【自社開発アプリ:トラブルよろず日記#1】え? 納品しているCSVに変な箇所が!?
自社開発アプリを運用していると、日々様々なトラブルが発生します。
プロダクトの品質を維持向上させていくには、これらのトラブルに真摯に向き合い、再発防止に努め、品質向上をさせていくしかありません。
このシリーズは、IHで発生したトラブルに対して、どのように仕組み化をして再発防止策を講じたのか?を赤裸々に語る、トラブルブログです。
(情報管理のため、内容は一部フィクションとしています。)
今回発生したトラブル
もともとIHで納品するCSVの品質に関しては以下のような対策を講じていました。
要件定義時におけるCSVフォーマットの合意形成
CSV作成Scriptを実装する際は、要件定義時に顧客とCSVのフォーマットについて合意形成を取っています。それにより、開発途中や追加・変更要望が入ることが無くし「何が最新で正しい情報なのか?」といった不明瞭さを無くしています。
QAによるテスト
ある程度の網羅性をもったデータを投入し、仕様に沿ったデータとなっているかを確認します。
手作業はNG
これは説明は不要かと思います。
IHでは、CSV納品という業務が多数あるわけではないので、実際のところこれで運用が回ってしまっていました。
今回の件を皆で話し合った結果、チェックの観点で弱い部分があると判断しました。
そこで、以下の対策をCSVの品質管理に加えることにしました。
追加対策1)CSVのチェック用スクリプトの作成
実装時には、ある程度の網羅性をもったデータを投入し、テストを実施しますが、実運用になると、データが大量になり、当初想定していなかったデータが投入されることがありえます。
またデータの抽出仕様によっては、
複数のカラムを一つにまとめる
AとBを足してからCに対する割合を計算し、%表記で小数点第二位で切り捨てる
といった仕様も発生するため、生成されるデータパターンは複雑さを増します。
そういったことに対応するため、カラム数や文字数、データ型などを自動でチェックするスクリプトを作り、大量のデータも確認できるようにしました。
追加対策2)営業部でのチェックシートの作成
また、営業部でも納品前に最終チェックを行うため、チェック表を作成しました。「大丈夫かどうかざっと見る」ではなく、具体的に確認する項目をリストアップして、ちゃんと責任を持って確認できるようにしました。
こうした対策を取り入れて、現在スムーズに運用が進んでいます。このトラブルを乗り越えて、また一つ品質が上がったと思います。
まとめるとCSV納品における品質対策は以下ということになります。
CSV納品における品質対策まとめ
現場からは以上です。
今後も品質管理に注力し、より安定したサービス提供を目指します!
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