開発者のアーミーナイフ「DevToys」を試してみる
DevToysについて
DevToysは、MicirosoftのVisual Studioの開発者の方が作った、デベロッパーにとって、スイスのアーミーナイフのような便利ツールらしい。
Power Toysの時は、使わない機能がたくさんあり、勝手に設定が有効化されていてインストールしない方がいいと感じた。
では、DevToysはどうなのだろうか。エンジニアは何かしらの手段で専用のフリーソフトを使っているはず。
また、今はVS Code等の開発環境にプラグインを追加すれば何でもできてしまう。OSのレジストリやファイルを汚すようなものは使いたくない。
DevToysの機能
機能は、上記Microsoft Storeの主な特徴に書かれている通りだ。
マークダウン言語のプレビューや、画像変換・圧縮はよく使うのでありがたい。
ハッシュも算出するコマンドを思い出さないといけないので、それがツールで出来てしまうのは大助かりだ。
あとはよくわからない。とりあえず、インストールして使ってみる。
DevToyのインストール
Microsoftのストアから[入手]ボタンを押して、インストールするだけ。
GitHubには、以下の文章があり、動作要件はWindows 10 1903 (いわゆる、Win10 LTSC 2019)以降となっている。
DevToysの起動
DevToysを起動してみた。
まず最初に思ったのは、文字が小さいのに比べてアイコンがでかい。
色覚異常シミュレーターなんてのは面白かった。
画像を開くと、色覚異常での画像が表示される。
よくパワーポイントで資料を作るけど、色覚異常の人にも識別できるようになっているか、気になっていた。
まあ、この手のユニバーサルデザインは書籍などで学んでおくべきだと自分は思うけど…。
テキスト比較は、WindowsユーザーであればWinMergeというソフトを使うか、エディターの機能を使う。なので、使い道がよくわからない。
DevToys、ちょっと便利だとは思った。
でも、DevToysがないと困ることはない(わかってはいたけど…)。
こういうのはすでにド定番のフリーソフトがあるから、普通はそれを使っちゃうな。フリーソフトが商用利用不可になったら、需要が出ると思う。
欲しい機能
バイナリーエディタや、エンディアン変換があるといいのにと思った。
あと、基数変換ツールは64bitの最上位ビットが負の符号として扱われているのが気になる。
これだとinteger型みたいな32bit符号が正しく表示できない気がする。
PLDやFPGAの設計者は小数部の計算をすることがあると思う。
(少数部設計にわざわざ電卓叩くことはないとも思うけど…)
便利ツールだとは思うけど、バリバリ現役の開発者が好んで使うかは微妙。
趣味で使う分には、個別に専用のフリーソフトをインストールするのが面倒なので、DevToysを使うのはありだと思った。
別の話になるけど、他にもなんかいいツールがないかを探していて、GWSLが気になった。
WSL上のLinuxのGUIアプリケーションを、Windows上のアプリケーション感覚で使えるようにするものらしい。
Windows11のWSLでGUIアプリケーションが使えた気がするし、そもそもLinux(しかもWSL)でGUI使うことって殆どないから、これも微妙かな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?