ニートを楽しむ日記 40日目 5/10水 - 『ベイビードライバー』観た
朝7時半に蕪ちゃんを見送り、モーニングノートを書き、『これからの「正義」の話をしよう』を1章分まとめ、朝ご飯を食べてシャワーを浴びるルーティーン。
午後はAmazonPrimeで『ベイビードライバー』を観た。4月に観た韓国の『パーフェクトドライバー』がこの影響を受けているという文章を読んでから興味を持っていた。要所要所で名前を聞くし。凄腕の若いドライバーを主役にあて音楽を有効に使っているという点で、継いでいる。同じく韓国映画の『アジョシ』×『パーフェクトドライバー』+女性主人公、みたいな感じ。女性主人公という意味では、『レオン』と『ニキータ』みたいな関係でもあるけど、韓国ノワールバリバリだったので、この辺はやっぱり『アジョシ』。『アジョシ』の舞台はどこだったんだろう。ソウル?プサン?もう少し田舎っぽかった気がする。『ベイビードライバー』の音楽の使い方は、ほぼ『ガーディアンズオブギャラクシー』。音楽=亡くなった母との思い出≒母という点も同じ。寄せ集め仲間って点も共通か。『タクシー』×『GotG』とも言えるかもしれない。車×音楽という組み合わせはかなりよい。スクリーン映えもする。車という自分だけの世界=内面の中で母からもらった音楽=母との思い出に浸る=母の中の自分=胎児という風に読み解くと、死んだ妻の声を車の中で聞く男の『ドライブマイカー』も、この系譜の変種みたいに位置づけることができるかもしれない。色々な映画と関連付けて語れる面白い映画だった。シンプルでわかりやすくて上がるのに、考える深みがある。その点、『パーフェクトドライバー』は上がるしスリルはあるんだけど、深みはそんなに感じなかった。車が自己の殻として表現できていない/しようとしていなかったからか。自分の車に少年を乗せる=懐妊のメタファーとも取れて、疑似親子と見ることもできるんだけど、そして生みの母に激昂するあたりそのイメージで描いてるのかなとも思うんだけど、その後はそこがあまり掘り下げられなかった気がする。まぁどちらも面白いのでよいのだけど。単純に、大画面でカーチェイス観ながらとアゲアゲの音楽聞いたらアドレナリン出るよね??みたいなのだけでも面白いので。
そういう意味で、金曜のGotGのマラソン上映が楽しみ。GotGの3作をぶっ続けで映画館で見るという強気のイベントに申し込んでしまい、それがあさって。7時間半ぐらいかかる、多分。でも、スクリーンの大音響でComeAndGetLove踊るスターロードとか、Mr.BlueSky踊るベイビーグルートとか観れるのは楽しみすぎる。それを観る/聞くために行くといっても過言ではない。
あ、あと『ベイビードライバー』はリリー・ジェームズが良かった。ベスト・リリー・ジェームズかもしれない。2017年の映画だから6年前。28歳ぐらいか。『マンマミーア』の前年らしい。『マンマミーア』のときは、『レミゼラブル』のコゼットで見知っていたアマンダ・サイフリッドの1作目が凄くよくてそっちに気がいっていたからか、正直そこまで良いなと思わなかったんだけど。でもこの2本以降は、あまり出ていない気がする。デビュー初期の『シンデレラ』とか観てみようかな。でも、2016~2017ぐらいが一番いい気がする。30前後が魅力的に見えるということだろうか。自分と同じぐらいの年だから?段々と役者さんの年齢が自分に近づいてきている。邦画ともっと若いだろう。というか、映画に限らず活躍している人たちが同世代になっている。嬉しいような羨ましいような気持ち。
そんなことを考えていると、もう5月も3分の1なのであった。