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育児を全て妻にまかせっきりだった私が、第2子で2ヶ月育休をとって起きた2つの変化

こんにちは!BABY JOB株式会社の開発部、3歳と0歳のパパ、かっつんです。

普段はえんさがそっ♪という保育園探しポータルサイトでエンジニアをしています。
第2子が生後2か月のタイミングで、この note を書いています。

実は第1子の時は育休を取らず(正確には、前職が激務のため育休取得ができず)、すべての育児を妻にまかせっきりでした。

そんな私が悩んだ結果、第2子では3か月の育休を取得することにしました。今回の2か月+来年の夏に1か月、育休を分割して取得します。

今回は、育休を取得するまでの経緯や葛藤、なぜ3ヵ月という期間にしたのか、そして2か月の育休をとって起きた2つの変化について書いていきます。

こんな人に読んでほしい
・育休を取るかどうか、期間はどのくらいにしようか迷っているパパ
・パパに育休を取ってほしいママ
・社員に育休を取ってほしいと考えている人事の方

育休を取ろうと思った2つのきっかけ

①第1子の育児ができなかった後悔と申し訳なさ

前述のとおり、第1子の時は全く育児ができず悲惨な状況でした。
前職の時の話ですが、生まれたタイミングで仕事の忙しさがピークになり、3日間寝ていないという時期もありました。

育児は妻に任せっきりになってしまい、妻に迷惑をかけて申し訳ないという気持ちと、育児ができなかった後悔がずっと残っていました。

②BABY JOBに転職し、意識が変わった

弊社BABY JOBは、保育園探しポータルサイト「えんさがそっ♪」や、保育園向けの紙おむつとおしりふきのサブスク「手ぶら登園」のような、子育て支援サービスを運営している会社です。

私は1年半前に入社したのですが、子育て支援サービスを運営している会社に所属しているからこそ、自分がパパ育休をしっかり取得して、さらに子育てがしやすい会社を体現していきたいと思いました。

さらに育休取得する上で背中を押してくれたのは、開発部長・3児のパパの川並の存在です。

えんさがそっ♪開発メンバー。真ん中が部長の川並です。

妻が妊娠したことを告げると、川並から「育休はどうしましょうか?参考までに、私は前職で3か月の育休を取ったことがあり、とても良かったと思っています」と教えてくれました。

これまでどこかで育休を長くとることは悪いことだと思っていましたが、開発部のトップが3か月の育休を取った経験があることを知り、すごく気持ちがラクになりました。

なぜ育休の期間を3ヶ月にしたのか

前述した通り、私は今回3か月の育休を取得することにしました。正確には生後2か月+来年の夏に1か月という形で分割して取得します。

3か月にした理由は2点です。

1.第1子の時の大変さを基準に決めた
2.川並を含む、社内ママパパの育休期間を参考にした

妻とは育休期間について何度も話し合いを重ねました。第1子の時は、私が育児にほとんど関われていなかったということもあり、妻は新生児期(生後0か月)は睡眠不足も重なり特に大変だったとのことです。

話し合いを重ねる中で、今回は妻に負担をかけまいと、1か月は絶対に取得しようと決めました。

また育休を経験した社内のママパパ数名に相談したところ、「新生児期(生後0ヵ月)は一番大変だから1か月間の取得は必須だね。ようやく育児に慣れたのは生後2〜3か月くらいだったよ」と言われたので、3か月の取得をしようと決心しました。

3か月の育休を分割して取得する理由は、上の子が夏休み期間中に保育園に通うことができないからです。日中に子供2人を妻に任せるのは重荷だと考え、夫婦で決定しました。

実際に2か月という期間を過ごしてみて、短かった?ちょうどよかった?長かった?どのように感じたのかは後半の方に記載しています。

現場を2ヶ月離れることへの不安

それでも、2ヶ月も開発の現場を離れることに最初はとても不安でした。自分がいなくなることで、迷惑をかけるんじゃないかとも思いました。

上司だけでなく、同じ部署のエンジニアたちにも正直に不安ですと伝えたところ、周りのみんなが「気にせず行ってきてください!現場のことは任せてください」と背中を押してくれてとてもありがたかったです。

結果的に育児に全力を注ぐことができたため、快く送り出してくれたチームメンバーや上司には本当に感謝しています。

えんさがそっ♪のチームメンバー。みんなありがとう!

自然と涙が溢れた出産

第1子の時は、コロナ禍だったため出産に立ち会えなかったのですが、今回は無事出産に立ち会うことができました。

初めての出産の立ち会いだったので終始ドキドキしていました。

妻が陣痛でとてもつらそうにしており、今まで見たことのない苦しそうな表情をしていました。「出産ってこんなに大変なんだ...」恥ずかしながらこんな当たり前のこともわかっていなかったので、立ち会えて出産の大変さと妻への感謝を強く感じました。

8時間もの分娩時間を経て、命の誕生の瞬間に立ち会うことができ、自然と涙が溢れました。勝手に涙が出てくるのは不思議な感覚で、初めて立ち会えた出産はかけがえのない思い出です。

出産直後に抱っこした時。感動しました。

育休を取って起きた2つの変化

妻が無事に出産を終えて、私の2か月の育休が始まりました。
育休をとってからは2つの変化が起きました。

①妻の負担を減らそうと意識するようになった

まず1つ目の変化は、妻のタスクをどんどん奪っていき、妻の負担を減らそうと意識するようになったことです。

第1子のときの私の担当は、長女の保育園の送りと、お皿洗いのたったの2つだけでした。しかもお皿洗いは自分が食べたごはんの分だけです...。

それ以外は妻にまかせっきりだったので、相当大変だったと思います。

今回の育休では上記の図のように、育児も家事も私の担当割合を増やすことを意識しました。ミルクやおむつ替えはもちろん、夜泣き対応も担当していました。

第1子のときにできなかったことを第2子で挽回しようと決めていたのです。

また、育休前に会社の人に「育休とります!」と伝えたところ多くのママパパから「授乳以外はかっつんがやれるね!それくらい育児に真剣に取り組んできて!」とアツい応援を受けたので、妻しかできない授乳以外はすべてやる気持ちでいました。

