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白杖のおじいさんと中学生の優しさに心が温まった朝

今朝のことです。白杖を使って歩いているおじいさんに、中学生らしき男の子が寄り添い、白杖を引いて歩道を案内している場面を目にしました。その光景に心がほっこりし、朝からとても清々しい気持ちになりました。

私は以前、視覚障害者支援のための アイサポーター の研修を受け、「白杖SOS」サポートについて学んだことがあります。視覚に障害のある方が困ったとき、白杖を掲げて助けを求めるサインを出すというものです。その知識を得てから、そのサイン以外でも何か些細なことで「いつか自分も力になれたら」と思いを抱いていました。

しかし、ある日。今朝のおじいさんがサポートを申し出たと思われる人に白杖を使っている人に声をかけてサポートしようとしているような場面で、町中に響き渡るほどの大声で怒鳴りつけられる場面を目の当たりにしてしまったのです。それを見てしまった瞬間、私の支援したいという気持ちはすっかり萎んでしまいました。

萎縮する心と再び挑戦する気持ち

何が原因で怒鳴られたのか、その場で何が起きたのかは分かりません。でも、その出来事をきっかけに、「誰かを助けたい」と思っても、またあんなことが起きたらどうしようと不安に感じるようになっていました。

そんな私に、今朝の光景が希望を取り戻させてくれました。
誰かが誰かを助ける場面を見るのは、やっぱりとても気持ちがいいもの。中学生の自然な行動が、おじいさんを支えるだけでなく、私の心も支えてくれました。

これからは、一度の出来事に怖気づかず、またトライしてみようと思います。たとえ小さなことでも、人の力になる行動を積み重ねていきたい。

そんなことを思った、心温まる朝でした。

白杖SOSサポートについて興味を持った方は、ぜひ地域のアイサポーター研修に参加してみてください。
視覚障害のある方にどう声をかけ、どのようにサポートするかを学ぶことで、自分の行動がもっと自然になり、困っている人に安心して手を差し伸べることができます。

小さな勇気がきっと、誰かの大きな力になります。

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