見出し画像

仕事が生きがいだった私が産後自信をなくし、働き甲斐と働きやすさの両方を手に入れた話。

初めまして!BABY JOBで人事をしています、楯野仁美(@tatehito_jinji)です。
プライベートでは6歳と3歳の男の子の母です。

今回は出産後、全力で仕事に打ち込めないワ―ママとしての葛藤や、その後いきついたキャリアについてnoteをかいていこうと思います。

ぜひこんな方に読んでいただけたら嬉しいです。

1.仕事と育児の両立で毎日へろへろの方
2.人事として今後のキャリアに悩んでいる方
3.働き甲斐と働きやすさのいいとこどりをしたい方

ダメダメだった新卒時代からバリキャリOL、そして母親になってからの葛藤を赤裸々に記載していますので、のんびり片手間に読んでいただけると嬉しいです。


自己紹介

大好きな子どもたちと!

■プロフィール
・大阪府 堺市出身(ただ、社会人のほとんどは東京で過ごしてます(笑))
・6歳と3歳の男の子の母親
・趣味:お笑いのYouTube
・特技:即レス、縦列駐車(毎日車で子どもたちを送迎中)

■簡単な経歴
2008年~:リクルートスタッフィングでの法人営業
2013年~:きちりホールディングスで人材開発部門の新卒・中途採用担当
2022年~:BABY JOBで人事、現在にいたる

苦手な仕事に嫌でも向き合うことで鍛えられた、人材営業職時代


新卒はリクルートスタッフィングというリクルートグループの派遣・紹介事業を行っている会社に入社しました。

新卒の会社選びの軸は「人の役に立ちたい」×「人生で一度ぐらいがむしゃらに働いてみよう」でした。

というのも、私は学生時代、割と器用貧乏な性格で運動も勉強もそこそこできたのですが、熱量をあげて継続したことや好きといえることがないがコンプレックスでした。(新卒の就活はこれで困りました...)

ただ、実家が大阪府堺市にある小さな商店を営んでいた影響で、人と話すことが好きだったので、学生アルバイトは全て接客業、就職は営業職と、人に直接何かを提供したいという気持ちはあったのだと思います。

入社後3カ月間は毎日テレアポと飛び込み訪問をしていました。

ただこれは「継続」が苦手な私にとってとても苦痛で、新卒1年目の夏は腐りかけていました。

新宿の占い館に行って「私ってこの仕事向いていますか?この先何をすればいいですか?」と相談するくらい、このままでいいのだろうか...と迷っていました。(笑)

そんな腐りかけた夏に変化を起こしたのがリーマンショックでした。
「採用どころじゃないよ・・」とお客様から一蹴される日々で、それでも達成しなきゃいけない目標がありとても辛い時期でした。

ある朝、鬱々と会社にいくと「我々に負けは許されない」とでかでかと横断幕が掲げられていました。
最初にそれを見たときは正直「えっ...」と思いましたが、そこから営業部が一致団結したような気がします。

↑リクルート名物「名刺獲得キャンペーン(担当エリアのビルを上階から下階まで全部まわってお客様の名刺をいただきにまわるキャンペーン)」

上司はなんとか私の目標を達成させたい!と営業に同行してアドバイスをくれたり、先輩たちが暗い雰囲気を盛り上げようとキャンペーンを作ってくれたりするのを見て、

「私もその期待に応えたい...!ぐずぐずしていないで腹をくくらないと!」と思うようになりました。

そこからは月末最終日に、契約書をいただくためにクライアントのビルの下で出待ちをしたり、ご依頼をいただくために夜20時までお客様に電話をかけつづけたり。

このネバーギブアップ精神の強い環境は私を嫌でも鍛えてくれたなと思います。

採用をもっと深くしりたい!飲食事業会社で人事にジョブチェンジ。

人材営業のやりがいは感じていたものの、他社の支援のため自分の思うように動けないことも多く、自社の採用担当として働きたい気持ちが強くなりました。

そこから転職活動を行い、飲食事業やコンサルをしているきちりホールディングスに人事採用担当として入社しました。

企業理念である「大好きがいっぱい」は魅力的なのはもちろんのこと、事業の多様性、成長性、人間味のある社風。
私にとってきちりホールディングスでの経験は採用担当としての基盤を作ってくれました。

そして何より「無茶ぶりでもなんとかする」姿勢が身についたと思います。

例えば、入社3日目で店長に代わってアルバイトの面接・オリエンテーションをいきなり任されたり、夏に「来年の春までにあと45人採用してね!」と言われたり...

