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2023年12月読了本まとめ【7冊】

だいぶ遅くなったけど。
年末年始の休暇が終わり、日常に戻ってきて落ち着いてきたのでまとめてみようと思う。12月はゲームにハマったり先輩の家に遊びに行ったりしたけど、積んでいた本や偶然出会った本など、色々なジャンルに手を出せた1ヶ月だった。



【1冊目】はじめての/島本理生、辻村深月、宮部みゆき、森絵都

「はじめて」がテーマの短編集。なんとも豪華な作家陣…‼︎
YOASOBIとのコラボということで、1話読む→MV観る、を繰り返すのが楽しい体験だった。それもSFチックなお話で、このお話がどうMVで表現されているのかな、と思いながら読んだ。知ってる曲も、原作を読んでから聞くと聞こえ方が全然違う。

【2冊目】「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた/ぺそ

Youtube大学で紹介されていて気になっていた本。
「話が上手い人」と「説明が上手い人」は違う。
伝え方、説明の仕方ひとつでイエスと言いたくなる、納得感がある、相手を思い通りに動かせる。

・説明は「相手」×「目的」で成り立っている
・「事実」と「自分の解釈」を区別できない人は相手にされない
・「アドリブ」はセンス、「アドリブ感」は準備

【3冊目】火のないところに煙は/芦沢央

タイトルで気になっていたけれど、帯の「ミステリ×実話怪談」という言葉で敬遠していた。でも勇気を出して読み始めたら止まらなくなった…。
確かに怖いんだけど、それ以上に面白い!短編だけど繋がっていて、それも著者に起きた話や人から聞いた話、という体で書かれている。最後の最後まで実話だと思っていたが、解説を読んでフェイクドキュメンタリーだと知って衝撃。
ドキュメンタリーの手法を用いて事実であるかのように表現されたフィクション作品をモキュメンタリーというらしい。ハマりそう。他の作品も気になる…‼︎

【4冊目】企画脳/秋元康

Unlimitedでたまたま見かけて。
アイドルのプロデュースのみならず、作詞、映画など、様々な企画やアイディアを次々に生み出す秋元康先生の頭の中が垣間見える。
普段から見ている世界が違うのだなと思った。
・発想や企画のヒントは、日常の中に転がっている。自分の知らないことに興味を持ったり、なぜだろうと立ち止まることが大切。
・変化球勝負を挑みながらも、けっして「王道」を忘れない。

【5冊目】累々/松井玲奈

短編集なのだけど読み進めていると途中であれ…この人さっきの…?となり、繋がっていることに気づく。「1人の人間には色々な面がある」という根本的なところはデビュー作と共通しているなと思った。とてもリアルなお話で、現実にありそうなリアル感がとても好みな作品。
それにしても玲奈ちゃん、才能に溢れているなあ…。

【6冊目】上京物語/喜多川泰

上京する子供へ、父が贈る五つの教え。
タイトルから何となく、上京するまでのストーリーなのかなと思っていたが、全然違った。人生で大切にしたいことが詰まっているのでいくつかメモした。
「自分」と向き合うことの大切さ、「幸せ」の考え方など、たまに悩んでしまう自分の背中をそっと押してくれるような文が溢れている。

・自分が一生をかけてやりたいと思えることは、時間をかけて、真剣に取り組み、工夫を重ねた経験があることの中からしか生まれてこない。
・誰よりも多くの成功を手にした人は、誰よりもたくさん挑戦した人でしかない。

【7冊目】伝える準備/藤井貴彦

時々発言が話題になる藤井アナの本をたまたまUnlimitedで見つけたので読んでみた。言葉を扱う仕事をしているからこそ、言葉の重みや温かさを知っていて、日々言葉と真剣に向き合っている。言葉は優しく包み込むものにもなるし、時には相手を傷つける武器にもなる。そんな言葉から自分を守るための考え方も書かれてあり、意識していきたい。私も日記を書くので、日記の書き方なども参考にしたいと思った。

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