ベーシックインカムを導入すれば失業率の重要性は下がるのかもしれない
最低限の生活をおくるために必要な分のお金を国民に一人ひとりに支給するベーシックインカム。
北欧の国フィンランドでは実験として一定の期間内だけ施行されその結果には賛否両論が分かれています。
そこでそのベーシックインカム、導入されれば今でいう失業率の重要性が下がるのではと個人的に考えています。
労働者の視点からして失業することの一番の問題は収入が途絶えること。そしてその状態が長く続けばやがて貯蓄も途絶え飯を食うことも伴わなくなり野垂れ死に。実際には日本国内にいる限り生活保護や失業保険があるのでそのようになることはそうそうないでしょう。
で、失業率というものは各国々で算出方法が違うわけですがいずれにしても高ければ高いほど良くないということに変わりはありません。
でももしベーシックインカムが導入すれば最低限の生活に必要な分のお金が支給されるわけですが野垂れ死ぬ心配はなくなります。
ということは失業することの一番の問題点が解消されるので失業率の重要性はガクンと下がります。
さらにいえばベーシックインカムが導入されれば労働環境が劣悪であったり法外に低賃金なブラック企業をなくすことができます。なぜなら常に必要最低限のお金があれば労働者はそのような会社で働く必要がなくなるからです。社員がいなければ会社は成り立ちません。
そしてさらにいえば、自分が実際そうだったこともあるのですが現在日本で老若男女問わず大きな問題になっているひきこもり。彼らが行動を起こせない理由の1つとして頭の中が「この先生きていけるのか」といった不安でいっぱいになってしまいそのせいで動けなくなってしまうことがあります。しかしベーシックインカムで生活費が支給されるのであればそのような不安が解消され挑戦、チャレンジができるようになります。「なんでひきこもりなんかにお金を渡さなきゃいけないんだ!」となるかもしれません。しかし感情論では何も解決しません。
もしベーシックインカムを導入するのなら他の社会保障はどうするのかといった議論もいろいろとあります。ですが個人的には導入することを強く望みます。