これまでにちょこちょこ水を飲むシーンを入れて、
登山してきたからかな?と読者にあまり
疑問を抱かさないようにしつつも
後からこのページまで読んだ時に、そうかあれは
酒だったのか!と読者に再読させる)
しっかりしていると思っていたリサも
依存から逃れられないただの人だった。
無茶な提案も、無茶な行動も全てはシラフじゃできない行為だったのだ。

リサが依存症なのは、
私がリサの完璧さについていけなくなりそうだからだ、
私は完璧な人間なんていないし、
私は人はすごい脆いと思うから、
完璧なリサを書くと、書いていて違和感を覚えた。
でも、ハリーを守るためについてきた嘘を
自分のためにすり替えていく時点でもう、
人間味はあるからいいか。
あ、でも嘘をついていくごとに
さらに酒量が増えていくシーンなんていいかも。

依存症気味って設定は、もしかしたら消すかも。
でもリサを映画エドウッドのベラのような人にしたい
気持ちもある。


P15〜P18


続きは明日。

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