痛みの正当性の証明(抗癌剤の副作用ですら正当性は無いにしても)
抗癌剤の副作用について
浸潤性小葉癌ステージ3
リンパ節転移11/13
全摘手術→抗癌剤→放射線治療・ホルモン剤→飲む抗癌剤・ホルモン剤
抗癌剤ドセタキセル3週1回を4クール
現在抗癌剤治療が終わったところなので備忘録。
1−4回共通の副作用
2日目-10日目
怠さは投与日からあるものの、ほとんどの副作用は2日夜以降から。
4クール全て2日目夜から発熱。37.7-38.5℃(それ以降は解熱剤使用)
熱が出だすと、尿がものすごくオレンジ色になる。(蓋をして2度流す)
なんとなくだが、粘膜の感じがいつもと違う感じがした。(熱のせいかも)
はっきりした口内炎はないが、温かいものが食べられない。冷たい流動食を少しだけ摂取できるが、食欲がない食べられない。(2クール目から口内炎予防のうがい薬を処方してもらった)
熱より体の痛み、内側からのぞわぞわちくちくが酷く、6日目くらいまではほぼ動けない。その間は本すらも読めない。(なんの気力もなくなる)
11日目-
温かい固形物が普通に食べられるようになる。
尿の色が正常になってくる。
体の痛み・ぞわぞわが弱くなってくる。
で、残りの1週間で回復、そしてまた抗癌剤。というサイクルでした。
1クール目
ただの発熱だけではなく喉が腫れて熱が上がっているよう。
便秘が酷かった。出すのに苦労した。
皮膚を引っ掻いてしまい、膿んで治らなくなってしまった。
引っ掻いて膿んだこと自体生まれて初めてなので、免疫力が下がっているのでただの引っ掻き傷が大事になってしまったことと思われる。
ステロイドの塗り薬を塗りたくって10日ほどでなんとか治ったが、色素沈着で肌が真っ黒になった。
2クール目以降は絶対に皮膚を掻かない、触らない、と誓った。(そして抗癌剤前日は絶対に爪を切っておく)
そして13日目に脱毛。
毛根が死んで自分の細胞の一部であったということが信じられないほどあっけなく、無数の髪が私から離れていった。(抜けるという言葉では言い表せない)
2クール目
一番軽かったかも。でも体の痛み・発熱・ごはん食べられない・暫く動けない。というのは変わらない。
3クール目
熱が続いて4日ほど全く動けず。吐き気も出て、何も食べていないので胃液を吐いた。1クール目と違って下痢症状も出て、トイレに入ってどちらを先にするかみたいな状態。
手足の痺れが出たが1週間ほどで気にならなくなった。
長い間私の中で眠っていた粉瘤が爆発し膿が止まらない。
4クール目
38℃越えが4日間続いて(喉の腫れも少し)、嘔吐&下痢&脳貧血。
脳が全く働かず、10日間程度屍だった。話しかけられてもほとんど答えられず表情を作ることが難しかった。
手足の痺れは前回と同様。
ドセタキセルは蓄積型と聞いていたが、やはり回を追うごとに症状が強く出た。
私は熱に強い方だが、風邪の熱よりも体のダメージが大きい。怠さ・体の中からのぞわぞわちくちくで全く動けなくなる。
4クール目の自分の屍さ(造語)にも驚いた。何も考えることができず、空っぽで無感情だった。
身体の浮腫みはリンパ節郭清部分くらいで、軽かったように思う。
食事が全然取れなかったにしては、全体で5kg程度しか痩せなかった。
脱毛は頭髪はまばら。陰毛もまばら。眉毛は半分くらいなくなった。睫毛はほとんど抜けていない。
抗癌剤は人により副作用の出方は全く違うので参考にはならないかもしれない。
私の病状だと、再発や転移が起こる可能性は高く、その際はまた抗癌剤をしなければならなくなるかもしれないので、備忘録として残しておくことにした。