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Visual Approach (ビジュアルアプローチ)とは

今回は、目視進入の1種であるVisual Approachについてまとめます。

Visual Approachって?

TWR空港のTFCに誘導されている航空機が、空港か先行機を視認した際に誘導
を解除して目視で進入するアプローチの方法です。
特殊な要素として、IFRにも関わらずVMCを維持することが求められます😲

Visual Apchが可能な条件

①進入許可後にVMCを維持できる
②CEIL > MVA +500ft である
 →CEILとは…METARで報じられる雲高 + AD Elev.のことです!
③地上視程が5km以上である
 →METARでVISが5000以上であれば良いってことですね〜
④地上物標を常に視認かつ、空港か先行機を視認できる

 →地上物標とは…山も海も地上物標に含まれるので、Visual Apchをする状況で「見えないぞ」となることはほとんどないです

パイロットに発生する責任

①VMCの維持
②先行機との間隔保持
③地上や障害物との衝突防止
④後方乱気流の回避

目視で飛行するので当たり前と言われれば当たり前の責任が伴いますね😀
また、進入許可は先行機か空港が見えない限り来ないので、天候が微妙な時はとにかく早く見つけて「Insight」をコールするのが大切なのかなと思います。

余談ですが、実はCharted Visual Approach (CVA)というのも存在します。
通常のVisual Apchは言ってしまえば進入許可が出た後はある程度自由に飛ぶことができますが、CVAは特定の地上物標を元に事前に飛行経路が指定されているものになります。(特定の地上物標:例えば東京湾アクアラインにある海ほたるPA)
飛行場の視認は条件から消えますが、逆に地上物標が見えないとクリアランスが来ることはありません。
かなりマイナーで、私の知る限りでは日本には東京国際と鹿児島にしかないのかなぁと思います。


Visual Apchは進入にかかる時間を大幅に削減できるので非常に便利なアプローチの方法になります。何らかの事情で早く降りたい時に、Visualをリクエストすることもあります。

質問疑問、間違い等あればコメントお願いします。
また、リクエストもあればお待ちしています、それでは👋


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