マガジンのカバー画像

伝統芸能 記事まとめ

488
伝統芸能について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#伝統芸能」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
運営しているクリエイター

2023年8月の記事一覧

宝生能楽堂インターンシップとは?①【参加学生にインタビュー】2023年夏季

いつもお読みいただきありがとうございます! これまで「お稽古場探訪」についてインタビューしておりましたが、 今回は特別編として、宝生能楽堂で年に2回開催しているインターンシップについてご紹介したいと思います。 「能楽を支える”若い世代”を育てたい」という宝生流のお家元の熱い思いから始まったインターンシップ制度。各分野の第一線で活躍する講師から、舞台芸術・文化活動に関わる仕事の「実際」を学ぶことができます。 今回は2023夏季インターンシップにご参加いただいた3名の学生に

わたし式 「ヌン活」 のススメ 銀座花伝MAGAZINEVol.45

#ヌン活 #英国式の洗礼 #格式と解放 #能「卒都婆小町」レビュー 銀座が黄昏(たそがれ)に染まる時間が待ち遠しい、熱射の夏陽が続く毎日、通りを歩く人々からそんな言葉が洩れる。うっすらとした影が街に落ち始めると、中央通りのウインドウにスポットライトが灯り、色とりどりのイルミネーションがひとつふたつと輝き始める。この街が一番幻想的な雰囲気に色づく時間である。 「黄昏」とは、古くは「たそかれ」、江戸時代以降に「たそがれ」となったと聞く。薄暗くなった夕方は人の顔が見分けづらく「

300人揃い打ちの衝撃〜和太鼓の音色で思い出す田舎の学生生活〜

 私は地元である長野県から大学進学をきっかけに飛び出しました。東京での生活は10年程で、楽しくも苦しくも、成長を実感するのはとても有意義でした。結婚を機に地元長野に夫婦でUターン移住し、デザイナーの妻と起業することになりましたが、なんだかんだで田舎暮らしも刺激的で、楽しいイベントが満載です。  あの日、妻と一緒に思い出深い祭り、「岡谷太鼓まつり」へ足を運びました。  このお祭りは高校時代からの馴染みのある、お祭りです。太陽の下、暑さと共に熱狂的な和太鼓の音が空に響き渡りま

千舞祭vol.5 ありがとうございました❣️〜その2〜

第三部 千翠流舞ショー千翠流舞ショーはおかげさまで毎回好評をいただいておりまして、今回は昨年の2倍!配信のご視聴もいただきました。 ありがとうございます! でも、雰囲気が直に感じられる舞台を是非生でご覧いただきたい、とも切に願っております。 出だしは自己紹介的ソロ梓渚自ら選曲した「地獄屋八丁荒らし」でショーはスタート。 とてもオシャレな曲で、おねえさんがさりげなく踊る難しい振付にしました。 雰囲気を出す、というのは本人の生活、性格が出てくるので、逆に言うとその年齢でしか表

奈良国立博物館 浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念 特別展「聖地 南山城ー奈良と京都を結ぶ祈りの至宝ー」~展覧会#39

聖地  南山城南山城・・・と聞いて、その場所を地理的に正確に思い浮かべることは難しい。「山城」は古くは「山背」「山代」と表記された。平城京から見て、平城山(奈良山)の背後にある地域だったからである。山城国は今の京都府に入るが、南山城は京都のイメージとはほど遠い。 若い頃、堀辰雄の『浄瑠璃寺の春』や会津八一の『自註鹿鳴集』を手にして、何度も当尾の里を歩いた。この辺りはかつて浄土信仰の霊地として栄えたところであり、山道には石仏や磨崖仏があった。浄瑠璃寺や岩船寺などの寺院も魅力的

キラキラ★古民家インターンDay12~伝統の中で

2023/08/25 かなっぺ みなさん、こんにちは!かなっぺです(^▽^)/ 連日暑さが続いています、、、💦インターンも中盤にさしかかりました。もう一度古民家事業と私と向き合う機会にしたいものです。 成長点今日も古民家事業の根幹にかかわるものについて意見を出し合いました。まずは市場分析。3C分析やファイブフォース分析を行い、古民家民泊事業をとりまく環境について客観視することができました。分担して市場分析を行うことでスムーズに進めることができたと思います。そのうえでターゲッ