そんな無茶ぶりにもなんとか応えたい!と思って働くうちに、自然と高い目標でもクリアできるように思考を変える癖がついてきました。

成長が著しい会社で、事業も多角的に展開していたこともあり、採用数も、採用ターゲットもとにかく多く、優先順位も日々変わる状況が大変でしたが、とても楽しく働けていたなと思います。

自分が採用に関わった新入社員が表彰されたときの写真(表彰式の感動と前日の徹夜で目がパンパン)

出産後、全力で仕事に打ち込めないもどかしさを感じた。


転職して4年後、第1子の妊娠がわかりました。

なんだかんだ言いながら仕事は楽しくやるタイプだったので、出産前は「育児も未経験だけどなんとかなるでしょ!」と楽観的に考えていました。

ところがどっこい!出産後は予想外のことばかり。

3時間どころか1時間おきに起きて泣くわが子、食物アレルギーもありました。そして0歳児クラスで保育園に入ったため、入園後は何度も風邪をもらってしまい、お休みの連続。

3カ月間もまともに会社にいけない日が続いたのです。

上司もメンバーも私の気持ちを汲み取ったかのように、温かい言葉をくれたのですが、申し訳ない気持ちと焦りが募っていきました。

また第2子の育休復帰のときには、上司から「マネージャーになる気はないか?」と声をかけていただいたものの、その場で断ってしまいました。

1人目よりも気持ちとしてはまだ余裕があったのですが、子どもも小さくて急に休む可能性が高かったので、メンバーに何かあったときに責任がとれないと思いました。

第1子と第2子の出産と仕事復帰を経験し、出産前のように全力で仕事に打ち込めないもどかしさを経験しました。

いつの間にか自分はできないというレッテルを貼っていた

仕事と育児の両立がうまくできていない...と落ち込んでいたタイミングで、友達から転職の相談を受けました。

その友達は、趣味も仕事も楽しむようなアクティブな子で、仕事では営業マネージャーとしてバリバリ働いていました。
ところが、出産後の働き方に悩んでいるというのです。

その友達には発達障がいのある子どもがいるため、小学校の送り迎えは親がしなければいけない。
仕事は好きだが今の仕事では子どもの送り迎えができないため、子どものために時間の融通が利く会社に転職をしたいという内容でした。

その話を聞いて、とても他人事のようには思えませんでした。というのも、実は私にも障がいをもっている次男がいるからです。
       
私も友人も、出産前までは自分優先でキャリアのために働いていましたが、子どもが生まれると子どもや家庭を優先して行動することが増えていったのです。

さらに、仕事に思い通りに打ち込めないもどかしさや周りから置いて行かれる焦燥感、理想像とのギャップに、いつの間にか「自分にはできない」というレッテルを貼ってしまっていることに気付いたのです。

出産を機に自分のポテンシャルに制限をかけている(かけるしかなかった)自分や友人、そして同じように悩んでいる人たちの課題を解決したい!と思うようになりました。


子育てにおける時間貧困をなくすことで、保護者も新しいチャレンジができる

そんな中、たまたまWantedlyを見ていたら目に入ってきたビジョン。

”すべての人が子育てを楽しいと思える社会”

