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あゝ野麦峠 新緑篇 (1982)

原題:あゝ野麦峠 新緑篇
英題:Ah! Nomugi Toge - Shinryokuhen
時間:137分
監督:山本薩夫
製作国:日本🇯🇵
言語:日本語
原作:山本茂實
公開日:1982年2月16日(火)

製糸工場の実情に迫る山本茂美のノンフィクションを映画化した、ヒット作の続篇。女工を取り巻く悲劇的な側面に主眼を置いた前作に対し、過酷な状況に疲弊しつつ、声を上げ闘う女性たちの姿も描く注目作。大正末期、信州の製糸工場で働くタケ(三原じゅん子)は、幼馴染の青年が出世のため、他工場から優秀な朝子(中井貴惠)を結婚を前提に引き抜き、失望する。不況の波に飲まれて利益を強いる工場で、成績不振の女工が自殺し、同僚らは待遇改善を求め立ち上がる。

出典:日本映画専門チャンネル

ストーリー
大正八年五月。岡谷の金丸林組製糸工場から中谷タケが逃げた。しかしタケは捕まり、峠を一緒に越えた幼なじみの宮田常治の目の前で、見番をする今井丈吉に犯されてしまった。それはタケに想いを寄せていた常治を良心の呵責もない、冷血な人間に変えてしまった。近代化が進み、多条繰糸機の導入で腕のいい女工が必要になり、常治は他工場の優等工女を引き抜くことで出世を計った。彼は高倉製糸から生田朝子を自分と夫婦になる約束で引き抜いた。常治と朝子の仲はタケにとっては辛かった。自暴自棄となったタケは、丈吉の玩具になっていった。屈折した心の中で自分は身も根性も汚れてしまったと思った。常治に腕の立つ工女たちを引き抜かれた製糸会社のいやがらせで常治は重傷を負った。朝子は常治にまっとうな人間として一緒に生きてくれと懇願するが、常治の心は冷たく、そんな常治をみて、朝子は金丸林組製糸工場を去った。昭和二年三月。金融恐慌は製糸業界をも襲い、不況から脱却するために金丸製糸工場では競争意識をあおる報奨金制度、劣等工女を屈辱するような精神的懲罰を加えたりし、利益率を上げていった。タケは耐えきれなく、岡谷の町でカフェーの女給となるが、仲間の動向は見つめていた。成績の良くない工女が、辱めに耐えきれず自らの命を絶ったことから、工女たちは待遇改善の嘆願書を提出する。町中をデモ行進しストライキに入った工女たちを、会社側は官憲の力を利用してねじ伏せようとした。工女たちの団結を切りくずそうと奔走していた常治は、もみあいの中で重傷を負い、タケと朝子に見とられて息を引きとってしまう。争議は工女たちの敗北に終わるが、工女たちはそれぞれ新たな生き方を求めて岡谷を去り、力強い足取りで野麦峠を越えていった。

出典:映画.com

製作
内容は前作が明治時代末期だったのに対して、続編は大正末期から昭和初期にかけて信州岡谷で起きた「山一争議」を中心に進めようとしていた。山本監督も「女工哀史」を1本の映画で描くのは難しいと話していたことから、続編の製作は当然といえた。ところが製作決定から2ヵ月経ったところで持丸が急に製作をストップさせ、中止を正式に決定した。その理由をはっきりとは公表されなかったが、内部情報によれば、持丸が「興味がなくなった」と言っていたといわれる。曰く因縁のあった幻の企画を実現させたエネルギーはもうなく、「商売にならない」と踏んだのではと映画関係者は見ていた。東宝映画としても自社向きの映画で、渡りに船とばかり、製作も担当することになり、東宝の番線映画となった。
製作決定時に「前作より女優陣をガラリと変え、舞台を明治から昭和初期へ移し、"女の自立の映画"になる予定」と公表された。製作会社は変ったが、前述のように当初から予定していた「山一争議」を扱う内容になった。新日本映画は代わりに『南十字星』を製作している。
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一切ビデオソフト化されていない。2014年に前作『あゝ野麦峠』がDVD化されたが、本作のDVD化は行われなかった。

出典:Wikiwand

日本映画専門チャンネルで4Kデジタルリマスター版(2Kコンバート)が『あゝ野麦峠 』(大竹しのぶ主演)に続き、放映されました
(現時点ではあと3回の放映予定)

『ウルトラマン80』に出演されていた(当時の)石田えりさん観たさに今回録画したけれど岡田奈々さんもイメージが違っていい感じです

前作『あゝ野麦峠』はDVDが発売中なのも知らなかったけれど原田美枝子さんが出演されていたとは……(o^^o)




ともかく『あゝ野麦峠 新緑篇』はソフト化されたことがない作品なのでこれはぜひ円いカタチにするしかない⊂((〃 ̄ー ̄〃))⊃


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