四国を列車でぐるっと回って内子座へ

内子座で4年ぶりに文楽公演 〈行きたいときが行く時!〉コロナ禍を経て、がぜんあちこち旅行したい気分になっている今日このごろ。 四国の愛媛県内子町にある、レトロな木造二階建の芝居小屋「内子座」で、4年ぶりに文楽公演が開催されるというので、列車に乗って観に行くことにしました。 特急列車の自由席が3日間乗り放題、しかも、条件が同じ‘四国フリーきっぷ‘よりも5000円おトクという、夏の四国あちこちきっぷ(13000円)を使います。デジタルチケットを購入しました。 本州側の児島

千翠流舞ショー、絶対見てほしい訳。

毎年開催している千舞祭は、いわゆる日本舞踊の会とは意味合いが少し違います。 千舞祭、と名前を変える前は、お弟子さんと共に日頃の成果を発表する、日舞では当たり前にある舞踊会でした。 修業中に所属した流派の会では(日本舞踊の会といえばどの流派でも)、規模の大きさに関わらず、同じ意味合いと考えています。 観客は身内。自分の踊りたい曲を披露。 日頃の成果を発表する会は、趣味で楽しむお弟子さんたちの晴れ舞台です。 小さなお子さんもですが、大人になってドキドキする体験ができる、というだ

「300年の隔たり」2022年5月22日の日記

・午前10時半には国立劇場にいた。 ・去年、初めて文楽(人形浄瑠璃)を観てからというものそれなりにハマって、誘われたら都合の合う限り必ず行くようにしている。 ・今回は11時開演で、名作「義経千本桜」から3つの場面が抜粋されて上演される回があったので、これに美術館仲間6人で行った。 ・今回の場面での主役は狐の子。 ・狐の子は義経が帝から貰い受けた「初音の鼓」という太鼓を狙っている。実はこの太鼓は、かつて千年の命を保ち、神通力を得た母狐と父狐の皮を用いた鼓だったのです。

「ドロでた」って何?[太鼓の達人]

こんにちは、らいどんです。 今回から本格的に記事を書いていきます、宜しくお願いします。 皆さんは「太鼓の達人」というゲームで「演奏オプション」を付けて遊ぶことはありますでしょうか。 演奏オプションには様々な種類がありますが、その中でも私は「ドロン」と「でたらめ」というオプションを組み合わせた「ドロでた」というものを遊んでいます。 このドロでたについて、1プレイヤーである私が解説したいと思います。 ※太鼓の達人の概要や遊び方等は参考文献をご参照ください。 ※用語の説明は適宜

「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」国立文楽劇場 2023年7月

夏休み公演、大阪まで行ってまいりました! 4月公演とこの7月の公演を通じて、「通し狂言」という趣向で全編を見ることができました。普段の公演は、「見取り」といって、長いストーリーの中の見せ場だけを切り出して公演するのですが、「通し狂言」というのは、名作を全編通しで見られるのという贅沢な趣向。(3か月空いてしまうのは残念ですが・・) 特に、「妹背山婦女庭訓」は、壮大な古典ファンタジー&スペクタクルという演目ですが、「ラスボス」役の蘇我入鹿が権力を持ち、殺されるまでを通しで見ら

和太鼓始めました!夏本番の暮らし【檜原村こよみだより・7月】

いよいよ始まりました、夏本番!標高が高く、都心よりも平均して2~4度ほど気温が低い檜原村ですが、村の人たちも「こんなに暑くなることは今までなかったな」とおっしゃるほど、暑い日が続いています。 とはいえ私が現在住む家にはクーラーが設置されていませんが、扇風機のみで快適に生活することができており、都心と比べると断然過ごしやすいことは間違いありません。朝晩は扇風機もいらないほど涼しく、寝起きはいつも最高です! 7月は個人的に、生活面で大きな変化がありました。それは「桧原太鼓・深