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伝統芸能 記事まとめ

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伝統芸能について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#伝統芸能」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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2024年2月の記事一覧

幻の銘茶のこと(六)秘境政所の謎

政所の謎 永源寺の先では、日本最古級と言われている 母体 の 土偶が発見されています。 1万年ほど平和な暮らしが続いたと言われる、縄文時代草創期のものだそうです。 山の奥深い小さな集落に『政所』と名付けられた地名。 気を付けてみないと見落としてしまいそうな小さな神社に刻まれた紋。 そこにはたくさんのお能面と衣装がありました。 このあたりは惟喬親王開祖『木地師』発祥の地です。 かつて、一般に使用を許されなかった最も高貴な色とされた『紫色』 その原料となる絶滅危惧種『紫根』の栽

檜舞台は何処(伝統文化体験記、すいません大袈裟でした)

能、狂言、歌舞伎、文楽、落語等々 日本の伝統芸能みた事あるのはいくつありますか?? 私は一応、能、狂言、歌舞伎、文楽、落語です。 一応……うん、一応。 何故一応なのかというと 狂言、文楽、落語は 「芸術鑑賞会」というありがたい時間を高校が毎年設けていて、自発的ではないけれど見たことはありました。 そして歌舞伎と能は昨年初めてちゃんと観に行きました…… 「楽しい!」 というのは知っていましたがチケットを取って自分で足を運ぶまでには至りませんでした。 本当にすいませ

企画展 おがつの【匂い】【石】【祭り】(2021年〜2022年)と「おがつのね(音)」

2021年夏〜2022年春にかけて石巻市雄勝町を表す水産、石、芸能をそれぞれテーマに、過去と現在を展示し未来を住民視点から照らす内容の企画展がありました。2021年7月に主に漁業、水産、暮らしをテーマの「おがつの匂い」、2022年1月に雄勝石の硯やスレートの産業をテーマにした「おがつの石」、2月には雄勝法印神楽を中心に郷土芸能や神社の祭りをテーマにした「おがつの祭り」。 その企画展がきっかけで始まった映像、サウンドスケープとアンビエントの作品「おがつのね」を一つ一つ制作後記

地元の人から愛されるお祭り🍻🏮🍧🎆

みなさんこんばんわ! めいちゃまです🐑!! もうすぐ春かと思いきやまだまだ寒い日が 続きますね:( ;´꒳`;): 寒いのは苦手です🥶でも暑いのも苦手😂 最近風邪をひいたり体調崩してる方も多いのでみなさんも気をつけてくださいね🍀 さて、昨日はYouTube配信で勝山の方に行っておりました! ちなみに勝山の人のことをかっちゃまっていうらしいんです!私はめいちゃまがニックネームなので何となく親近感☺️  ちゃま!笑 配信で何しに行ったかと言うと 左義長祭り!!

能楽、海を越える②-2【佐野玄宜 先生】観光編

前回の投稿では佐野玄宜先生に 韓国での公演についてお話いただきました。 こちらの記事では、【観光編】として 玄宜先生の韓国のおすすめ料理や香港での裏話をご紹介します。 🇰🇷韓国のおすすめ料理 韓国は小皿料理がいっぱいあって食べるのが楽しかったですね。 あと、私たちが行ったチョンジュはビビンバ発祥の地と言われていまして、現地で食べたビビンバがすごく美味しかったです。 私は辛いものが平気だったので韓国料理を堪能できました。お腹を壊して大変だった先輩もいましたね。飛び上がり平

令和6年文楽二月公演「艶容女舞衣」日本青年館

国立劇場閉場後の初の本公演、日本青年館にて。 二部の「艶容女舞衣」。処女妻お園のクドキが有名な演目で、お園のクドキの場面自体は何回か見てきたものの、演目そのものをしっかり見たのは今回初めてでした。 実は以前に、桐竹勘十郎師の企画の「道行の美学」という公演を見に行き、ボロボロ泣きまくった経験があります。 妻と愛人の葛藤を描いたお話なので、普遍的な要素あり、一方で、さまざまな解釈の余地があり拡張する懐の深さがあるお話だなぁと思いました。 この「道行の美学」は、「いつもお園

1月に観た展覧会2つ

1月に、2つの展覧会を観に行きました。 三井記念美術館 国宝雪松図と能面×能の意匠 三井グループのルーツである豪商、三井家が江戸時代より蒐集していた美術品を収蔵した三井記念美術館。こちらの展覧会を観てきました。 国宝雪松図屏風 三井記念美術館では、国宝である円山応挙作「雪松図屏風」を年末年始に公開するのが恒例とのことです、こちらのみ館内で撮影可能でしたので画像をあげておきます。 松の枝に積もる雪のふわりとした質感が素敵です。近くで見ると雪自体は描かれておらず、白い部

仙台げいのうの学校文化祭 2024年2月4日

去年から参加させてもらっている「仙台げいのうの学校」という、仙台市を中心に宮城県内などの郷土芸能の演者関係者、愛好家、支持者たちの交流や勉強会をしている「学校」と冠している催しがあり、その「文化祭」という名の交流会があり、雄勝での獅子舞や創作和太鼓の他に、昨年から仙台鬼剣舞同好会にも関わらせていただいていて、彼らのお手伝いも兼ねて参加してきました。 ーパネルトーク午前中に雄勝体育館で獅子舞の稽古があり、終わってから駆けつけたので少し遅れて会場へ。すでにトークイベントが始まっ

今朝平遺跡 縄文のビーナス 74:岩倉神社舞台

愛知県豊田市平戸橋町&勘八町の馬場瀬古墳群(まばせこふんぐん)から、登ってきた飯田街道(国道153号線)に降り、東の足助町に向かうと、5.2kmほどで左手(北側)に住宅が並ぶ中金町平古(なかがねちょうひらこ)に差し掛かります。そこには幅3mほどの通路が飯田街道から真っ直ぐ北北東に延びていました。その通路入口左角には「村社 岩倉神社」と刻まれた社号標、その奥3mほどの場所には左右に1対の幟柱立てが設置されていました。それは一般道を兼ねた表参道でしたが、2012年7月のことでした

能楽、海を越える②-1【佐野玄宜 先生】公演編🇰🇷韓国

宝生流能楽師にインタビュー 🌏能楽、海を越える✈️ 海外公演を経験された先生方に 海外で能はどのように受け入れられているか、 公演から学んだことや気づき、苦労したことなどをお話いただきます。 また、観光編として、能楽師がおすすめする観光情報も掲載していきますので、 ぜひ今後の旅のご参考にどうぞ! 第2回目は 佐野玄宜(さの げんき)先生です。 韓国での公演や、金沢の姉妹都市について お話いただきました。 ──海外公演はどの国でされましたか。 2005年に韓国のチョン