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ミュージカル・オペラ 記事まとめ

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ミュージカルやオペラについて書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#ミュージカル」「#オペラ」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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2023年2月の記事一覧

惑星と人の再生を見た、「反田恭平&ジャパン・ナショナル・オーケストラ コンサートツアー2023」_2023年2月13日

2023年2月13日に、「反田恭平&ジャパン・ナショナル・オーケストラ コンサートツアー2023」に行ってきました。 前半の、ショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第1番」は、反田恭平さんの弾き振り。明確なメロディラインがなく合わせるのが難しい曲だと思うのですが、ピアノを弾きながら反田さんが行う指揮にJapan National Orchestra(管弦楽)の演奏がピッタリ合っていて、気持ちが良かったです。 私は初めて聴いた曲だったのですが、まるで雨足が強くなる中、軒下で雨宿り

痛車、爺ちゃんの謎、衣裳(2月26日)

▼めちゃめちゃ気合の入った痛車があった。 ▼一見すると推しの政治団体を宣伝しているのかと思ったけど、顔の半分をコラージュ加工している(?)様子を写真に納めているという謎の写真を貼り付けている……一体なに?? 何かしらのアートなんだろうか…? ▼見ず知らずの人の車に勝手に貼っているだけ、という可能性もあるけど、それもそれで怖すぎる。 ▼そういえば、選挙ポスターの写真って多少は加工していると思うけど、どこらへんまで加工OKなんだろう。 美白はOKで、二重にしたり顎を削ったり

彩風咲奈&夢白あや プレお披露目公演 雪組「BONNIE & CLYDE」感想

雪組公演 Musical 「BONNIE & CLYDE」 Book by IVAN MENCHELL Lyrics by DON BLACK Music by FRANK WILDHORN 潤色・演出/大野拓史 史実が好きな「BONNIE & CLYDE」。雪組でやると発表された際にぜひとも観たい!と思って、友が微笑んでくれたので行ってきました。 S席→SS相当、A席→S相当だったようで、A席で申し込んだら前から7列目でびっくらこきました。開演前と幕間にお弁当が食べられ

深読み『夏目漱石 I love you』第5話

前回はこちら 1901年(明治34)イギリス University of London (ロンドン大学) 文学部 講義室 そういえば、小説『VITTORIA(ヴィットリア)』の前半部のクライマックス、オペラ『CAMILLA(カミッラ)』が上演される場面… プリマドンナ(主演女優)であるヴィットリア演じるカミッラが「祖国への愛」を歌うのも… 『NABUCCO(ナブッコ)』の『Va, pensiero(行け、我が思いよ)』と同じように「第三幕」だった… その通り。

【作品紹介】その1 ブロードウェイミュージカル『太平洋序曲』

こんにちは!梅田芸術劇場公式note編集部です。 先日の自己紹介文では、早速スキやフォローをして頂き、本当にありがとうございました!編集部の励みになります…! さて早速ですが、今回は第一弾として、 いよいよ3月8日に開幕する、ブロードウェイミュージカル『太平洋序曲』の紹介をさせてください!🚢 今回の作品について 梅田芸術劇場と英国メニエールチョコレートファクトリー劇場が共同で制作したミュージカルです。 メニエールチョコレートファクトリー劇場というのは、時代を捉えた芸術性

「きっかけは大失恋」何者でもないOLが山奥の『虹の学校』校長に就任し、社会貢献賞を受賞するまで

来泰して約3ヶ月。キャリアについて悩み悩んだ挙句「今はやりたいことに素直に取り組んでみよう!」と決めた私は、知人経由で知ることとなった、タイとミャンマーの国境付近にある「虹の学校」(※)の門戸を叩きました。この学校は2008年に創設された、無国籍の子どもたちのために建てられた学習センターです。「国際協力×広報PR」という軸で新たな挑戦をしたいと思っていた私は、虹の学校の片岡朋子校長先生に直接コンタクトをとり「ボランティアをさせてください!」と直談判。すると、なんと快く受け入れ

ウエクミ対談シリーズ:市原佐都子

オペラを初めて演出した上田久美子が、東京公演を観劇した様々なジャンルで活躍する知人・友人の感想を聞きながら語り合う対談シリーズ。第3弾は、劇作家・演出家・小説家で、城崎国際アートセンターの芸術監督を務める市原佐都子さんです。市原さんの感じる音楽が持つ力とは?そして話は音楽の起源にまでさかのぼり…!?今までとは少し違う角度からの話となりました。 歌の起源はセックスアピール? 上田:市原さんは私が一番好きな劇作家さんで、なんと観に来てくださったと知り、お話ししたくて対談をお願

ウエクミ対談シリーズ:唐津絵理【後編】これはオペラじゃない?