妻からは育休が終わった時に「育休をとってくれてよかった。家事も育児も積極的に行ってくれて助かったよ」と言われて、少しは貢献できたのかなと思うとホッとしました。

また、妻がひとりの時間を取れたこともよかったです。私が分担したことで、妻の睡眠時間を確保できたり、SNSをみる時間がとれたりしました。

②育児は難しい、大変だと思えるようになった

2つ目に起きた変化は、育児を大変だと思えるようになったことです。

第1子では、ほとんど育児をしてこなかったので、そもそも育児が大変と思ったことがありませんでした。

ですが、第2子でがっつり育児をしたことで、育児の難しさや大変さを実体験として感じました。

まず、子どもがなぜ泣いているのかわからないことが続きました。ミルクでもおむつでもない時に何をすればよいかわかりません。
気になりすぎて「こんなに泣くのはうちの子だけ?」と思ってネットで調べることもありました。

また、夜泣き対応も初めてのことで大変でした。ミルクをあげても泣き止まずずっと抱っこしていて、気づいたら2時間も経過していることもありました。

休日は上の子がいるため、より大変です。やっと下の子を寝かしつけたと思ったら、上の子が騒いでしまい、下の子が起きてしまうということが何度もありました。

上の子に「静かにして!」と怒ってしまうのも罪悪感があり、子育てってうまくいかないな、本当に難しいなと感じました。

この経験をしたことで世の中のママパパへの尊敬がさらに増しました。

それ以来、街中で子連れのママやパパを見ると、ちょっとしたことだけでも何か手伝いたいと思うようになったんです。例えば、デパートの入り口でベビーカーをうまく押すことができずに大変そうにしているママがいたら、ドアを開けるのを手伝うなどです。

育休で子育ての難しさを実感したことにより、ママパパの気持ちがわかるようになったと思います。

育休を終えた今、どう感じるか

■職場復帰

2か月の育休から職場復帰をして3週間が経ちました。仕事に関しては2ヶ月のブランクは特に感じることなく、すぐに慣れました。

仕事内容や状況にもよると思いますが、2ヶ月の休みであればそこまでブランクを心配しなくて良いのかなと思いました。

■育休後の育児

育休後も育児に積極的に取り組めています。
妻はまだ育休中ですが、私も率先して育児に取り組んでいますし、平日も在宅勤務の昼休みなど、スキマ時間を活用して育児できています。

■育休の期間について

実際に2か月の育休を取ってみて、期間については正直「もっと長く取得すればよかった」と感じました。

理由は私の職場復帰後、上記のように私も精一杯育児をしていますが、それでも妻が大変な思いをしているからです。

例えば在宅勤務でWeb会議をしている際に、隣の部屋から泣き止まない息子の声と必死にあやしている妻の声が聞こえてくると、申し訳なさ、もどかしさを感じます。

もう少し下の子の育児が落ち着くまで、期間を設けるべきだったと思います。

じゃあそれはいつなのかと言われるとお子さんによると思うので回答は難しいですが、一つ基準を設けるとすれば「生後3か月までは取得する」がベストだと思っています。

下記の871人に取得したアンケートでも、生後0か月〜生後3か月に「子育てが一番大変だと感じた」と回答した方が集中しています。

出展:Little mama 子育てが一番大変だったのはいつ?【871人】アンケート投票ランキング|ママ達の表紙討論

理想を言うなら、4か月以上の育休を取得することをおすすめします。ただ、そんなに休めないよという方がいたらぜひ最低でも新生児期の1か月間は取得してみてください

来年の夏にも育休を1か月取得するので、その育休が終わったらまたnoteを書いてみようと思います。

育休を取ろうか迷っているパパへ

このnoteを読んでくれている方の中には、育休を取得するか迷っているパパもいると思います。

パパの育休はまだまだ一般的ではないですが、実際に2か月育休を取り終えた私としては「ぜひ育休を取ってほしい」と伝えたいです。
私自身が、大きく成長できた2か月だと感じます。

妻からは「同じように育児をしたことにより、夫が同じ視点に立ってくれたのが嬉しい」と言われました。それ以来育児に関する相談ごとをしてくれるようになった点も、私としては認めてもらえたようで嬉しいです。

育休中に上の子とたくさん遊ぶ時間ができたこともよかった!

また、育休中に上の子とたくさん遊ぶ時間が取れたことで、上の子への対応がそっけなかったなと反省し、子どもとの接し方を考える良い機会となりました。今では子どもの表情をみる余裕ができており、育休を通して子どもとしっかり向き合えるようになりました。

人生100年時代と考えると、2か月なんてあっという間です。2か月だけでも、子どもや妻と思いっきり向き合う時間をとってみませんか?

このnoteを読んだパパが少しでも自分も育休を取ってみようと思えたら嬉しいです!

私が開発している保育園探しポータルサイト「えんさがそっ♪」では、子どもが生まれこれからの家族の形を作る大切なタイミングに、しっかりと夫婦で子育てに向きあってほしいという想いから、パパも活躍!夫婦で育休・保活応援BOOKを作成し、公開しています。

📖応援BOOK内のコンテンツ 一例
・新しく創設された「産後パパ育休」など制度の紹介
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