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「ホロライブ」というコンテンツを残すには「配信」は必要か?

つい先日、ホロライブから沙花叉クロエさんが配信活動終了を発表し、さらにその2日後にセレス・ファウナさんが卒業すると発表した。たったこの3日間の間に2人もホロライブからライバーが去るという事にファンは困惑している。しかもこの1年間に契約解除者やスタッフも合わせると6人もホロライブから去った事になる。
余りにも脱退者が多くファンからは「運営のカバーはライバーの事をもっとケアするべきだ」という声や、「カバーは事業拡大を辞めてでも脱退者を減らすべきだ」というカバーの運営体制を見直す声が多く見られる。
確かにファンからするとこの異例の事態はカバーの運営方針が非常に心配になる事だろう。しかし私は「ホロライブ」というコンテンツを残すには現在の運営方針が正解だと思う。
現在の運営方針というのは(勝手に定義しているので本当かは分からないが)「ホロライブ」というコンテンツをよりグローバルに展開させより多く、メディアへの露出を増やす(メディアミックス)という事だ。現在、Xなどで見られる具体的な批判は「ライバーにとって負荷のかかるタイアップ(案件)は辞めて配信に専念させてあげるべきだ」や「配信活動をしたいライバーを無理矢理アーティスト、アイドル路線に持っていくな」という物が多い。
確かに今だけで見ると運営の無理なグローバル、メディアミックス展開やアーティスト、アイドル売りなどの運営方針に嫌気を指し、多くのライバーが辞めていっている様に見える。「見える」というか恐らくそれが事実なのだが、それは必ずしも「ホロライブ」にとって悪く無い事だと思う。
例えば今ホロライブの配信を観ている人が10年後、まだホロライブの配信を観ているかというと、その確率は低いだろう。逆にマンガ、アニメ、ゲームなどの色々なメディアに露出していればその分その人が「ホロライブ」というコンテンツに触れている確率は高いだろう。
簡単に言うとそういう事だ。「ホロライブ」というコンテンツを長持ちさせ、より多くの人に触れてもらうには今の運営方針がピッタリ合っているのだ。
こんな事を言うと「長持ち、多くの人に、という前にまずライバーが居なかったら成立しないだろう。ならばもっとライバーの意見を尊重すべきでは?」という意見が出てくると思う。確かにこれにも一理ある。元々「ホロライブ」というコンテンツはライバー(中の人)が存在しないと成立しない。しかし運営としては違うビジョンを持つ人が自分達の保有している箱(ホロライブ)にいるというのは、余り良い事でないだろう。(カバーのビジョンというのはまたいつか詳しく記事にします)他にもライバー同士で方針が違うというのは機動力などが鈍ってしまう為比較的避けたいだろう。
恐らくカバーはグローバル展開、メディアミックス展開を今後も強く推し進め、「ホロライブ」というコンテンツをより強化していく事になるだろう。その度に色々な意見が出てくるとは思う。
しかし、私は「ホロライブ」の一ファンとして運営を信じ、今後「ホロライブ」というコンテンツがどの様になっていくのかを楽しみにしている。
※また後日数字なども使って掘り下げたいと思います。


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