はじめての刺しゅう体験
無職の暇真(いとま)です。
せっかく時間があるのだから、無職の期間に「刺しゅう」に挑戦しようと思ったのだけど、自分で必要なモノを調べて、買って、教材を準備するのは、めんどうハードルが高かった。
たとえ初心者用のキッドを使ったとしても、一人じゃ開封すらしないだろうと直感したので、市の文化センターで「刺しゅう」の講座を受ける事にした。
今日はその体験会の日だった。
たった2時間で完成した作品がコチラ!!
体験の内容は「バックスティッチ」と「クロススティッチ」を交互に繰り返すだけのカンタンな内容だったんだけど、真っ黒な布にレインボーカラーの糸が生えて、かわいく仕上がった♡
私が「できました」と報告すると、
先生や生徒さんたちは、わざわざ立ち上がって私の完成品を見に来てくれて「すてきねぇー」「早いのねぇー」と口々に褒めてくれた。刺しゅう歴の長い人からしたら、なんて事ないもののはずなのに「がんばったね」という祝福の空気感がうれしかった。
刺しゅう講座の教室にいる人たちは、
みんな空気感がジブリ。(褒めてる)
「〜かしら」とか「〜だわ」という言葉づかいがとっても自然で、上品で、私もこういう年の重ね方をしたいと思った。ザ・マダムって感じ。
「一回ずつ片付けるのが億劫で、
私なんか作りかけのを出しっぱなしよ」
なんて自虐すら優雅で、私も将来は自分専用のものづくり机をもって、そこに雑然とつくりかけの刺しゅうを置いておくような人になりたい。と妄想した。たぶん私は、手仕事と密着した生活を送る事に、強い憧れがあるのだ。
先生は「良かったらこれからも続けてほしいのだけど」と控えめに誘ってくれたので、もちろんその場で申し込んだ。
先生がつけていたブローチや、生徒さんが持っていた刺しゅう付きのバッグみたいに、私も何か普段づかいできる作品を完成させられたらいいな。
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