2024年3月読了本まとめ【6冊】
気づけば5月……ʕ•ᴥ•ʔ
この間に仕事を辞め、実家に戻り、やりたいことやってたらだいぶ時間経ってた…。何度か更新しようと試みたものの、ネット環境のせいなのかログインがなかなかできず……。連続更新が途絶えてしまった……。
日本では本屋行くたびに爆買いしてしまうので、制御しつつ今はのんびり積読消化中。というわけで(?)だいぶ遅くなったけど3月の読了本〜
【1冊目】教室が、ひとりになるまで/朝倉秋成
北楓高校で起きた生徒の連続自殺。垣内友弘は、ショックで不登校になってしまった同級生、白瀬美月から「自殺なんかじゃない。みんなあいつに殺されたの」と打ち明けられる。真相を追っていくにつれ明かされる不思議な力と学校の歴史。
どんどん先が気になり、一気に読んでしまった。
最後には学生ならではの思いや感情まで話を広げるところが浅倉さんらしい。
【2冊目】キミが信頼されないのは話が「ズレてる」だけなんだ/横山信弘
会話のやり取りをする上で気をつけたいことがいっぱい詰まった本。
わかりやすい話し方も、話したいと思わせる聞き方もどちらも大切。
特にビジネスの場では、ぼんやりと話したり確認しないことがミスにつながる。
お互いが誤解しないようしっかり確認することが大切だけど、質問しやすい空気感や確認しやすい信頼関係を作ることも大切だと思った。
【3冊目】方舟/夕木春央
友人と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一は、地震で扉が塞がれてしまい、偶然出会った家族と「方舟」で夜を過ごすことに。
水も流入し、このままでは1週間で水没してしまう。そんな時殺人が起こった。誰か1人を犠牲にすれば脱出できる。犯人が犠牲になるべきだ、という考えから犯人探しが始まる。
自分も閉じ込められた気分になりながら、ハラハラした気分でページをめくる手が止まらない。犯人を予想しながら読み進めたけどなかなか難しい。最後の最後、どんでん返しでやられたな……という気持ち。人間の怖さを思い知らされたよう。
【4冊目】ののはな通信/三浦しをん
ミッション系のお嬢様学校に通う、ののとはな。
同じクラスなのに速達で手紙を送りあったり手渡したりとても仲のいい2人。
いつしか付き合うようになる。裏切られたり気持ちがすれ違ったりいろいろなことがあるけど、2人の関係は大人になっても続く。
物理的距離ができてもどこかでお互いのことを思いやっていて素敵だなと思った。
人が人を想う気持ちは年齢も性別も関係ないと思い知らされた。
【5冊目】都道府県の持ちかた/バカリズム
先輩にもらった本。
持ちかたというより使い方?抱えたり散歩したり楽器にしたり食べちゃったり…。
視点が面白い。そして絵がシュール。
まだまだ知らないことっていっぱいあるし、もっと知りたいなって思った。
特に県名の由来は面白かった。旅行してみたくなる。
【6冊目】信仰/村田沙耶香
村田さんワールド全開の短編集。「信じることの恐ろしさ」とか「周りが見えなくなるほどのめり込むことの怖さ」とかを思い知らされるのだけど、それ以上に伝えたいメッセージが込められている気がする。どの話もありえないSFチックな話だけど、現実と少しリンクしているのかも。特に「信仰」はお気に入り。