【前編】キャストを探す直感 愛知公演で変わる部分はありますか? 上田:動きを変えようとは思ってないですね。こっちが変えようとしなくても、もっとこうしたらどうかなっていうのが、本人たちの中から出てくるような気はするんですけど。『田舎騎士道』も『道化師』も、ダンサーとはいっても 普段はご自身で振付したり演出するような、自分で創れるメンバーばかりなのが非常に有効で。どの方も、もしかしたら愛知で何かさらなる変化があり得るかもしれないと思ってます。 唐津:ケイさんの存在も、いろん

深読み『夏目漱石 I love you』第4話

前回はこちら 1901年(明治34)イギリス University of London (ロンドン大学) 文学部 講義室 ジョージ・メレディスの小説『VITTORIA(ヴィットリア)』前半部のクライマックス、ミラノ・スカラ座で演じられるオペラの題名は『CAMILLA(カミッラ)』だった。 しかしそれは、ジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニのオペラの題名を拝借しただけで、肝心の中身は違う。 そこだよ問題は、クリちゃん… 何のためにメレディスはそんなことを…

ウエクミ対談シリーズ:竹中香子&太田信吾【前編】観た後に感想が止まらない!

オペラを初めて演出した上田久美子が、東京公演を観劇した様々なジャンルで活躍する知人・友人の感想を聞きながら語り合う対談シリーズ。二番バッターは、プロデューサー・俳優の竹中香子さんと、映画監督・俳優の太田信吾さんです。ご自身のオペラ経験のお話から、パフォーマー目線での感想や字幕の投影方法について、そして後編では上田久美子が仕込んだあのシーンを本人自ら解説する場面も!?ネタバレ注意です!(笑) 全ての観客が色々言えるのがいい! 上田:まず香子さんから伺いたいんですが、オペラっ

ウエクミ対談シリーズ:竹中香子&太田信吾【後編】いろんな仕掛けは、誰のため?

【前編】観た後に感想が止まらない! 『道化師』の仕掛け…ネタバレ注意! 上田:ところで、『道化師』の本編の前、まだ客席も明るくてオケがチューニングしている間に、まだ役に入っていない私服の歌手やダンサーが出てきて、小道具のセッティングをしている演出があったの、覚えてますか? 竹中:うんうん、休憩の後ですよね。 上田:そう、あれの意味…あの場面が作品内でどういう意味を持つかって、わかりました? 二人:・・・・(沈黙) 太田:作品をこれから立ち上げるぞっていうプロセスを

明日は稽古始め、ピロティ(2月20日)

▼3月公演「LISTEN TO MY LIFE」遂に明日(正確には今日)本稽古開始…! 嬉し〜〜〜!! ▼数回に渡るプレ稽古で色々試させて頂けたので、とても良い具合で本稽古に望むことが叶いました…! ご協力頂きました皆様、本当にありがとうございます!!! ▼「LISTEN TO MY LIFE」作曲家の五朗さんに、既に出して頂いていた「恋する死人に口なし」という作品の1曲目の音楽について、全面的に刷新出来ないか相談。 何度も直して貰っている曲だけに、今回こそは遂にブチギレ

ミュージカル「FROZEN」を観てきました

こんにちは。シンガポールでは2/13(月)から公共交通機関でのマスク着用義務が廃止されました。 マスクをうっかりなくしてしまい、電車やバスに乗れない。慌ててマスクを売ってるお店を探すーーーなんてこともなくなり、ほっとしています。カバンを変えると、予備のマスクを入れ忘れちゃうんですよね。 ちなみに約3年ぶりにマスクなしで電車に乗って思ったのは、「う、体臭がする」でした。 ミュージカル「FROZEN」を観てきましたさて、今回は合唱から少し離れてミュージカルのお話。2/5から

ウエクミ対談シリーズ:早霧せいな【前編】身体で聴く奇跡の声!

オペラを初めて演出した上田久美子が、東京公演を観劇した様々なジャンルで活躍する知人・友人の感想を聞きながら語り合う対談シリーズ。トップバッターは、元宝塚歌劇団雪組トップスターで、現在はテレビドラマや舞台で活躍する早霧せいなさんです。オペラ観劇が初めてだったという早霧さん。公演の率直な感想から宝塚音楽学校時代の話、この役やりたい!と思った役など、笑いの絶えない対談となりました。 上田:先日は来場ありがとうございました。オペラ初めてだったんですよね? 早霧:そうですね、上田さ