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実家に帰り、就職ブルーの年末。

年末なので、実家にいます。

親に「地元に戻ってきてから住む場所は決めたの?」「車通勤でしょ?車はどうするの?」など聞かれ、イヤでも就職を意識せざる終えない状況に陥っています。今まで迎えた年末の中で一番ブルーな気持ちです。これが噂に聞く「就職ブルー」でしょうか。

就職自体はもう、だいぶ諦めがついてきました。
働かないと食べていけないので、働くのはしょうがない。まだ学生でいたいし、できれば働かずに(かといってニートではなく、自己実現しながらお金も稼ぐという、一部の天才にしか許されていないような生活を心の奥では望んでいるのですが、)もうムリだと分かっています。さすがに絵空事すぎる。

働くのはしょうがない。
でも、親の希望で決めた就職先がやっぱり気に入らないんですよね。「親を捨てて地元を出るなんてしないよね」「そこそこ安定した〇〇企業に入ってね」「老後は頼んだよ」などの要望を受け、良い娘な私は、これまで通りYESと答え、親の希望する就職先から内定をもらったわけですが、1ミリも嬉しくない。

少し時間が経てば、「やっぱり親の言うことは正しかった!」「働くなら休日があって安定している職が一番だわ!」みたいな思考回路になるかなと期待していたのですが、全くそうなりません。むしろ日に日に、イヤさが増していく。坂道から雪玉を転がしていくが如く、加速度的に、就職に対する鬱々とした気持ちが増大していきます。今は米俵5俵分くらいの大きさです。(持ったことはありませんが。)とにかく、就職したくない。地元出たい。まじムリ。東京行きてェ。

うちの地元は、ほかの多くの地方自治体と同じく、
少子高齢化で人は少なく、
道ゆく人は右も左もご老人ばかり。

スーパーや居酒屋や薬局は、今後縮小するでしょう。
賢い人は都会で給料の良い仕事を見つけていて、地元に残っているのは土地に縛られて動けないご老人と、その家族と、引っ越せない貧困層。

あぁ、私はここで何十年も生きて、そして死んでいくのか。
人が減り、活気が落ち、どんどん廃れていく場所で、私はどんどん年老いて、そして朽ちていくのか。
あぁ哀しい。超哀しい。マジで就職ブルー。
今ここを離れなければ、いつ離れるんだ!?

でも、もう手遅れな感じもする。
親を喜ばせるだけ喜ばせて、都会にトンズラするのもなんか悪い気がするから。
喧嘩もしたくない。
怒られたくない。
でも、私も22歳。
そんな理由で、自分の未来を諦めるなんて情けない。

あぁ、年が明けたら就活してみようか。
ちょっと検索窓に「冬採用」と打ち込んでみる。
すぐさま出てくる「ブラック企業」の文字。
今残っている企業は、なるほど、ブラック企業が多いらしい。そりゃそうだろう。
冬まで人が集まらないところに、いい企業が残っているはずがない。
プライドだけは一丁前に高いので、そんな売れ残り企業に自分が行くのも、なおのこと面倒だ。気が重い。
あぁ、やっぱり就職したくない。就職したくない。

時間は刻一刻と過ぎていき、もう3ヶ月ちょっとくらいで、私は後戻りできなくなってしまうんだ。
今の内定企業の玄関先に立たされ、もう今更「辞退します」なんて言えない状況に立たされるんだ。
あぁ、吐き気がしてくる。
早く決断しなければ。
米俵の重みで死にそうだ。

当然、地元起用なんてナシだ。
私は野望を持って飛び立つんだ、どこかに。
でもそれを説明しろと言われると難しい。
「必ず成功するから、ちょっと見逃して」と親に頼むことを想像するのがイヤすぎる。とてもイヤすぎる。ゴキ●リの入った虫かごを部屋の四方八方に積み上げられて、そこで1週間生活させられるのと同じくらいイヤだ。かなり息苦しい。生きた心地がしない。
こんなこと考えてたら身体に悪い。
やめよう、いったん考えるのはよそう。
一旦、脇に置いて、年を越そう。
そんな事を考えている。


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