壁の中の歪んだ愛 (1992)
副題:ミステリアス・ルーム 瞳が見つめている
原題:Through the Eyes of a Killer
英題:Through the Eyes of a Killer
時間:94分
監督:ピーター・マークル
製作国:アメリカ🇺🇸
言語:英語
VHS:PHF-551 (1994/08/16レンタル・発売/型番共通)
ローリーの同棲相手でもあり、同じ社内勤務のジェリーは出張先に同行したアシスタントとホテルのスイートルームで浮気をしていたことがローリーの引っ掛けで自爆。憤慨したローリーは早速、親友アリソン宅へ出ていくがいつまでも厄介になるわけに行かず、古いアパートを購入する運びに。
15年も空き家だったため、室内ボロボロ、ネズミは動き回る、窓には板が貼り付けられていた。口八丁の不動産屋ドロシーの口車に乗って格安で購入。
残業後にリフォームのデザインを考えているところに内装下請けのレイに出会い、アドバイスをもらいつつ個人で雇うことになる。
やがて部屋の中では不思議な現象と同時にローリーの知り合いが次から次へと殺される奇怪な事件が起こる。
犯人はジェリーだ!一夜明けて犯人はレイだ!不穏な動きをするマックス。
誰が犯人か?と思わせぶりな犯人像を描いたアメリカのTV映画です。
大人の事情なのか、DVD化は程遠いようで残念です。
余談だけれども……
この手の“家の中に誰かがいる系”作品では同じくTV映画の『のぞき魔!バッド・ロナルド 十代の異常な欲望』(1974)がぼくは好きで、子供の頃にテレビ放映で観たきりで、もう一度観たいと思っていたが、念願かなって2018年3月にDVDが発売された(残念、廃盤)。
邦題と内容が噛み合ってないよなあ。
ある意味、ロナルドが可哀想だった。
もう一つ
『壁の中の歪んだ愛』を観ながらやはりテレビ放映で観た映画のタイトルが思い出せない。郊外にある農場の大きな家に家族で訪れるが、屋根裏か壁の裏に通路があって子供らが逃げ隠れしたり、女の子の部屋に通路が通じていたり……ああ、思い出せない。
何だったかなあ。
全く関係ない話しだけれども
ぼくは割と舞台が隠れ家風な作品も好んで観る。森の中の隠れ家もそうだが外からはわかりにくい普通の家の中にある“秘密の部屋”に憧れる。
恐らくは原体験として祖父の屋根裏部屋だったり納屋だろう。
施設にいた時分、押し入れの板を剥がし、自分専用の秘密基地=地下室を作ったことがある。小学4年生から勝手に工事(?)を始め、5年生の頃にはコンセントから延長コードを引き込み、蛍光灯や時計、工事現場跡地から拾ってきたちゃぶ台等を置き、深夜の点検が終わるとこっそり押入れの下の秘密基地に潜り込んでいた。
(このこともいずれ、マガジン【あのころ】に記したい)