宅建試験を受けた
10月、宅地建物取引士資格試験受けたが、それに伴う勉強について、自分の記憶の仕方が面白かったので書いてみる。
※独学。費用は試験料とテキスト・問題集各1種類分のみ。
3月。
特に仕事には必要ないが社長から受かったら給料上げてやると言われたので、とりあえずテキストだけ買ってみた。
全く意味が分からなくてテキストを閉じる。
4月-5月。
緊急事態宣言で在宅勤務になったので、仕方なしに仕事の合間に勉強を始める。
テキストの章のとおり、宅建業法からやってみる。
読んでみると、欠格事由とか突っ込みどころが多くて、なんでこんなことを覚えなければならないのか…と思いながらも、仕方ないので何となくノートに書く。
1章終わったら問題集を同じ章やって間違えたらその間違えた問題の選択肢4つを肯定文に直してノートに書く。
無料アプリの問題集も同じ章やって間違えたらその間違えた問題の選択肢4つを肯定文に直してノートに書く。
なのでノートには肯定文が羅列されるのだが、意外に肯定文に直すのが難しかったりする(特に権利関係)。
宅建試験は国語能力なので、4択だから〇×じゃなくて、4つの選択肢全てを一回〇にしてみる、というのは国語能力の訓練になる。
普通のことをやたら難しく書いてあったりするので、それをわかりやすくするのではなく、難しい言葉に慣れて、その難しい言い回しのまま、肯定文に直していく。
4・5・6・7月は気分が乗った時だけ勉強して、乗らないときはその日はやらなかった。
気分が乗った時は4時間以上集中できるが、乗らないときは20分持たないから仕方ない。乗らないでやっても頭に入らない。
6月-7月。
権利関係に入ったが何を言っているのかひとつも理解できず、諦める。
しばらく途方にくれていたが、youtubeという便利な講義を知り、なんとか糸口をつかんで勉強を再開する。
権利は、宅建業法と違って、遺産分割とかで(えっ…Aさんのまわり不幸多すぎ…)とか、(所有の意思をもって平穏かつ公然に土地を占有するやり方って一体…)とか、(どんな事情があってBさんはCさんのために自分の土地を抵当に入れたの…?)とか、問題が面白い。
でも借地借家法とか根抵当とか理解が難しくて1カ月で終えようと思っていたところが7月末までかかってしまった。
8月-9月。
やっと法令上の制限に入ったが、とっつきにくすぎて、また諦めて、宅建業法と権利を復習したりしていたが、時間がないのでyoutubeでなんとか都市計画法を断片だけ理解したふりをして、少しずつ進めていった。
だけど建築基準法は無理すぎたので捨てることにした。
10月。
建築基準法以外はひととおりこなし、アプリも正答率を上げて、それでも間違えてしまうときは繰り返し肯定文をノートに書いていた。
それでも5冊くらい?
おそろしかった建築基準法も「点を落としたくない」という気持ちで乗り切った(気分が乗った時に一気にやった)。
13年分の過去問は試験形式では10月に入るまで一度も手をつけなかった。
実力を試したくて…(時間配分のこととか考えもしなかった)
結果実力試しにやった過去問はほぼ全部38-45点取れていた。
あれ?わたし受かるのでは?
と思ったが、所詮過去問は過去問。試験形式でやったことがないだけで分野別に何度も解いた問題だからできて当たり前…と気づいてすごく怖くなる。
ながくなったので次につづきます。