心に残る名作アニメ「カウボーイビバップ 」
カウボーイビバップ
1998年のアニメ。
作画、登場人物、声優、演出、脚本、音楽、ありとあらゆる面で超一流の名作アニメ。
放映前は関係者から渋くて売れない、音楽担当の菅野よう子にもジャズは売れない、などなど散々言われ、テレビ東京で放送したら麻薬だ宗教だ暴力だと題材が問題になり話数の半分以上が放送禁止。
その後WOWOWで全話が放送されて人気となる。
TVアニメ DVD歴代売上枚数ランキングでは14位。
海外人気も高く、アニメ人気投票すれば毎回トップ10には入る作品。
サントラ第1弾は第13回日本ゴールドディスク大賞「アニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞。
テーマ曲のTANKは今ではジャズスタンダードの仲間入り。
人種、肥満、同性愛、盲目、車椅子、イケメン、イケおじ、おばさん、両性具有、人外、出てくる登場人物の幅広さ濃さ。
それでいて今のポリコレのような押し付けがましさなど皆無で、ただただ作品を面白くする要素に過ぎない。
メインスタッフは3人。
監督の渡辺信一郎、脚本の信本敬子、音楽の菅野よう子。
2/3人が女性だからか、男向けのハードボイルドでありながら女が見ても不快にならない女の描写、男に容赦のない女の一面もあり、それでいて男のかっこよさもあり、実に古典的で現代的。
主人公スパイクが使う拳銃ジェリコ941改はモデルガンが発売されて、友達から誕生日プレゼントで貰ったのも良い思い出。
アイキャッチがほぼ毎回異なり、次回予告も毎回遊び心があり演出も違う。
次回予告が面白過ぎて、全話暗唱出来るくらい見直した。
間違いなく人生史上1番見たアニメ。
2009年7月7日には埼玉スーパーアリーナで行われた、カウボーイビバップ由来の音楽集団シートベルツのライヴが行われ、総勢150人の出演者が織りなす超豪華な一夜だった。
幸運にも行けた自分は、衣装を脱ぎ捨て裸足で駆ける彼女——菅野よう子を見る事ができた。
あれは生涯の思い出。
とにかく老若男女、全員に見て欲しい。
日本のアニメでは珍しく、登場人物の年齢設定が高い。
若いなりに見上げるかっこよさ、老いたなりに見える青いかっこよさ、男から見て目指したいかっこよさ、女から見て馬鹿げたかっこよさ、とにかく笑えて痺れて楽しめる超名作アニメ。
自分はこれを見た後に、何年かアニメを見たが、結局本作を超えるアニメは出てこないんだなと思い知りアニメを見るのをやめてしまった。
2024年3月には、世界的に有名な対戦ゲームOverwatch2とコラボ。
また、今年の12月6日と7日には、世界的に有名なジャズフェスティバル、モントルージャズフェスティバルの日本版が開催され、そこにカウボーイビバップの音楽を引っ提げて菅野よう子とシートベルツが出演決定。
勿論、チケットは予約済み。
1998年の衝撃が、2024年の今なお止まらないアニメ。
これを見て、特製青椒肉絲を一緒に食べよう。
3,2,1,Let's JAM!
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