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2023年11月期決算を発表しました

こんにちは、note(5243)でIRを担当している三浦です。
2023年11月期決算並びに2024年11月期業績予想について発表しましたので、概要についてお知らせいたします。



2023年11月期 決算概要

決算ハイライト

第4四半期の決算は、売上成長やコストマネジメント強化の取り組みの結果、営業利益が▲16百万円となり、第1四半期の▲221百万円、第2四半期の▲88百万円、第3四半期の▲53百万円からさらに赤字幅が縮小しました。

営業利益・営業利益率の推移(決算説明資料p.5)

売上高についても毎四半期順調に拡大しており、売上高は722百万円、売上高総利益は672百万円となりました。売上成長やコストマネジメント強化の取り組みにより、各利益指標が通期業績予想を上回って着地しております。

業績サマリー(決算説明資料 p.7)

主要KPIの推移

主要なKPIの推移は以下の通りで、各指標とも順調に成長しています。
noteは、3QのGMVが非常に好調だったこともあり、4Qの四半期GMVは3,528百万円と3Qから横ばいとなったものの、通期のGMVは13,719百万円(前期対比+23.0%)に拡大しています。
note proも新規契約の積み増しにより有料契約数は734件(前期末比+99件)に拡大し、ARRは468百万円(前年同期比+29.1%)に拡大するなど、順調に成長しています。

KPIサマリー(決算説明資料 p.6)


直近の取り組み

以前からもご説明させていただいているのですが、当社は下図のとおり、CREATION、DISTRIBUTION、FINANCEをバランスよく伸ばすことがnoteが提供する価値を最大化するために重要であると考え、このフレームワークに沿って、各項目を伸ばすため具体的な施策に注力しています。

noteが取り組む課題(決算説明資料 p.26)

このうち直近の取り組みとして、本年1月5日よりnoteポイント機能を導入し、こちらの導入に合わせて、購入金額の最大20%がポイントバックされる「noteポイント祭」を開催していますのでご紹介いたします。

noteポイント機能導入(決算説明資料 p.31)

これまではクリエイターの皆さんが自由な価格で自由にコンテンツを販売するのみでしたが、このようにポイント制を導入することで、当社主導で販促キャンペーンが開催できるようになります。

クリエイターからは「キャンペーンをきっかけに、過去に投稿した記事が改めて買われている」といったお声も複数いただいており、これまでnoteを買ったことがない人が記事を買ってみたり、応援しているクリエイターの記事を追加で買ったり、といった購買行動のきっかけになっているのではないかと感じています。

まだnoteでコンテンツを買ったことがないというユーザーも数多くいる状況ですので、こうしたポイントやキャンペーンの仕組みを活用し、購読者の増加や購入頻度の増加につなげたいと考えています。


今後の成長戦略

noteがアプローチするコンテンツ市場はオンラインテキストコンテンツ市場でも1.6兆円、デジタルコンテンツ市場で見れば9.2兆円とまだまだ大きく、しかもコンテンツのデジタル化・EC化の進展によりさらなる市場の成長が見込まれると考えています。

コンテンツ市場について(決算説明資料 p.33)

そのため、今後の成長戦略として、現在注力している「note.com」を軸としながら、noteの技術や資産を活用し、さらにnoteエコシステムを拡張させていく方針について発表させていただきました。

noteエコシステムの拡張(決算説明資料 p.35)

具体的には、note proのようにnoteの技術を活用したツールやAI技術を用いた新規サービスを法人向けに提供していく方向性と、noteに集まるクリエイターやコンテンツなどの資産を活かし、重点カテゴリに特化したサービスをnote.com外で展開する方向性の、2軸を想定しています。

これらの取り組みにより、noteエコシステムを拡張させていくことで新規事業を成長させ、2025年11月期以降は売上高成長率20〜30%の実現と、早期の通期黒字化を目指してまいります。

noteエコシステム拡大による成長イメージ(決算説明資料 p.37)

noteエコシステム拡張のため、2024年11月期は「収益性維持+成長投資期」と位置付け、2023年11月期に強化してきたコスト規律を維持しながら、成長投資のための人材等への戦略投資を実践し、以下の4点を注力ポイントとして取り組んでまいります。

2024年11月期の注力ポイント(決算説明資料 p.36)


2024年11月期業績予想

2024年11月期の業績予想は、売上高の増加を見込みつつ、新規事業に向けた人件費への戦略投資の計画を踏まえ、以下のとおりとしております。

2024年11月期業績予想(決算説明資料 p.41)

売上高の成長を見込んでいるため、戦略投資を除くと黒字の想定ですが、中長期的な成長の実現のため戦略投資として164百万円見込み、営業損益は▲80百万円を想定しています。

業績予想のイメージ(決算説明資料 p.42)

なお、事業別で見ますと、note・note proについてはFY23程度の成長率で拡大させていく想定ですが、法人向けサービスは一時減速を想定しており、新規事業の売上貢献は今期予想においては織り込んでおりません。

事業別の見通し(決算説明資料 p.43)


今後の決算発表の際には、各事業の状況やnoteエコシステムの拡大に向けた取り組みについてアップデートしていきたいと考えておりますので、注目いただけましたら幸いです。

なお、今回はじめて決算説明資料において人的資本に関する方針についても取り上げております!今期は戦略投資として人材への投資を予定しておりますので、改めて当社の考え方についてご説明させていただきました。ぜひこちらも決算説明資料にてご確認いただけますと幸いです。


各種開示資料はこちら

本日は下記の資料を開示しておりますので、合わせてご確認ください。

当社IRサイト内、「IRライブラリ」に掲載しております。


お知らせ:「株主ミーティング」開催いたします!

本日、決算と合わせて当社初開催となる株主ミーティング開催についてお知らせさせていただきました!

2月25日(日)13時より開催予定の定時株主総会終了後、弊社取締役・監査等委員メンバーが出席し、株主の皆さまとサービスや今後の事業戦略について意見交換させていただく場として開催いたします。

概要は以下の通りとなりますが、詳細は2月8日発送予定の「第 12 期定時株主総会招集ご通知」をご参照ください。ひとりでも多くの株主さまにご参加いただけましたら幸いです。

・開催日時
2024 年 2 月 25 日(日) 13 時開始予定の第 12 期株主総会終了後に行います。(所要時間は 1〜2 時間程度)

・開催場所
東京都千代田区麹町1-6-4
住友不動産半蔵門駅前ビル2F ベルサール半蔵門
半蔵門線「半蔵門駅」3b 出口直結、有楽町線「麹町駅」3 番出口徒歩 5 分

・登壇者
弊社取締役・監査等委員(加藤、鹿島、今、田邉、水野、竹川)

・対象者
定時株主総会にご出席の方のみご参加いただけます。 詳細は、2 月 8 日発送予定の「第 12 期定時株主総会招集ご通知」をご参照ください。


IRに関するお問い合わせ先

決算に関するご質問やIRの取り組みに関するご意見・ご感想等、IRに関するお問い合わせは、下記の問い合わせフォームよりお願いいたします!


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上場企業がnoteで発信するIR情報をまとめて見ることができる「IR note マガジン」を運営しています。適時開示やIRサイトでは十分に説明しきれない各社の取り組みについて発信されていますので、ぜひこちらのマガジンも併せてご覧ください。

新規参加も随時受け付けています。参加を希望される上場企業さまは、弊社IR問い合わせ窓口よりご連絡ください!

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