「これだ!」

このビジョンを見たときに、友人からの相談と自分自身にかかえていたモヤモヤが晴れたような感覚を受けました。これが現職、BABY JOBとの出会いです。

Wantedlyを読み進めると、保育園向けのおむつサブスク「手ぶら登園」保育園探しサイト「えんさがそっ♪」など保護者向けの事業を展開していることが分かりました。

面談でなぜこのような事業をしているのか質問をしたところ「子育てにおける時間貧困を無くしたいから」と答えが返ってきました。

時間貧困とは、やることがたくさんあるのに1日の中で時間が足りないという主観的体験のことを言います。(引用:子育て世代の時間貧困

日本人の子どものケアや余暇などに充てる時間は主要7カ国(G7)で最も少なく、正社員共働きでは妻の80%以上が時間貧困に陥っています。

この資料を面談で見せられた時に「育児で時間が足りなくて困っているのは私だけじゃないんだ!」と安心したと同時に、同じような悩みを抱えている多くの人達をどうにかしないとと思いました。

子育てにおける時間貧困を無くすことで、子どもとの時間を楽しく過ごすことができます。

同時に、育児への余裕がでて、保護者も自分自身への投資(美容、健康、ライフプランの見直し)や新たなチャレンジ(キャリアアップ)ができると考えたのです。

こうした経緯から、いずれすべての方が「子育て大変だけど、いいもんだよね。」と心底笑いながら言える社会をつくってみたいと思い入社を決意しました。


育児しながらも、働きやすさ×働き甲斐のいいとこどり。


実際に入社してからは、良い意味でストレッチのきいた目標を与えてもらい、自分の裁量とペースで仕事ができていると思います。

子育てにおける理解もとても深くて、子どもの都合で中抜けするときも皆さん快く見送ってくれます。
そして何より、今までチャレンジしたことのない仕事を任せてもらえる機会も多く、悩みながらも少しずつ前進している気がしています。

新しいチャレンジとして、エンジニア採用に挑戦しました。
エンジニア採用は戦略が必要なのと、専門的な知識も必要なため、これまでやってきた採用とは全く別物でした。

最初はエンジニア同士の話が全く理解できませんでしたが、開発部長の面談に同席させてもらい話を聞いて行く中で徐々に知識をつけていきました。

他にも採用活動以外に、人事評価制度の作成、管理職の教育プログラム作成など初めてのチャレンジをしています。

”働きやすさ”だけじゃなく、新しいチャレンジをさせてもらうことより”働き甲斐”も両立することができているなと実感します。


孤育てをなくすために取り組んでいるママパパ会にも幹事の一員として任せてもらってます

育児しながらの働き方に迷っている方へ。

昔の私のように、出産後に働き方やキャリアで悩んでいる方に伝えたいこととしては、働きやすさと働き甲斐、どっちかしか選べないと思いがちですが、両方を実現してほしいと伝えたいです。

両方実現するんだ!という気持ちも大事ですし、普段から準備することが大事だと考えています。

実現するために自分に何が足りないのか?を把握し、その足りない部分を補うために通勤の途中や育児の合間で漫画やショート動画を見たい気持ちを抑えて、情報収集したり勉強をしたりするのがおすすめです!(その代わりに休日は何もしないなどのオンオフは大事にしています。)

自分自身に”働きやすさ”と”働き甲斐”が満たされた今、次なる私の目標としては、この会社で働くみんなに働き甲斐を感じてもらえるように、もっとチャレンジができる環境を整えていきたいと思っています!

ここまで読んでくださった方へ


このnoteを読んで、良いなと思っていただいた方、少しでもおむつのサブスクが世に広まってほしいと思っていただいた方はぜひSNSでシェアをしていただけると大変うれしいです。

また、BABY JOBで働くことに興味が沸いた方がいらっしゃれば、以下の採用サイトを覗いてみてもらえると嬉しいです!

社員の半数以上が子育て中のママパパで、在宅勤務やフレックスタイム制なども導入しており、働きやすい環境です。

手ぶら登園サービスサイト
えんさがそっ♪サービスサイト
・取材依頼はこちらまでお願いします

最後までお読みいただき、ありがとうございました!