人間は賢いけど完璧じゃない
人間は賢い。おそらく人間であれば誰でも知っているのではないでしょうか。
しかし賢いからといって他の生物より立場が優れていると言い切れるのでしょうか。
例えばジャコウウシとヌーを比べた場合、毛の量が多いジャコウウシのほうが立場が上だといえるでしょうか。たしかに毛の量がおおいほうが肉食獣に襲われたさいに受けるダメージを軽減することができるでしょう。さらに寒さを防ぐことができます。
しかしこれは勝手に毛の量でという物差しで比べた過ぎずあまり意味がないのではないでしょうか。そもそも暑さが大地を覆うアフリカでそんな身体中に毛を生やしていたところでその暑さのあまり命を落としてしまいます。さらに毛の量が少なくスリムなのであれば速く走ることができるため肉食獣からも逃げることが可能です。
仮に人間が素手でジャコウウシとヌーのどちらと戦って力比べをしたととしても勝つ確率はほぼないに等しいでしょう。それに対処するために人間は賢さを利用して武器を作ったわけですが。
つまりその生物別の能力というのはその生き方に合わせたものであってそれで他の生物と比較して立場の上下を決めても意味がないのでは、と私は思います。
さらにいえば人間の中でも賢さにも差が存在します。賢い人間とあまり賢くない人間が存在します。しかもその賢さの計る基準が違えば一人ひとりの賢さも違ってきます。
科学が得意な人間もいれば芸術に長けた人間もいますし、はたまたアニメをよく観る人はアニメに関する知識が豊富なのではといえます。
...と人間と他の生物の比較について云々書いてきたわけですが。
仕切り直しまして...
たしかに人間は他の生物と比べて賢いです。賢いですがだからといってその賢さが完璧というわけではありません。おそらく以下の記事を見てもらえればわかると思います。
いくら賢いといってもその賢さは必ずしも完璧ということではなく非合理的な部分もあります。他の生物との比較もそうですが、いくら人間が賢いとしてもその賢さの優越感に溺れるのは人間というものをあまりに買いかぶりすぎなのでは、と私は思います。