ブータンの市場!酒!そして手作りモモに挑戦!【ブータン・ティンプー】
ブータン旅行4日目、ティンプーの街を散策したのと市場へ行ったので写真をいくつか。
(ちなみに、伝統衣装のゴとキラを着ているお二人がガイドのSさんと奥さんのMさん。)
(手信号。ブータンには信号がないんですって。でも車が走ってないわけじゃなくて結構走ってるよ!ちなみに手前の車はタクシー。ブータンのタクシーは車体に町の名前がプリントされています。)
続いて、市場の写真を!
(唐辛子の種類がとにかく豊富!!※ブータンでは唐辛子は調味料ではなく野菜です。)
基本的に野菜も果物も小ぶりで可愛いです。ブータンでは、日本のように選定して栽培するってことをしないのだとか。
ところで、ブータン仏教の教えによると、動物を殺生してはいけないそうなのですが…市場にも肉や魚は並んでいるし、これまでも何度も肉を食べています。
今回のガイドさんSさんの奥さん、日本人のМさんによりますと、「動物を絞めるのは、ネパール系などの人たちがやっている」とのこと。そして、ブータン人は肉好きらしいです。「そこらへんのやりかた上手いですよね」と言っていて、なるほど、と。
お家に帰ってきたら一休み。ブータン全体がそうなのか、今回のご家族がなのかはわかりませんが、お茶の時間は必須みたいです。ということで、ガイドさんのお姉さん夫婦とお母さん、そして、大学受験のために居候をしている親戚の青年とティータイム!
…と思いきや、私とお姉さんの旦那さんだけティータイムではなくなりました。お母さんがお酒を作ってくれたのです。ブータンのお酒ってどんな感じ?と想像もつかなかったのですが、、、
玉子酒でした。竹筒に入ったお酒「チャン」といり卵を混ぜて出来上がり。チャンはお店で売ってはいけないため、独自に作っている人からもらったりするそうです。アルコールは結構強め。
コップの中身が少なくなると、お母さんがどんどん次をついでくれるので、なかなか空になりません。お母さん以外はもちろん英語も話せるので、おしゃべりも進みます。そして、いつの間にか、お姉さんがいなくなっている…!一つ上の階に夕飯を作りに行ったみたいです。
本日の夕飯は、ハンドメイドモモ!!私も一緒に作ることになっていたのですが、なかなかお酒が空にならない!Sさん、そしてついには子供たちに呼ばれて、やっとお酒を飲み干して、いざキッチンへ!
……皆さん既に包む作業に入っていました。かなり遅れて参加したということがよくわかります。
気を取り直して、私もモモ包みに挑戦!
Mさんが包み方を教えてくれたのだけど、日本の餃子とは全く違った包み方にかなり手こずります。…というか、餃子でさえあまりうまく包めないものなので…。言われた通りやってるのに、なかなか上手くいかない…!
一個一個に手こずったあげく、かなり不細工な形のモモしか包めない私の横で、Mさんはさくさくと包んでいきます。ただ、これも元から上手だったわけではなく、数をこなして上手くなっていったそうです。というのも、Mさん。昔モンゴルに長期滞在していたことがあるのだとか。そこで、何百個ものモモを包むことになり手に職を付けたのです!!羨ましい。
家族内でそれぞれ特技があるようで、例えばMさんは包むのが得意だけど、皮を延ばすのはまずまず。お姉さんは、包むのはまずまずだけど、皮を延ばすのが得意なのだとか。家族の中でうまいこと役割分担ができているって素晴らしいですよね。
ちなみに本日の具は、肉のモモと野菜チーズモモ!モモは、肉と野菜で包み方を変えています。お店でも肉と野菜で包み方を変えているそうですよ。野菜チーズの方だったら、幾分簡単じゃないかとのことでしたが……残念ながらどっちもどっちでした!
モモのほかにバトゥという、すいとんのようなスープも子供たちと一緒につくりました。今日は、粉もんパーティーですね!
モモは蒸して(蒸し器は一家に一台はあるらしい。さすが!)、すいとんはスープと茹でてできあがりです!
(これは肉のモモ。今回は牛肉でしたが、豚や鶏、いろいろと種類があるそうです。)
(左上のモモが野菜チーズ。こちらは壺のような、丸め包み方)
やはり、ペースト状になった唐辛子のタレをつけて食べます。お味は…………もちろん美味しい!何より自分がモモを作ったという喜びが大きい!!まさか海外でこんな体験ができると思っていなかったので、嬉しさも美味しさもひとしおです。
すいとんの方も唐辛子のタレを入れて食べます。辛いのが苦手な子供もいましたが…大人たちはもちろん投入!なかでもお姉さんのスープは真っ赤っか!
(左がお姉さんの。右は唐辛子を入れていないもの。)
…このくらいの量がデフォルトなのかと思ったら、そんなことはなく、ちょっと入れすぎてしまったようです。あまり口数は多くないお姉さんのその行動にほっこりしてしまいました。
大家族の食卓って本当に楽しいなと思った4日目の夜でした。