ホーチミンで餃子まみれ＜前編～美しすぎるバインボットロック～＞【ベトナム・ホーチミン】

2020年12月26日 16:21

2016/9/11投稿

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15日間のノービザ期間ギリギリまで滞在していたベトナムの旅もいよいよ大詰め。ハノイから南下を続けた私はホーチミン(サイゴン)に着きました。［2016/7/4］

そんな私にはベトナムに入ってからずっと探していたものがありました。それは…ベトナムの餃子「バインボットロック（Bánh Bột Lọc）」（地元の人が言うと「バンボロッ」と聞こえる）！！ただ、これがかなりのローカルフードらしく、どこの街の飲食店に入ってもなかなか見つからないままでした。

とはいえ、実はホイアン滞在中にあと一歩のところまで迫ることができていたんです。宿の方の情報によると、どうやらこのバインボットロックは市場でしかお目にかかることができないとのこと。

さっそく翌朝市場に向かうも、バインボットロックを扱っているお店の人はタイミングが悪いことにお休み。「また明日に来てみなよ」と言われています。しかし、ここでバインボットロックをお目にかかることができると確定したので私はルンルン気分！期待に胸を膨らませ次の日の朝、再び市場に向かうも…私を待ち受けていた現実は悲しいものでした。…そう、休み…！

どうやら店主はお腹を壊してしまったようです。…マジか。なぜこのタイミングで。…しかし日本にいるときから万年下痢気味の胃腸とともに過ごしてきた私は店主の気持ちもわかるのです。お腹が痛すぎて仕事を休みたいときもあるよね。どうしようもないんだよね、もはやトイレから出られないんだよね。

そんなこんなありまして、あと一歩のところでバインボットロックを食べることができず、ホイアンを離れる日がきてしまいました。

「…こうなったらもう、大都会・ホーチミンにかけるしかない！」

そうしてやってきたホーチミン。宿の人に早速聞いてみます。

「ババインボットロックって知ってる？」
「知ってる知ってる！どこで食べられるか調べてあげるね」

眼鏡が知的さを醸すレセプションのベトナム嬢がPCをカタカタといじります。

「ベンタイン市場で食べられるみたい。紙に店の名前を書いてあげるからちょっと待って」
「…でもこの時間でも市場ってやってる？」
「OK!電話して確認してあげるわ」

…なんて仕事ができるのでしょう！そして「サイゴンフレンズホステル」という宿の名前通りの優しさ、人の良さ…！

「やってるみたい！」
「ほんと！？今すぐ行ってくる！！」

さぁ、待ちに待ったバインボットロックとのご対面だ！ベンタイン市場までは宿から歩いて15分ほど。逸る気持ちを抑えつつ安全歩行で向かいます。(ホーチミンの交通量と歩行者ではなく車優先具合は我々の想像をはるかに超えるものなのです。)

（ベンタイン市場）

宿の人に書いてもらったメモを片手に、お店のあるゲートを探しますが、見つからない。っていうかほとんどのゲートが閉まっている！若干疲れ気味っぽかったO氏を引き連れながら、何人ものローカルピーポーに聞き込み調査をするもやはり市場は既に閉まってしまっているとのこと。

「また明日の朝来なよ」

……デジャヴ！！
……あぁ、神は私にバインボットロックを食べる権利を与えてくれないのか…！

この日は適当にバインセオを食べて、しょんぼり気分で宿に帰りました。

（ホーチミン版バインセオは特大サイズ！
葉っぱでバインセオをくるんで食べました。）

気を取り直して翌朝、リベンジに再びベンタイン市場へ向かいます。どうしてもバインボットロックを食べてみたい！そんな気持ちが強すぎてこの日は朝6時に目覚めてしまった…。ついにバインボットロックを食べることができると思うとそわそわしてしてしまい、1分間が何10時間にも感じられるほど！そして、8時を回っても起きそうもないO氏をおいてベンタイン市場に足を運びました。（…なんて自分勝手なのでしょう）