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ワイヤレスイヤホンがある今、それでもウォークマンを使う〜NW-ZX707とEAH-AZ80〜

先日、ウォークマンA306とZX707の「ぼっち・ざ・ろっく!」のコラボモデルが発表されましたね。

価格はA306は49,500円、ZX707は110,000円です。
(コラボでない通常版は46,200円と104,500円)

同じSONYのワイヤレスイヤホンの最上位モデルWF-1000XM5が41,800円(実売は32,000円前後)であることを考えるとかなり高額ですし、ウォークマンに魅力を感じても、購入はしないなぁ〜という方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は実際にウォークマンZX707とTechnics(パナソニック)のワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルEAH-AZ80を持つ私が、どのようにこの2つを使い分けているのかを紹介したいと思います。

大音量で聴く時はZX707、そうでないときはEAH-AZ80

普通の音量の場合、EAH-AZ80で十分に高音質で音楽を堪能することができます。

しかし、しっかりとした音量(ライブ会場の音量くらい)で迫力あるサウンドを楽しみたい場合、EAH-AZ80では流れてくる音楽が不快な音に聞こえてきます(露骨に音が歪んでいるわけではないのですが、不思議と私には聞いていられない音になります)。

一方、ZX707では大音量でもキレイに音を出してくれ、がっつりと音楽を楽しむことができます。
(もちろん、長時間大音量で音楽を聴くのは耳によくありませんので、休憩を挟んだり、連日の使用は控えたりしています。)

音量をしっかり上げると、ドラムやベースの音が響いてきて、まるで目の前で演奏されているかのような重厚な音に溺れることができます。
これがZX707最大のメリットだと思います。

その場にいる感覚でいたい時はZX707、イヤホンで音楽を聞いている感覚でいい時はEAH-AZ80

普通にイヤホンで音楽を聴くとき、耳に入れたイヤホンから音が鳴っている感覚があると思います(当然ですが)。

しかしZX707に有線イヤホンを挿して音楽を聴くと、イヤホンから音が鳴っている感じはなく、まるでライブハウスで演奏を聴いているかのような感覚に陥ります。
不思議なのですが、同じ有線イヤホンでもスマホに刺している時とZX707に刺している時とでは音の発生場所が違うように感じるのです(そんなはずないのですが)。

ちなみに、イヤホンはSIMGOTのEA2000にSoftearsのU.C.イヤーピースをつけています。
EA2000付属品やサイズがあっていないイヤーピースだと不良品かと思うくらい低音がスカスカになりますが、正しいサイズのU.C.イヤーピースをEA2000につけると、めちゃくちゃ心地よい低音を楽しむことができます(低音の量が多いということではなく、低音の質が良いという意味です)。
特にバスドラムが本当に目の前でキックされている感覚を味わうことができますし、あるいはシンウルトラマンの主題歌のM八七(米津玄師)は映画館で味わったそのままの音・迫力を楽しめます。

家で聴くときはZX707、外で聴く時はEAH-AZ80

ウォークマンって持ち運ぶイメージありますよね?
正直、ZX707は大きいし重いので、持ち運ぶ気になりません。
高価なので故障や紛失も怖いですし、有線イヤホンが断線するのもイヤですので。

家で聴くだけなら据え置き型のヘッドホンアンプも選択肢かと思いますが、ウォークマンならリビングでも自室でも寝室でも、ごろごろしながら楽しめます。

まとめ│家で大音量でしっかりと音楽を楽しむ時だけZX707。それ以外はEAH-AZ80

ということで、家で大音量でしっかりと音楽を楽しむ時だけZX707を使っています。
正直使用頻度はEAH-AZ80の方が圧倒的に高いですが、趣味として音楽鑑賞を手軽に楽しむのであればZX707はいい選択肢だと思います。
便利な道具がいろいろあるのに、あえてこだわりを持って楽しむのは、コーヒーやガラスペンのような文房具などと似ているとことがあるかもしれません。

最後に、感性は人それぞれですし、決して安い買い物ではないので、思った音や好みの音と違ったとなることを防いだ方がいいので、購入を決める際は実際に試聴することをお勧めします。

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